妻みぐい
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『妻みぐい』(つまみぐい)は、日本のゲームブランド・アリスソフトから2002年3月15日に発売されたアダルトゲームである[1]

本項では、2003年3月28日に発売された続編『妻みぐい2』および2016年1月29日に発売された『妻みぐい3』についても解説する。
妻みぐい

妻みぐいジャンル新感覚癒やし系人妻アドベンチャー[2]
シミュレーションゲーム[1]
対応機種Windows 95/98/2000/Me/XP
(製品版[3]
Windows XP/Vista/7
(ダウンロード版[2]
発売元アリスソフト
プロデューサーTADA
キャラクターデザインちょも山
シナリオイマーム
音楽Shade
発売日2002年3月15日(製品版[1]
2010年10月1日(ダウンロード版)
2010年10月28日(アプリ版[4]
レイティング18禁
キャラクター名設定可[5]
ゲームエンジンSystem3.9 Version5.32
画面サイズ640×480[2]
BGMフォーマットCD-DAPCM音源[3]
キャラクターボイスなし[6]
あり(ダウンロード版)
CGモードあり[1][3]
音楽モードあり[3]
回想モードあり[1]
メッセージスキップあり[7]
オートモードあり
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リリース

『妻みぐい』はアリスソフトの「妻シリーズ」と呼ばれるシリーズの第1弾に当たる。本作は2002年3月15日に[1]Windows端末に向けて発売された[3]。価格設定は当時の美少女ゲームの価格帯の約3分の1の値段(2800円)となっていた[8]。このような価格設定になったのは、プロデューサーのTADAがパソコンゲームの価格がつり上がる様子に違和感を抱き、当時の家庭用ゲーム機用ソフトで流行していた廉価版の販売をヒントにしたことに由来する[8]。2010年10月1日には、『妻みぐい ボイス追加ダウンロード版』発売。2010年10月28日には、au専用ゲーム配信サイトの虹屋より、携帯電話向けのゲームアプリとしてもリリースされた[4]
ストーリー

主人公の津崎悟は大学生で、同じマンションに住む未亡人の水森千穂に思いを寄せていた[9]。なかなか千穂に踏み出す勇気を持てずにいた悟であったが、そのマンションに新たに移り住んできた人妻・蓮間香苗が彼の思いを汲み取り、悟は香苗から性的な手ほどきを受けることになる[9]。そして香苗による調教の末、悟は憧れの千穂に近づいていく[9]
システム 

公式サイトでは「新感覚癒やし系人妻アドベンチャー」と題している[2]が、育成アドベンチャー[9]あるいはシミュレーションゲームとしても分類される[1]。プレイヤーは朝昼夜の3度主人公の移動先を選択し、時間制限として設定されている[10]2週間後の[3]引越し日までマンションの住人との会話イベントなどをこなしていく[10]。その会話イベントや取得したアイテムを使って「らぶP」というポイントを獲得し[9][10]、そのポイントを引き換えに昼限定で香苗からの調教を受けられるといったゲームシステムになっている[10][3]。調教コマンドにはいくつかの項目が用意され、それぞれ繰り返すごとにレベルが上昇し調教シーンの内容は過激になっていく[10]。その他コスチュームなどを利用することでもHシーンに変化をつけることができる[10]。主人公にはテクニックや耐久力などのパラメータが用意されており、これらが悟が思いを寄せる千穂の攻略時に影響してくる[10]。しかしながら、本作には千穂のエンディングに加え、香苗のエンディングも収録されており[11]、両者には好感度のパラメータが用意されている[3]。本作に収録されたCGイラストの大半はHシーンに割かれている[3]
登場人物

声優はダウンロード版のもの。
津崎 悟(つざき さとる
[6]
本作の主人公であり[9]、卒業間近の大学生[6]、マンションで一人暮らしをしていたが、就職後は学生気分を払拭したいとの思いから転居を考えていた。奥手でうだつの上がらない性格。プレイヤーは名前を変更することができる[5]
水森 千穂(みずもり ちほ[11]
声 - 水純なな歩悟の隣室の住人[6]、20歳。結婚から1年未満のうちに夫に死に別れてしまい、亡き夫への想いを引きずっているが悟のことが気になっている側面もある[9][11]。純情一途だが[9]不器用な性格でもある[12]
蓮間 香苗(はすま かなえ[6]
声 - 野々村紗夜千穂とは反対側の隣室に転居してきた人妻[6]、31歳。結婚8年目で家事万能かつ温厚であるものの、抜けた部分もある[9]。夫とは2人暮らしであるものの、他人からの愛情を欲している[9]。後の「妻シリーズ」と、『戦国ランス』にも登場する。
大菊 ジュン(おおぎく ジュン[10]
悟の住むマンションの大家[10]。マンションの2階でアダルトグッズ店を経営している[10]。人の良い気さくなオヤジだが[12]ホモ疑惑を持たれている[10][12]。悟のことをえらく気に入っており、転居しないようあれこれ画策する。
百田 六郎(ももた ろくろう[13]
悟の下の階の住人の一人[13]。大学受験に6度も失敗し、7度目の受験に挑んでいる[13]。両親を亡くし[13]、長女の三琴と次女の九ノ美と一緒に生活している[3]。学生時代に千穂の亡夫とは友人関係にあった[3]
百田 三琴(ももた みこと[13]
声 - 富樫ケイ六郎の上の妹[13]。彼女も大学受験を目指す浪人生[13]。受験生にもかかわらず、兄の六郎と二人でアルバイトをして家計を支えている[13]。守銭奴らしい一面はあるが、家族に対する情は厚い[13]。千穂とは学生の頃に同級生で[13]親しい間柄である[3]
百田 九ノ美(ももた このみ[13]
声 - 海老ゆめる六郎の下の妹[13]。人懐っこい性格の少女で悟をパパ、香苗をママと呼んで慕っている[13]
川村 なつめ(かわむら なつめ[13]
声 - 榛名れん悟の下の階の住人[13]。素性の分からない少女で、部屋に仕掛けを作っては悟を陥れたりする[13]が、何かとプレゼントをくれたりもする[3]。頭の上に人間の言葉を喋るカメのステファニーを乗せている[3]
ゲームに対する反響 

本作は、販売サイト「プロップ通販」の2002年の通期ランキングにて1位を獲得している[14]。美少女ゲーム雑誌『PC Angel』による読者アンケートでは、2002年3月号(1月末発売)の時点で3位[15]、翌月号(2月末発売)は10位に位置している[16]。同誌の調査による売上ランキングでは、発売直後の2002年6月号(集計期間:3月11日 - 4月10日)で1位を獲得している[17]。『PC Angel』誌のライター・川元哲彦は「安価でありつつも充実した内容」と指摘し、周回プレイにも向いた作品になっているとした[5]。また、同誌の2002年6月号では編集部推薦ソフトに選ばれており、ゲーム性やそのバランスについても評価されている[17]
アダルトアニメ版

『妻みぐい』を原作とした内容となっており、ピンクパイナップルより『妻みぐい THE ANIMATION』のタイトルで発売。全3巻。出演声優名は非公開。Chance.0 はスペシャル先行版であり、百田三琴による進行で本編には登場しないシーン・予告編・キャラクター&ストーリー内容の紹介が収録されている。また封入特典としてアリスソフト描き下ろしの特製マウスパッドがついている。
サブタイトル


Chance.0 「わたしをcheckしてみる?」 - 2003年6月27日発売

Chance.1 「わたしとえっち、してみる?」 - 2003年8月22日発売

Chance.2 「わたしと恋、してみる?」 - 2003年11月28日発売

スタッフ


企画 - 織賀進

エグゼクティブプロデューサー - かのひで

脚本 - ひまじん企画室

キャラクターデザイン・総作画監督 - 舛舘俊秀

エンディングテーマ:「パラレル」

作詞:六ツ見純代、作曲:住吉中、歌:Millio


妻みぐい2


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