「学生街の喫茶店」
GARO(ガロ) の シングル
初出アルバム『GARO2』
B面美しすぎて
※リリース当時はA面
リリース1972年6月20日
規格7インチレコード
ジャンルフォークソング
歌謡曲[1]
時間6分58秒
レーベル日本コロムビア / DENON
作詞・作曲
山上路夫(作詞)
すぎやまこういち(作曲)
プロデュースミッキー・カーチス
ゴールドディスク
1973年度日本有線大賞・新人賞
チャート最高順位
週間1位(オリコン)
1973年度年間3位(オリコン)
GARO(ガロ) シングル 年表
地球はメリーゴーランド
(1972年)学生街の喫茶店
(1972年)涙はいらない
(1972年)
公式音源
「学生街の喫茶店」
「学生街の喫茶店」(がくせいがいのきっさてん)は、GARO(ガロ)の3枚目のシングル。1972年6月20日に、日本コロムビアのDENONレーベル(マッシュルームレーベル)から発売された。マイク眞木「バラが咲いた」と同様に職業作家による「フォークソング風歌謡曲」で[1][2]、歌詞は1968年のパープル・シャドウズ「小さなスナック」に似ている[1]。 セカンドアルバム『GARO2』からのシングルカット。リリース時は「美しすぎて」がA面、B面が「学生街の喫茶店」というスタイルであった。 レコード発売は1972年6月20日であったが、7月にTBSラジオ『ヤングタウンTOKYO』の「今月の歌」にB面の「学生街の喫茶店」が選ばれた。ただ発売間もないレコードのB面推しということで関係者は困惑したという[3]。 ガロ最大のヒット曲であり、1970年代の学生文化を象徴する楽曲として高い評価を得る反面、和製CS&Nと呼ばれた高い音楽性を誇るグループのイメージにそぐわない歌謡曲作品が代表曲となったことにメンバーは葛藤を抱えていた[4]。 『第24回NHK紅白歌合戦』でも本楽曲を披露[5]。当時のフォークグループとしては、紅白出場歌手に選出されたこと自体も珍しいことであった。 1976年に、教育芸術社発行の高校の音楽教科書『高校音楽1』に「学生街の喫茶店」が掲載された[6]。 2023年7月現在、ガロのメンバーの中で大野真澄のみ存命であるため、ひとりでテレビに出演して「学生街の喫茶店」を披露することがある。 楽曲の舞台となった喫茶店は東京・御茶ノ水の中央大学付近にあった喫茶店『丘』など諸説があったが、作詞者の山上路夫は具体的に参考にした店はないとしている[7]。また、山上自身に大学生活の経験はない。 作曲は、1980年代以降にテレビゲームソフト『ドラゴンクエストシリーズ』のゲームミュージックを手がけたすぎやまこういちによる。上記の第24回紅白ではガロの出演時、指揮者として出演を果たしたほか、間奏で演奏される楽器「コール・アングレ」についてもアナウンス解説者によって紹介された。 1972年6月20日に、日本コロムビアのDENONレーベル(マッシュルームレーベル)から、7インチレコードで「美しすぎて」として発売された。1972年12月前後からジャケット写真はそのままに「学生街の喫茶店」のタイトルが目立つようにレイアウト変更されたリニューアル・ジャケット盤に切り替えられていった。 発売は日本コロムビアであったが、原盤権はアルファミュージック(旧:アルファレコード)が所有している関係で、復刻盤CDはソニー・ミュージックエンタテインメントの関連子会社「ソニー・ミュージックダイレクト」から発売されている[注釈 1]。
背景
制作
リリース
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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