姫ちゃんのリボン
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姫ちゃんのリボン
ジャンル少女漫画魔法少女ファンタジーコメディ
漫画
作者水沢めぐみ
出版社集英社
掲載誌りぼん
レーベルりぼんマスコットコミックス
集英社文庫(コミック版)
発表期間(本編)1990年8月号 - 1994年1月号
(番外短編)2015年8月号 - 2017年冬の大増刊号
巻数全10巻+番外編1巻(単行本
全6巻(文庫本・本編+番外編4話のみ)
話数全41話+番外編9話
アニメ
原作水沢めぐみ
監督辻初樹
シリーズ構成山田隆司
キャラクターデザイン渡辺はじめ
音楽川井憲次、鈴木豪
PROJECT MOONLIGHT CAFE
アニメーション制作スタジオぎゃろっぷ
製作テレビ東京NAS
放送局テレビ東京
放送期間1992年10月2日 - 1993年12月3日
話数全61話
小説:ロマンチック・ストーリー 姫ちゃんのリボン
著者山田隆司
出版社集英社
レーベルコバルト文庫
刊行期間1993年2月3日 - 1994年10月1日
巻数全7巻
漫画:姫ちゃんのリボン カラフル
原作・原案など水沢めぐみ
作画込由野しほ
出版社集英社
掲載誌りぼん
レーベルりぼんマスコットコミックス
発表号2009年10月号 - 2010年12月号
巻数全4巻
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメライトノベル
ポータル漫画アニメ文学

『姫ちゃんのリボン』(ひめちゃんのリボン、ラテン文字表記 - 『HIMECHAN NO RIBON』、または『HIMECHAN NO RIBBON』[1])は、水沢めぐみによる日本少女漫画、およびこれを原作にしたテレビアニメ小説ミュージカル。略称は「姫リボ」(あるいは「姫ちゃん」)。

本作のリメイク漫画『姫ちゃんのリボン カラフル』についても本項で説明する。
概要

りぼん』(集英社)において、1990年8月号から1994年1月号まで連載された。単行本は全11巻(本編10巻、番外編1巻)文庫本は本編のみ全6巻。

1992年テレビアニメ化され、1993年には小説ミュージカル化された。

他人に変身することが出来る「魔法のリボン」を貸与された「姫ちゃん」こと野々原姫子が主人公の魔法少女作品であるが、主人公の恋や友情、心の成長を描いており、学園漫画恋愛漫画的な要素もある。男性への変身も含むことからTSFの一種とも解釈できる。

『りぼん』掲載時と単行本では、後半部分が大きく改訂されているのも特徴の一つである[2]。また、原作とアニメ版では中盤からストーリー展開が異なっており、原作では番外編として、3年前の姫子が3年後へタイムスリップしてくる側の視点なども描かれている。

2015年に掲載雑誌である『りぼん』が創刊60周年を迎えたことにより、その記念企画として過去作品の新規読切掲載を行ったことから、本作もそのラインナップに加わることとなった。この事から同年の同誌8月号に単発読切「姫ちゃんのリボン トリオ☆トラブル」が掲載され、引き続き同社から発刊されているファッション誌『BAILA』同年9月号別冊に「姫ちゃんのリボン 素直な心で」が、さらに『りぼん』平成28年(2016年)冬の大増刊号に「姫ちゃんのリボン イブの贈り物」がそれぞれ掲載された。この時の読み切り掲載の反響の大きさから、引き続き平成28年夏の大増刊号に「姫ちゃんのリボン もうひとりの有坂くん」平成29年(2017年)冬の大増刊号に「姫ちゃんのリボン 春色の風」が掲載される。そして2017年1月25日にこれらをまとめた単行本であるRMC『姫ちゃんのリボン 短編集』が本編最終巻から23年ぶりに発刊の運びとなった。

舞台となる「風立市」は東京都国立市がモデルで、国立駅や国立の町並みの描写が見られる作品である。「風立中央公園」という名前で登場する噴水のある公園は国営昭和記念公園がモデルとなっており、主に作品中に登場する噴水をはじめ、アニメ版の初期オープニングに登場するイチョウの並木道等がある。この作品に登場する風立駅の駅舎は、国立駅の赤い三角屋根の駅舎がモデルになっていた。しかし、この駅舎は中央本線三鷹駅-立川駅間の高架化工事に伴い、2006年10月にこの駅舎の供用が停止されて同年12月頃に一旦姿を消し、2020年4月6日に再び姿を現した。

JR国立駅旧駅舎

 
あらすじ

お転婆な中学1年生・野々原姫子の前に、ある夜、姫子と瓜二つの顔をした魔法の国の王女・エリカが現れる。エリカは王家を継ぐための修行として、姫子の日常を水晶玉を通して1年間観察し、日記をつけさせてもらう代わりに、他人に変身できる「魔法のリボン」を貸してくれると言う。また、姫子がリボンをつけている間は、お目付役として姫子のぬいぐるみ・ポコ太が喋って動けるようになる。こうして、姫子とポコ太の少し不思議な日々が始まった。

姫子はリボンの力を使って様々な騒動を起こしたり解決したりしていたが、同級生の男子・小林大地がリボンの能力に気付きはじめる。さらに姫子は、大地の弟・森太郎を誘拐犯から救い出すため、大地の目の前で森太郎に変身してしまう。魔法の国の掟ではリボンの力を他人に知られた時点で観察日記の修行は中止・姫子を含む全ての関係者から魔法に関する記憶を剥奪することになっていたが、エリカの父である王様は何故か修行の続行を決定し、大地がリボンの秘密を知ったことも不問とした。

その理由は、魔法の国の名家の少年セイ・アレイが人間界に修行に出たとの報告を受けたからであった。セイは転校生・有坂静として姫子に近づき、姫子のリボンを奪おうと画策するが、最終的に失敗して魔法の国の住人であることを明かし帰っていった。…かに思われたが、一連の騒動を重く見たセイの実家が彼を勘当したため翌日には人間界に戻ってきた。セイはその後もリボンに興味を示し、同級生の日比野ひかるを巻き込んだため、ひかるも姫子のリボンを疑うようになる。

ついにひかるにリボンの秘密がバレそうになった瞬間、エリカが禁を破って人間界に駆けつけ姫子を救った。だがその罰としてエリカは魔法が使えなくなり、姫子はひかるに変身したまま一生を過ごすことになってしまう。大地やエリカの協力のもと、しばらく廃屋に隠れ住んでいた姫子だったが、落石からエリカをかばった拍子に「一度死んで」「息を吹き返した」ことにより、「ひかるの姿での一生」は終わり、元の姫子の姿に戻った。同時に王様が現れ、エリカとセイを魔法の国へ連れ戻す。また、一連の流れの中で、姫子は大地への気持ちを自覚した。

数日後、姫子はエリカを落石からかばった一件の礼として魔法の国へ招待される。ポコ太は魔法の国の猫のぬいぐるみであるピンクと知り合い相思相愛になり、姫子は魔法の時計くも助の力で3年後の姫子や大地と会ったりした。人間界へ帰る際、姫子は贈り物として体が大きくなったり小さくなったりする「魔法のキャンディー」を受け取る。魔法のリボンも引き続き姫子が使ってよいことになり、姫子とポコ太の日常生活が再び始まるのだった。

ある時、魔法の国にいたピンクが「使用すると眠りにつき、愛する人からのキスで目覚める」という惚れ薬によって眠り込んでしまう。セイはピンクを目覚めさせるため、人間界のポコ太のもとへピンクを届けようとするが、薬の量が規定を超えていたため、もう一組の相思相愛カップルが手を合わせるなどの協力が必要であることが判明する。すったもんだの末、ポコ太がピンクにキスした瞬間と大地が姫子の手を握った瞬間が偶然重なり、ピンクは目覚めた。ピンクが魔法の国へ戻ったあと、姫子は大地にクリスマスプレゼントを渡し、想いを告白するのだった。

(ここからは単行本収録時のシナリオに基づいた描写である。雑誌連載時には別の学校の生徒で廃屋に興味を示す織田和也というキャラクターがいたが、単行本収録時に改訂されて織田は「いなかったこと」にされ、魔法の国を目撃する役は日比野ひかるに変更された)

再び修行のためにセイがピンクを連れて人間界に戻ってくる。その頃、姫子と大地は隠れ家である廃屋の「開かずの扉」の秘密を探っていた。大地は廃屋と瓜二つの民家を発見し、姫子はその家の掛け軸の裏に書かれていた謎の呪文を見つける。「開かずの扉」の前で呪文を唱えると、扉が開き、その先はなんと魔法の国のエリカの部屋に繋がっていた。姫子とエリカは再会を喜ぶが、こっそり後を追って来ていたひかるに全てを見られてしまう。その瞬間、王様によって姫子たちから魔法の国に関する全ての記憶が消され、姫子と大地は何の接点も無いただのクラスメイトになり、ポコ太はただのぬいぐるみに戻ってしまった。

魔法の国から水晶玉でその様子を見ていたエリカは嘆き悲しむが、そこに王様の舅でエリカの祖父である大王様が現れ、再び姫子と大地に魔法の国の記憶が戻る。大王様は、開かずの扉はかつて自身が作ったものであること、扉を開けた者を特別に魔法の国へ招待することを告げ、姫子と大地は三たび魔法の国へ向かうこととなった。二人の歓迎のパーティの後、人間界に帰る前に姫子は大王様の許可を得て再びくも助に乗り、自分の生まれた日からポコ太と一緒だった姿を見ることになる。

その後エリカは姫子の元を訪れて1年間の修行を終えたことを告げ、姫子はエリカにリボンを返すことになった。


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