学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
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学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
著者坪田信貴
イラスト飯塚昌太(写真)モデル:石川恋
発行日2013年12月27日
発行元KADOKAWA
ジャンルノンフィクション
日本
言語日本語
形態四六判
ページ数320
公式サイト ⇒ビリギャル公式サイト
コードISBN 978-4-04-891983-8

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学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
[文庫特別版]
著者坪田信貴
発行日2015年4月10日
発行元KADOKAWA
ジャンルノンフィクション
日本
言語日本語
形態文庫
ページ数240
公式サイト ⇒ビリギャル公式サイト
コードISBN 978-4-04-865095-3

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『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(がくねんビリのギャルがいちねんでへんさちをよんじゅうあげてけいおうだいがくにげんえきごうかくしたはなし)は、坪田信貴[1][2][3]によるノンフィクション作品[4]、およびアスキー・メディアワークスにより2013年に書籍化された同名の書籍である[5]。略称は「ビリギャル」[6]

2015年5月に土井裕泰監督、有村架純主演により『映画 ビリギャル』と題して映画化され[6]、映画公開に先立って2015年4月10日に文庫特別版が刊行された[7]
概要

素行不良のギャルであり、高校2年生で小学4年生程度の学力しかなかった少女・さやかちゃん(小林さやか)が、坪田の指導を受け、周りと助け合い学力偏差値を上昇させ慶應義塾大学総合政策学部に現役合格するまでを描いた実話[8]。書籍は2013年発行だが、モデルとなった女性は2014年時点で26歳であり、その高校時代のエピソードである[8]

2015年5月現在、累計発行部数は100万部超[9]。表紙カバーに起用されている女性はモデル石川恋であり、「さやかちゃん」本人ではない[10]
あらすじ

幼い頃から学校に馴染めず転校を繰り返していたさやかは、ある日の下校中、とある中学校の制服に目を奪われる。それを眺めていた母親が、その中学校ならエスカレーター式に高校や大学にあがれるため、ずっと好きなことをやって楽しくいられるから、と言って進学を勧める。それを聞いたさやかは、即入学を決め晴れて入学し、その後同じクラスのおしゃれ集団と仲良くなった。彼女らと行動するにつれスカートの丈は短くなり、化粧は濃くなり、勉強もせずに遊ぶ生活が続いていった。そのため高校では一番出来の悪いクラスに入れられ、授業中にもかかわらず雑誌を読んだり化粧をしながら日々を過ごし、挙句の果てには担任にクズ呼ばわりされる始末となっていた。

そんなある日、担任がさやかのバッグからタバコのケースを発見し、自宅謹慎になる。ちょうど夏休み前だったこともあり、頭髪を金髪にした。そんな時、母からある塾の広告を見せられ、塾に通うことになったが、入校テストでは塾の担任もお手上げの回答ばかり。ただ、とりあえず目標を持たなければいけないと言われ、半ば強引に志望校を慶應義塾大学にした。ろくに勉強をしてこなかったさやかだが、真剣に向き合ってくれる先生や、同じ塾にさやかと同じタイミングで入ってきた弁護士を目指すゲーマーのれいじと一緒に勉強することで、意欲を増してゆく。また、クラス担任に「慶應大学を受ける」と宣言して馬鹿にされ、受かったら校庭を裸で逆立ちして歩くと約束され、より一層意欲を増すのであった。
受験

名古屋のお嬢様学校(SSKの3校はいずれも学力偏差値60台の進学校)に中学校受験で合格、当時は4教科ではなく国語算数の2教科だった。高校2年生の夏に大学進学を考える母親に連れられて個別指導学習会に入塾した時点で、学年でビリの偏差値30以下。週に3回夏期講習に通い夏休みの最後を友達と遊ぶという、遊びと勉強の両立を行うようになった。夏休みの間に中学校英語に関しては復習を終わらせ、学習漫画学研まんが『日本の歴史』を読み始めた。夏期講習受講後の2学期からは勉強に集中し週4回塾に通った。

河合塾第2回全統記述模試(記述・論述式)で英語の全国偏差値は70.4になるも、慶應義塾大学の合格判定はE判定。辞書で単語を覚える、学習漫画を読み込む、2006年1月23日ライブドア社長の堀江貴文が逮捕された事件などについて話し合うなど思考力を高めていった。高校3年生に上がる頃には、「無制限コース」という日曜を除けば塾へ毎日来られる学習コースを、百数十万円を前払いして受講。

最初から適性があり小論文が得意だったこと、英語の試験においても文章読解力が必要で文学部の過去問を9割以上取ることが出来るなど相性の良い慶應義塾大学等、センター試験を利用せず受験科目が少ない入学試験に的を絞る。

慶應義塾大学 文学部 偏差値70前後{外国語(コミュニケーション英語基礎・コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語II・コミュニケーション英語III・英語表現I・英語表現II)、(ドイツ語フランス語中国語のうち1科目選択)、地理歴史世界史B日本史Bのうち1科目選択)、小論文(資料を与えて、理解と表現の能力を総合的に問う。)、第2次試験の面接試験は行わない}

慶應義塾大学 総合政策学部 偏差値70前後{外国語((a)コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語II・コミュニケーション英語III・英語表現I・英語表現II、(b)(a)+ドイツ語、(c)(a)+フランス語 の(a)、(b)、(c)のうち、いずれか1つを選択する)。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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