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学校へ行こう!
GROOVY AFTER SCHOOL
ジャンルバラエティ番組
演出合田隆信
『学校へ行こう!』(がっこうへいこう、英名:GROOVY AFTER SCHOOL)は、1997年10月16日から2005年3月15日までTBS系列で日本時間の毎週火曜日20:00[注釈 1]から放送されていたバラエティ番組、ドキュメントバラエティである。2005年4月19日からは『学校へ行こう!MAX』に改題し、2008年9月2日まで放送された。
その後、2015年11月3日に『学校へ行こう!2015』と題して、約7年ぶりに復活特別番組として放送された[1][2]。2021年10月26日には、6年ぶりに『学校へ行こう!2021』と題して放送され、これをもって『学校へ行こう』シリーズが完結[3]。
本稿では2017年から2020年まで年1回の特別番組として放送されていた後継企画『V6の愛なんだ』(ぶいしっくすのあいなんだ)についても記載する。 ☆---『学校へ行こう!2015』にスタジオ出演。 ○---『学校へ行こう!2021』に出演。
概要
合言葉は「学校を楽しくしよう」。学生たちの悩みや疑問を調査・解決という趣向で、V6メンバーが直接学校などへロケに出向いて学生や素人と様々な企画を行った[4]。
企画内容は主に中学生・高校生を中心とした学生や若者を応援するもので、現代の学生をとりまく環境や話題にスポットを当てつつ、個性的な学生・若者たちの姿を伝えた。強烈なキャラクターをした学生や若者が数多く登場し、「みのりかわ乙女団」などの派生企画でほぼレギュラー出演した者も居たが、番組の長期継続化につれ、次第に学校や学生とは無関係の企画も増えた。
スタート当時はの毎週木曜日の19:00(JST)からの放送で、1999年4月に『見ればなっとく!』(一部地域はローカル番組)との枠交換により、火曜20時台に移動した。枠移動後は高視聴率を記録することが多く、全盛期には20%を越え、TBSの看板番組へと成長した。最高視聴率は2000年9月5日に記録した23.3%。
2004年頃からは人気企画が軒並み終了し、裏番組の日本テレビ系『踊る!さんま御殿』に視聴率で追い抜かれることが多くなった。この年にPTAが行った「好きな番組アンケート」においても、中学2年生の部門で首位をフジテレビ系『はねるのとびら』に明け渡すなど、人気に陰りが見え始めた。
その結果、2005年4月19日からは『学校へ行こう!MAX』としてリニューアルされることとなった。
出演者
MC
みのもんた☆○(みのりかわ学園校長)
レギュラー
V6☆○
坂本昌行
長野博
井ノ原快彦
森田剛
三宅健
岡田准一
渡辺満里奈☆○
つぶやきシロー(1997年10月 - 1999年3月)
加藤あい(1999年4月 - 2001年3月)
ビビアン・スー(加藤とほぼ同期)
上野未来(2001年4月 - 2003年3月)
サエコ (現・紗栄子)☆○(2003年4月 - 2005年3月)
夏帆☆○(2005年4月 - 2008年9月) - 後番組『学校へ行こう!MAX』より出演。
主なコーナー
未成年の主張(1997年12月 - 2004年5月、2015年11月3日)
当番組の看板コーナーであり、学校の屋上で生徒が思いのたけを叫び、V6メンバーのうち2人[注釈 2]が見守る。ドラマ『未成年』を見たおちまさとが考案した。看板コーナーという事もあり、このコーナーに登場したことがきっかけで他のコーナーが誕生したり、出演する事が多かった。BGMにはカーペンターズ の楽曲を使用(コーナーオープニングは『Top of the World』[注釈 3]、コーナーエンディングは『Yesterday once more』または『青春の輝き』)。ナレーションは声優の小野坂昌也。主張する人は、基本的に中学・高校の生徒や教師、及びその家族であった。時折、際どい下ネタやテレビ放送が難しい過激な主張もあり、それを叫ぼうとした瞬間に次の人に移ってしまう演出がなされていた。毎回ラストに放送される主張は、愛の告白が定番だったが、誰かへの謝罪や感謝などの時もあった。サンタクロースを信じる女子生徒が実在を問いかける主張をしたこともある。自己紹介の時にメンバーに女、もしくは男と言っていた生徒が主張する時に実は男、女だと言ってびっくりさせる生徒[注釈 4]や長身の女性教育実習生と自己紹介していた教育実習生が実は小学6年生と明かしてメンバーを騙してびっくりさせられた事もあった。芸能人版「芸能人の主張」も放送され、『ファイトTV24・やればできるさ!』では生放送でTBS旧社屋にあったTBSホールの舞台の上から主張した。「芸能人の主張」以外にも、派生コーナーとして「ニッポン人の主張」「浪人生の主張」「17歳の主張」「夏休みの主張」等が放送され、これらの多くはクイーンズスクエア横浜や川崎ルフロン前で行われた。また、TBS系列局が無く、本番組がネットされていない福井県・秋田県において、「福井県の主張」「秋田県の主張」が放送されたことがある。後期には、不定期で「小学生の主張」が放送されており、小学生時代の山室光史やつのだ☆ひろのはとこが出演したことがある。また、山室が出演した放送の回は「小学生の主張」が初めて放送された回でもあり、平成生まれの生徒が初めて主張した。2015年11月3日放送の『学校へ行こう!2015』で、宇都宮市立田原中学校を舞台に復活。2000年代および21世紀生まれの生徒が初めて主張した[5][6]。このコーナーは『V6の愛なんだ』にも引き継がれている。
体育館裏の主張(2000年5月 - 8月)
「未成年の主張」の派生コーナー。体育館の裏で誰にも言えない秘密を指定した人物に告白する。
校庭の中心で、愛をさけぶ(2004年7月 - 2005年3月)
「未成年の主張」の派生コーナー。元ネタは映画『世界の中心で、愛をさけぶ』。校庭で愛の告白など思いのたけをぶちまける。
パラパラ漫画選手権(1997年12月 - 1998年4月)
教科書やノートなどに書いたパラパラ漫画を紹介するコーナー。当初ノートに書かれていたが、大作になるにつれ教科書も使う応募者が出てきたため、視聴者からの抗議により終了。なお、後に放送された『爆笑問題のバク天!』において「パラパラ日本昔ばなし」という類似企画が放送されていた事がある。
GO森田シリーズ
風紀刑事 GO森田
ハードボイルド教師 GO森田(1998年9月 - 1998年12月)
ハードボイルド王子 GO森田IV世(1999年8月 - 11月)
ハードボイルド教師刑事 GO森田(1999年1月 - 12月)
ハードボイルド外泊刑事 GO森田(1999年12月 - 2000年3月)
サイキック教師 GO森田(2000年4月 - 2001年2月)
スタイリスト巡査 GO森田(2001年1月 - 2002年7月)
体当り戦士少年オカダ(1998年4月 - 1999年9月)→青年オカダ(2001年6月 - 9月)
ヒーローに扮した岡田が、少年少女に勇気を与えるという名目で、あらゆるものに体を張って挑戦する。岡田の扮装や登場シーンは明らかに『キカイダー01』の主人公・イチローを意識しており、タイトルバックやBGMにも『人造人間キカイダー』『キカイダー01』のBGMが使われていた。コーナーOPにナイト・レンジャーの「Don't Tell Me You Love Me」、コーナーEDにポリスの「Every Breath You Take」が使われていた。派生キャラクターとして、坂本が演じる「中年サカモト」(登場シーンのBGMは「ラジオ体操第1」)、ゲストとして出演したKinKi Kidsの堂本剛が演じる「ラブラブ戦士少年ツヨシ」が登場したこともある。尚、2010年10月から2011年3月まで『爆問パニックフェイス!』にて『少年オカダ』の類似企画が放送されていた。
どこ行くんですか?ゲーム(1999年8月 - 2003年3月、主に特番時に放送)
2人コンビで街角の人に声をかけ、その人がこれから行く場所に行き、それを繰り返しながら目的地を目指し、3チームで豪華ディナーを争う。持っている荷物の量、「これから行くところはここから近いですか?」等と、行く場所(地名・建物名)を言わせないような遠まわしな質問をする等して判断し、大丈夫だと思ったら「これから、どこ行くんですか?」と質問する(質問中に行く場所を言われてしまった場合は、強制的にそこに行かなければならない)。目的地は東京都内や近郊が多かったが、声をかける人によっては大阪や福岡など全く違う場所に行かなければならなくなり、東京に戻るべく話しかけているとさらに遠い場所(沖縄、札幌)に行かなければならなくなり、事実上ゲームから離脱した状態になるチームもあった。中には調布飛行場に向かう人に話しかけてしまい、伊豆大島に飛ばされたケースもある。アメリカ編では岡田・井ノ原コンビが国境を超えてメキシコに飛ばされるという事態にまで発展した。あまりにも遠い場所に飛ばされた場合、都心に戻るために「駅(または空港)に行きたい」などと誘導する様な言い方をすることも少なくなかった。ゴール目前まで着いても、そこから逆戻りになることも多々あった。派生版として「誰か行ってくれませんか?ゲーム」「食べ物しりとりゲーム」「おいくつですか?ゲーム」「何人と付き合いましたか?ゲーム」「どこいるんですか?ゲーム」「今から引越しませんか?ゲーム」「一番好きな○○(ラーメン屋、焼肉屋、温泉)はどこですか?ゲーム」「いま、会いにゆきますか?ゲーム」など多くのゲームが行われた。中でも「今から引越しませんか?ゲーム」は、街中で引越しを希望する人を探すところから始まり、その日のうちに物件探し・荷造り・新居へ荷物の移動を行い、最後に引越し蕎麦の手配まで行うという大掛かりなものだった。
3年B組金八先生 生徒役オーディション(1999年8月 - 9月)
『3年B組金八先生』(第5シリーズ)への出演を目指し、独自で生徒役を発掘するコーナー。秋元三佳は不合格だったが、後に『金八』の本オーディションで合格し不良役で出演。