この項目では、小説家の宇佐美まことについて説明しています。法学者の宇佐美誠については「宇佐美誠」をご覧ください。
.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}宇佐美 まこと(うさみ まこと)
誕生1957年??月??日
愛媛県松山市
職業小説家
ホラー作家
推理作家
言語日本語
国籍 日本
最終学歴松山商科大学(現・松山大学)人文学部卒業
活動期間2007年 -
ジャンルホラー小説
推理小説
ファンタジー
主な受賞歴『幽』怪談文学賞短編部門大賞(2006年)
日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門(2017年)
デビュー作『るんびにの子供』(2007年)
公式サイト怖がる力
宇佐美 まこと(うさみ まこと、1957年[1] - )は、日本の小説家、ホラー作家、推理作家。松山市在住[2]。目次 愛媛県松山市に生まれ育つ[3][4][5]。生まれたのは重信川と石手川に挟まれた田園地帯だった[6]。 松山東雲高等学校[6]、松山商科大学(現・松山大学)人文学部卒業[4][7]。 小学生の時からホームズや、ルパンなどが好きで、大学時代は1日1冊のペースで小説を読んだ[6]。40代から書き始め、松山市の「坊ちゃん文学賞」などにも応募[6]。 2006年、「るんびにの子供」でメディアファクトリーが主催する第1回『幽』怪談文学賞〈短編部門〉大賞を受賞する[3]。子育てが一段落した50歳の時だった[6]。 2007年、同作を含む短編集『るんびにの子供』がメディアファクトリー〈幽ブックス〉より刊行、小説家としてデビューする[8]。 2017年、ミステリー小説『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉を受賞する[9][10]。8月7日、母校松山大学の温山会にて「第20回温山会功績表彰式」で表彰される[7]。 2020年、『展望塔のラプンツェル』で第33回山本周五郎賞候補。 幻想小説や怪奇小説の世界に足を踏み入れるきっかけとなった作品として、エドガー・アラン・ポー「黒猫」を挙げている[11]。レイ・ブラッドベリやスティーヴン・キング、トマス・H・クックの作品からも影響を受けたとしている[11]。お気に入りの作品として、小池真理子『水無月の墓』、森見登美彦『きつねのはなし』、荻原浩『押入れのちよ』、三浦しをん『むかしのはなし』、道尾秀介『鬼の跫音』を挙げている[11]。 川に囲まれた田園地帯で生まれ、夜は外に出るのが怖く、「エンコ(カッパ)が飛び込む」と言われてきた池があった。作品にはそんな原体験も生かされているという[6]。 地方都市で主婦として生きてきた経験を生かした、人間の負の側面を怪談へと導く作風が特徴。市井の人々に潜む暗い情念を書くことを得意としている。いつもの風景の中に潜んでいる怪異を通じて、人の心の暗部を巧みに浮き彫りにする才能が高く評価されている[12]。 ミステリ評論家の千街晶之は、「作風の特色は、人間心理の歪みから生じた隙に怪異が忍び寄って居場所を見つけるプロセスの丁寧な描写にある」と述べている[13]。 『入らずの森』の文庫化に際しては、小説家の京極夏彦、文芸評論家の千街晶之や東雅夫から賞賛の言葉が寄せられた[14]。 本名は村上香[7]。家族は4歳上の夫[6]と、娘[6]がいる。 普段は作家、夫が経営する船会社代理店[6]の経理、孫の世話等と何役もこなしている[7]。
1 来歴
2 影響を受けた作家と作品
3 作品の特徴・評価
4 人物
5 作品リスト
5.1 単行本
5.2 アンソロジー
5.3 単行本未収録作品
5.4 エッセイ
6 脚注
7 参考文献
8 外部リンク
来歴
影響を受けた作家と作品
作品の特徴・評価
人物
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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