宇宙戦艦ヤマト
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この項目では、TVアニメについて説明しています。

同作の主役を務める架空の宇宙戦艦については「ヤマト (宇宙戦艦ヤマト)」をご覧ください。

シリーズ作品全般については「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」をご覧ください。

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宇宙戦艦ヤマト
ジャンルSFアニメサイエンス・ファンタジーダーク・ファンタジー
アニメ:宇宙戦艦ヤマト
原案西崎義展
監督松本零士
脚本藤川桂介田村丸山本暎一
キャラクターデザイン岡迫亘弘
メカニックデザイン松本零士、スタジオぬえ
音楽宮川泰
製作読売テレビ
第一放映
オフィス・アカデミー
放送局読売テレビ
放送期間 1974年10月6日 - 1975年3月30日
1979年9月17日 - 1980年3月10日
話数全26話
その他企画時では全52話、放送開始時では全39話の予定だった。
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ漫画ゲーム
ポータルアニメ漫画文学ゲーム

『宇宙戦艦ヤマト』(うちゅうせんかんヤマト)は、1974年読売テレビの制作により日本テレビ系列放送されたSFアニメ[1]および、1977年に劇場公開された総集編のアニメーション映画作品。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の第1作目である。通称「一作目」「ヤマト」「ヤマト1」「パート1」。

西暦2199年、異星人ガミラス帝国による侵略で滅亡の危機に瀕した地球を救うため建造された恒星間航行宇宙戦艦「ヤマト」の遠大な旅と戦いを描く。
概要

戦争としての戦闘の描写、その中で繰り広げられる人間ドラマと主人公の成長やSF的ガジェットなどの詳細な設定は、放映当時(1970年代)のアニメーション作品としては斬新な試みが取り入れられた連続作品である。

当初は同時間帯に放送されていた『アルプスの少女ハイジ』(フジテレビ)、『猿の軍団』(TBS)などの影響もあって視聴率が低迷。本来の予定回数(全39話)[2]から全26話に短縮された。

しかし、再放送などで改めて注目され、再編集した劇場映画が公開される頃までには社会現象とも言える大ブームとなっていた。子供のものと思われていたアニメ作品に中・高校生から青年層までの幅広い視聴者が存在していたことを広く示すことになった。その後の『銀河鉄道999』『機動戦士ガンダム』『超時空要塞マクロス』『新世紀エヴァンゲリオン』に至るアニメブームの先駆けとなった。

映画レコード小説漫画アニメ雑誌ラジオドラマキャラクター商品など、アニメビジネスにおいて多くの足跡を残した。後にビデオCDLDDVDテレビゲームなどもリリースされている。続編やリメイク作品(『宇宙戦艦ヤマト2199』)も制作された。

本作品の著作のクレジットはオフィスアカデミーであり、小説や漫画などの形で先行した、いわゆる原作(漫画、小説)は存在しない[3]。(詳細は「宇宙戦艦ヤマトシリーズ#知的財産権に関する特記」参照)。
ストーリー

2199年、地球は謎の異星人国家・ガミラス帝国の侵略を受けていた。冥王星に前線基地を建設したガミラスは、地球に対して遊星爆弾による無差別攻撃を加え続け、海は蒸発して地球は赤茶けた姿に変貌し、放射能汚染で地上の生物は死滅する。人類は地下都市を建設し、地球防衛軍を結成して抵抗を続けていたが、地球の科学力ではガミラス軍の撃退も地球環境の修復もできず、地下都市にも放射能汚染が進行し、人類滅亡まであと1年と迫っていた。

そんな中、外宇宙から飛来した1隻の宇宙船火星に不時着し、通信カプセルが回収される。その中には、地球から14万8000光年離れた大マゼラン星雲にあるイスカンダル星から地球に宛てた、「放射能除去装置 コスモクリーナーDを受け取りに来るように」とのメッセージと、外宇宙航海に必要なワープを可能とする波動エンジンの設計図が納められていた。

地球は、太平洋戦争末期の坊ノ岬沖海戦沖で撃沈され九州沖の海底に眠る日本海軍戦艦大和」を隠れ蓑に似せて建造した宇宙船にこの波動エンジンを搭載し、コスモクリーナーDの受領のための宇宙戦艦ヤマト」として完成させる。沖田十三を艦長とし、古代進島大介森雪などの乗組員を乗せ、イスカンダル星に向け、1年という限られた猶予の中、宇宙戦艦ヤマトは人類最後の希望を託されて往復29万6千光年の旅に発つ。

ガミラス冥王星前線基地を撃破して太陽系を離脱したヤマトは、宇宙機雷やガス生命体などのガミラスの罠や、原始星団などの自然現象を突破して銀河系外へと踏み出す。一方、ヤマトの存在を目障りに思い始めたガミラス総統デスラーは、将軍ドメルにヤマト討伐の任を与える。次元断層で一戦交えてヤマトを強敵と判断したドメルは、ヤマトの航路の中間地点バラン星までヤマトを誘い込み、バラン基地ごと撃破する作戦を立案・実行するが、作戦内容に反発した部下の密告により失敗し、基地のみを失ってしまう。そのため、ドメルは死刑宣告を受けるが、デスラーはこの処刑執行を握り潰す。

デスラーの温情により最後のチャンスを与えられたドメルは瞬間物質移送器を装備した小型円盤型の旗艦を駆り、三段空母3隻・戦闘空母1隻からなる艦隊を率いて、ヤマトと七色星団での決戦に臨む。ヤマトは瞬間物質移送器を使った空母艦載機のワープによる奇襲攻撃に苦戦し、ドリルミサイルで切り札の波動砲を封じられて内部から爆破されかねない窮地に立たされるが、ドリルミサイルの排出と爆発で逆に敵艦隊を撃滅する。生き残ったドメルはヤマト第三艦橋へ接舷し、沖田と言葉を交わした後、ヤマトを巻き込み自爆する。辛うじて生き延びたヤマトだったが、その犠牲は大きく、戦死した乗組員の宇宙葬を行い、再びイスカンダルへ進み始める。

ヤマトはついに大マゼラン星雲まで辿り着くが、そこにはイスカンダル星だけでなく、二重惑星であるガミラス星もあった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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