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学生証(がくせいしょう、英: Student ID、独: Studentenausweis、伊: Tessera studentesca、西: Carnet de estudiante、仏: Carte d'etudiant)とは、学校が学生や生徒(在籍者)各々に対して交付する在学を証明する文書である。
一般に学生生徒が校内において常時携帯するための証明書であり、相手方に提出出来る文書としての「在学証明書」 (Student registration certificate) も、これとは別に存在する。 学生証は、学生・生徒の身分証明書である。多くの場合、身分証明欄には、学生・生徒の氏名・住所・生年月日・証明写真、学校名、校長または学長名と職印、そしてその証における有効期限が記載される。一般的に児童である小学生については名札で代用するため学生証を持たない場合が多く(後述参照)、中学生や高校生は生徒手帳を学生証として使用する。学生割引(学割)のサービスを受ける際には学生証の提示を求められることが多い。 学校によっては、通学証明書
概要
児童については、一部の私立小学校(立教小学校、立命館小学校など)では「児童証」を交付しているが、事例は多くない。交付されていない場合で在学証明が必要なときは学校の名札で代用することが多かった。しかしながら現在は個人情報保護などの観点から名札を廃止したり学年を限定(1年生のみなど)している小学校も多く個別に在学証明書を取得するなどした場合を除き学校名のわかる証明はないことが多い。なおパソコンソフトのアカデミック版を買うときでは名札は在学証明として認められないこともあり、健康保険証で代用する場合や[1]、メーカーによっては専用の申請書の提出が必要になることもある[2]。携帯電話の割引なども健康保険証などにより年齢が確認出来れば義務教育ゆえにどこかの小学校には通っているであろうと判断されその効力を受ける。鉄道やバス、映画館などでは自己申告で小学生料金とする場合が多い。 主に大学生以上に交付されるものを言い、帯状の厚紙を二つ折りまたは三つ折りにしたにしたものが多い(1990年代からはプラスチック製でカードサイズのものが登場した)。学校毎に形態は異なるが、基本的には氏名、学校名、学部学科名、学籍番号(学生ID)などが記載される。学内図書館を利用する際には入館及び貸出カードとして使い、その他駐車場や各種書類発行機などの学内施設を利用する時にも必要な場合がある。一部の中学校や高等学校でも生徒手帳に代わりカード型の生徒証を採用している。 近頃は学生証にクレジットカード機能を持たせたり、さらにICカードや電子マネーなどと一体化させることで、予めお金をチャージさせてプリペイドカード(プリペイド式電子マネー)として使えたり[3]、果ては欠席の多い学生への指導や代返を阻止するため出欠確認に使用する(長野大学)など、その使用方法はどんどん多彩になっている。 国立大学の学生証の場合、「公的機関が発行した身分証明書」と見なされた時代があったが、国立大学法人化されて以降は、この扱いはなくなった。 たいていは中学校で初めて交付される。一般にポケット手帳ほどのサイズ(B7判)で、1ページ目には学校名、生徒の氏名、担任の氏名などが記載され、2ページ目以降には教育理念や校則、校歌などが記載されている。またメモ欄やアドレス帳、時間割や予定表、欠席伝言欄、緊急連絡先の記入欄など様々な機能が付随しているものもある。また、最近ではインターネットのを使う際のモラルなどに関する項目がある。表紙あるいは裏表紙に在学証明欄があり、在学中はここで身分を証明する。生徒手帳にはカバーが付けられているものが多く、一般に表紙には学校名や校章が印刷されている。また、裏表紙には在学証明欄を見ることができるように窓が付いているものもある。公立校では本人写真が貼付されていない場合が多い(写真欄がない)。 学校によっていろいろな形式があり、身分証明書(在学証明・生徒証)と一緒になったものや、証明書は別で校則などを書いた手帳で証明書を一緒に持つものなどがある。
学生証
生徒手帳愛知県春日井市立高蔵寺中学校のものの表紙