孤立した言語
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孤語」あるいは「孤立語」とは異なります。
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出典検索?: "孤立した言語" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年1月)

孤立した言語(こりつしたげんご、language isolate、isolated language)とは、現存する他の言語比較言語学的手法による系統関係が立証されておらず、他の言語と共通する祖語を再建できない言語である。

孤立言語とも言うが、古典的な言語類型論における形態論的な分類の一つである孤立語(こりつご、isolating language)とはまったく異なる概念である。
概要

孤立した言語の事例として、アイヌ語バスク語ブルシャスキー語ギリヤーク語[1] などが挙げられる。

孤立した言語は下位言語が1つだけの語族と捉えることもできる。従ってその言語の下位方言を個別の言語とみることによって、孤立した言語でなくなる場合がある。例えば、日本語は他の言語と系統関係を見いだせない孤立した言語とされていたが、近年は琉球諸語を別言語と認定する見解も一般的になり、その場合は琉球諸語や八丈語とともに日琉語族とされる。

ある言語が他の言語と系統関係があるかどうかは言語学者により見解が異なる場合があり、下の一覧に挙げる言語も何らかの語族と系統関係が見いだされる(すなわち、孤立していない)と主張されることもある。

なお、しばしば未分類言語と混同されるが、未分類言語はそもそもデータ不足等で分類作業が困難な言語を指し、孤立した言語とは別の概念である。

孤立した言語の分布地域は世界的にみると比較的限定されており、それは新石器時代以降の文明の中心都市からすると周辺地域ないし孤立地域に属している[2]アフリカや、ユーラシアの中心部やヨーロッパなどの地域における諸言語の分布は相対的に等質的であり、また系統関係もかなり詳細まで判明している。地理的な孤立地域における孤立した言語の例としては、ヨーロッパではピレネー山脈のバスク語のみであり、またインド亜大陸ではパキスタン北部山岳地帯のブルシャスキー語インド中央部のニハリ語ネパールクスンダ語がある程度である。
下位方言ではなく下位言語と見なすようになり孤立とは見なされない語族

以前は下位方言と見なされていたが、研究の進展により、下位言語へ改める見解もあり、その場合には、複数の言語を持つ語族となり、したがって孤立と見なさない。例として、

日琉語族日本語琉球諸語八丈語

朝鮮語族朝鮮語済州語

カルトヴェリ語族グルジア語メグレル語スヴァン語ラズ語

孤立した言語の一覧

(英語でのアルファベット順)
アフリカ

言語地域母語者数備考
バンギメ語マリ3,500 (2017)
シャボ語エチオピア400 (2015)
ハヅァ語タンザニア1,000人 (2012)かつては「コイサン語族」に含まれていた。
ジャラー語ナイジェリアバウチ州0 (2010)危機に瀕する言語
ラール語チャド750 (2000)ニジェール・コルドファン語族に挙げられる場合がある。
サンダウェ語タンザニア・ドドマ州6万±3万 (2013)クワディ・コエ語族とともに「コエ・サンダウェ語族」を成すとする説がある。

ユーラシア

言語地域母語者数備考
アイヌ語日本北海道他2危機に瀕する言語
バスク語スペインフランスバスク地方75万 (2016)紀元前1世紀頃使われていたアクイタニア語が直接的な先祖に当ると考えられている(バスク語族)。またイベリア語との関係を主張する言語学者もいる。西ヨーロッパの基層言語と推定する説もある(バスコン語基層説)。ある言語学者はコーカサス諸語との関係を指摘するが反論がある。
ブルシャスキー語パキスタン北部11.2万 (2016)一部の言語学者はケット語との関係性を見出そうとしている。その場合、仮説上のデネ・エニセイ語族に含まれる可能性もあるが、2013年現在、研究は初歩段階。
エラム語古代:エラム帝国ペルシア帝国0死語ドラヴィダ語族と関連すると推測されることがある。
クスンダ語ネパール87 (2014)危機に瀕する言語
ニハリ語インドマディヤ・プラデーシュ州ラージャスターン州2,000 (2007)危機に瀕する言語
ニヴフ語ロシアアムール川流域、サハリン州198 (2010)ギリヤーク語とも呼ばれる。
扶余語古代:朝鮮半島0死語朝鮮語族日本語との関係性を見出そうとする学者もいるが、現時点では不明。
シュメール語古代:シュメール0死語

オセアニア

言語地域母語者数備考


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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