孫松
呉
射声校尉・都郷侯
出生不明
死去黄龍3年（231年）
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字子喬
主君大帝

孫 松（そん しょう、? ? 231年）は、中国後漢末期から三国時代にかけての呉の武将。字は子喬。父は孫翊。伯父は孫権。
生涯

人との交わりを大切にし、財産を惜しみなく人々に与えて施しを好んだ。宗族の中でも特に孫権に可愛がられた。射声校尉・都郷侯となった。

巴丘の軍の司令官であった時、何度か陸遜に対し自分の施策についての可否を尋ねた。黄龍元年（229年）、真面目に兵士達を訓練していなかった事を犯したため、陸遜は係の役人を?刑（頭髪を剃る刑）に処している。また陸遜が孫松を面責すると、孫松は不平な顔色を示した。陸遜が、孫松の不平が少し解けたのを見て「君が私の見識の狭さも意に介さず、施策についての可否を尋ねるためによく訪れるので、私はただありのままの進言を尽しているのです。なのにどうして君は顔色を変えたりするのか」と尋ねると、孫松は笑いながら「ただこの様な事をしでかした自分に腹を立てているだけです。どうしてあなたを怨む事などあるでしょう」と述べたという。[1]

黄龍3年（231年）に亡くなった。

蜀漢の諸葛亮は、兄の諸葛瑾に送った書の中で「東の朝廷の厚遇を受けた事もあり、呉国の若い方々には親しい感情を持っていました。中でも子喬（孫松）どのは立派な器量であり、その逝去に対し心痛めております。かつて私が子喬どのにいただいた贈り物を見ると、感極まって涙を留めえません」と孫松の死を悼んでいる。これは諸葛亮が、養子の諸葛喬から孫松の事を色々尋ね聞いていたからだという。
出典^ 『呉録』

参考文献

『三國志』宗室伝

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更新日時:2019年1月12日(土)19:53
取得日時:2019/08/08 11:33