子音
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出典検索?: "子音" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2014年3月)
調音部位
唇音
両唇音 唇歯音 舌頂音
舌尖音 / 舌端音
舌唇音 歯間音 歯音 歯歯茎音 歯茎音 後部歯茎音 そり舌音 歯茎硬口蓋音 舌背音
硬口蓋音 軟口蓋音 口蓋垂音 咽喉音
咽頭音 喉頭蓋音 声門音 二重調音
両唇軟口蓋音 ? 調音方法調音方法
気流の妨害度
阻害音
破裂音 破擦音 摩擦音 共鳴音
ふるえ音 はじき音 接近音 気流の通路
中線音 側面音 口蓋帆の状態
口音 鼻音 気流機構
肺臓気流 吸気音 呼気音 非肺臓気流
放出音 入破音 吸着音 ? 調音部位

子音(しいん、しおん[注釈 1]: consonant)は、言語を発音するときの音声、即ち人が発声器官を使って発する音の一種である。母音の対立概念であり、英語の consonant から C と略して表されることがある。

母音のように気道が開放されることはなく、または声門で息の通り道を完全に、または部分的に閉鎖したり通り道を狭くしたりして発音する。無声音有声音とがある。子音が連続する場合には二重子音・三重子音と呼ぶ。

この記事では音声学に準拠して、一般的・客観的な記述をする。但し音韻論では、子音を特定言語の話者が弁別する最小の音声単位である音素によって分類・定義する。音韻論の方法は個別の言語に依存することになり、話者・研究者によって見解が大きく異なることがある。

なお、以下で用いる「(おと)」という記述は「音声」、「音声要素」または「単音」を指す。単音は、音声学における最小の音声単位であり、特定言語を母語とする話者が弁別するか否かとは無関係に定義される。
定義

話者がどのように言語音を作りだしているかを研究する調音音声学の説明では、子音とは口の中で空気の流れを妨害することによって発する音である。

言語音を作り出す空気の流れのほとんどは肺臓から出る呼気である(肺臓気流機構)。その空気の通り道である声道の最初の障害となるのは喉頭部にある声帯であり、声帯の気流に対する働きを発声という。子音は声帯振動(いわゆる「声」)をともなう有声音と声帯を震わせない無声音の2つに大きく分類される。

声帯を通り過ぎた呼気はさらにまたは声門によって妨げられる。それを調音と呼び、その障害を作った場所を調音部位、調音による妨害の仕方を調音方法と呼ぶ。調音方法には閉鎖によるものと狭めによるものがあり、閉鎖では完全閉鎖による破裂音破擦音、部分的あるいは瞬間的に閉鎖して発するふるえ音はじき音、狭めでは呼気が摩擦する音を伴わせて発する摩擦音、息の摩擦音を伴わない程度に声道を狭めて発する接近音がある。また完全閉鎖の際に口蓋帆を下げて、呼気を鼻に抜くと鼻音となり、狭めの際に空気の抜け道を中央ではなく、側面に作ったものは側面音と呼ばれる。

なお国際音声記号 (IPA) では、子音の名称を発声+調音部位+調音方法(気流の通り道 + 気流の妨害の度合い + 口蓋帆の状態)の順番で記述することになっている。例えば、

[p] - 無声 + 両唇 + 破裂 + (口)音(無声両唇破裂音

[l] - (有声) + 歯茎 + 側面 + 接近 + (口)音(歯茎側面接近音

[j] - (有声) + 硬口蓋 + (中線)+ 接近 + (口)音(硬口蓋接近音

[?] - (有声) + 軟口蓋 + (破裂)+ 鼻音(軟口蓋鼻音

ここで中線音口音、対応する無声音のない有声音鼻音の前の破裂音は省略されるのが通常である。
閉鎖による調音

口と鼻の両方の声道を完全に閉鎖し、内部の気圧を高めた後、それを開放して出す音は破裂音および破擦音、口と鼻の両方の声道を完全に閉鎖した後、開放せず無音を保つ状態は無開放閉鎖音であり、その3者をあわせて閉鎖音という。鼻の声道を開放した状態で、口の声道のみを完全に閉鎖したまま、または完全に閉鎖した口の声道を開放しながら出す音は鼻音という。

舌や唇を弾くように、または舌を叩くようにして瞬間的に口の声道を閉鎖して出す音ははじき音およびたたき音、舌、唇または口蓋垂を震わせて口の声道の瞬間的開閉を2回以上反復して出す音はふるえ音という。
狭めによる調音

舌先を上顎部につけて口の声道の中央部のみを閉鎖し、舌の両側を開放して出す音は側音、狭めた口腔内や咽頭部、喉頭部、声門を息が通る時の摩擦の音を伴う音は摩擦音および側面摩擦音である。いわゆる「」は声帯の振動音であって、声門摩擦音ではない。

鼻の声道の閉鎖の有無を問わず、部分的にも瞬間的にも一切口の声道の閉鎖を伴わず、口腔内の上下の調音器官の間隔は狭いが摩擦音を伴わない有声音は接近音である。ある程度以上に持続する接近音は狭母音である。鼻の声道の閉鎖の有無を問わず、部分的にも瞬間的にも一切口の声道の閉鎖を伴わず、口腔内の上下の調音器官の間隔が狭母音より広くて摩擦音を伴わない有声音と狭母音を合わせて母音という。

ごく短い接近音に母音が続く場合、接近音の構えから後ろの母音に至るときに、瞬間的に発せられる接近音の部分は子音として認識され、これを半母音という。持続部がなく移行していく部分が重要なのでわたり音とも呼ばれる。言語によっては母音の後にごく短く発音される特定の接近音も、この範疇に含める。

英語の work の/r/のように持続部があり、狭めがやや広く摩擦が起こらず調音される無摩擦継続音も、また、race の /r/ のように持続部がなく、すぐに後ろの母音に移っていく無摩擦音も共に接近音である。子音の定義を統一的な定義とするならば、接近音はその持続部は母音で、その後に別の母音が続く場合、その移行する瞬間の部分が子音として認識されるといえる。
非肺臓気流機構

以上は肺呼吸を伴う肺臓子音(はいぞうしいん)/肺気流子音(はいきりゅうしいん)であるが、子音には肺臓子音以外に肺呼吸をまったく伴わない非肺臓子音/非肺気流子音として、放出音入破音吸着音がある。


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