如月寛多
[Wikipedia|▼Menu]

きさらぎ かんた
如月 寛多
本名中村 平八郎
[1][2]
別名義如月 寛太
生年月日 (1905-12-21) 1905年12月21日
没年月日 (1985-03-14) 1985年3月14日(79歳没)
出生地 日本東京
国籍日本
ジャンル俳優
主な作品


『エノケンの頑張り戦術』

エノケンの孫悟空

テンプレートを表示

如月 寛多(きさらぎ かんた[3][4]、(1905年明治38年〉12月21日[3][1][5] - 1985年昭和60年〉3月14日)は、日本の俳優。別名・如月 寛太[1]東京市出身[3][6]
来歴・人物

俳優になる前は「榎本健一の実家の煎餅卸し屋で使用人」をしていた[7][8]

商業学校卒業後、1928年東亜キネマに俳優として入社するが[3][2]1930年には退社して、榎本健一の新カジノ・フォーリーに参加[3]プペ・ダンサントピエル・ブリヤント、エノケン一座と、榎本と行動を共にする[4]。1934年、ピエル・ブリヤントがP.C.L.映画製作所(現在の東宝スタジオ)と契約し、エノケン映画の製作が始まると、その第1回作品『エノケンの青春酔虎伝』に出演、以後映画・テレビドラマを中心に脇役俳優として活躍した[3][6]。『エノケンの頑張り戦術』ではエノケンのライバル役で準主演し、以後のエノケン映画では中村是好と並んでたびたび主要俳優の一人をつとめている。1963年の時点ではカタバミ事務所に所属していた[5]

加東大介の実体験に基づく『南の島に雪が降る』において、エノケン映画の人気俳優の名を騙る青戸(渥美清)という人物が登場するが、その「人気俳優」として名前を使われたのが如月寛多である。
出演作品

キネマ旬報映画データベース参照[9]
映画
1934年


『エノケンの青春酔虎伝』 : P.C.L.映画製作所、
山本嘉次郎監督

『エノケンの魔術師』 : P.C.L.映画製作所、山本嘉次郎監督 - ギャングの子分

1935年


エノケンの近藤勇』 : P.C.L.映画製作所、山本嘉次郎監督 - 田代又八

1936年


『エノケンのどんぐり頓兵衛』 : P.C.L.映画製作所、山本嘉次郎監督 - 鬼熊八十郎

『エノケンの江戸っ子三太』 : P.C.L.映画製作所、岡田敬監督 - 団子坂の仙兵衛

1937年


エノケンのちゃっきり金太』 : P.C.L.映画製作所、山本嘉次郎監督

『エノケンの猿飛佐助 ありゃありゃの巻』 : 東宝、岡田敬監督

1938年


『エノケンの猿飛佐助 どろんどろんの巻』 : 東宝、岡田敬監督

『エノケンの風来坊』 : 東宝、大谷俊太監督 - 千太

『エノケンの法界坊』 : 東宝、斎藤寅次郎監督 - 長九郎

『エノケンの大陸突進 前篇 悲観また悲観の巻』 : 東宝、渡辺邦男監督

『エノケンの大陸突進 後篇 躍進また躍進の巻』 : 東宝、渡辺邦男監督

1939年


『エノケンのがっちり時代』 : 東宝、山本嘉次郎監督 - 守衛

『エノケンの鞍馬天狗』 : 東宝、近藤勝彦監督 - 芹沢鴨

『エノケンの頑張り戦術』 : 東宝、中川信夫監督 - 三田

『エノケンの弥次喜多』 : 東宝、中川信夫監督 - 泥鼠の十吉

1940年


『エノケンの誉れの土俵入』 : 東宝、中川信夫監督 - 雨の音

『エノケンのワンワン大将』 : 東宝、中川信夫監督 - 旦那

エノケンの孫悟空』 : 東宝、山本嘉次郎監督 - 銀角大王

1941年


エノケンの金太売り出す』 : 東宝、青柳信雄監督

『エノケンの爆弾児』 : 東宝、岡田敬監督

1942年


『エノケンの水滸伝』 : 東宝、岡田敬監督 - 高衛内

1943年


兵六夢物語』 : 東宝、青柳信雄監督 - 曲淵杢治郎

1946年


『人生とんぼ返り』 : 東宝、今井正監督 - 欣次郎

1947年


『九十九人目の花嫁』 : 新東宝、佐藤武監督

1948年


『エノケンのびっくりしゃっくり時代』 : 大映東京撮影所島耕二監督

1950年


『東京十夜』 : 秀映社、沼波功雄監督

1951年


『極楽六花撰』 : 東宝、渡辺邦男監督 - 北村大膳

1952年


『昔話ホルモン物語』 : 宝塚映画製作所、内村祿哉監督

1953年


『金さん捕物帖 謎の人形師』 : 東宝、中川信夫監督

1954年


『落語長屋のお化け騒動』 : 東宝、青柳信雄監督 - 番頭

宮本武蔵』 : 東宝、稲垣浩監督 - 役人頭

1956年


『新諸国物語 オテナの塔 後篇』 : 宝塚映画=東宝、安田公義監督 - 百姓茂十

『極楽第一座 アチャラカ誕生』 : 連合映画=東宝、小田基義監督 - 片岡寛太

『極楽第一座 アチャラカ大当り』 : 連合映画=東宝、小田基義監督 - 片岡寛太

鬼火』 : 東宝、千葉泰樹監督 - 寿司屋の親爺

空の大怪獣 ラドン』 : 東宝、本多猪四郎監督 - 炭鉱夫 捨やん[3][4]

1957年


この二人に幸あれ』 : 東宝、本多猪四郎監督 - 小杉課長

『目白三平物語 うちの女房』 : 東宝、鈴木英夫監督 - 八百勘の主人

サラリーマン出世太閤記』 : 東宝、筧正典監督 - 大村

『続大番 風雲編』 : 東宝、千葉泰樹監督 - 株屋大桝

おトラさん』 : 東京映画、小田基義監督 - ひつじ

1958年


おトラさんのホームラン』 : 東京映画、小田基義監督 - ひつじ

1959年


鉄腕投手 稲尾物語』 : 東宝、本多猪四郎監督 - 国造

1963年


クレージー作戦 先手必勝』 : 東宝、久松静児監督 - 魚徳

『東京オリンピック音頭 恋愛特ダネ合戦』 : 松竹大船撮影所近江俊郎監督 - ウガンダ殿下

1964年


『大日本コソ泥伝』 : 日活、春原政久監督 - 豊臣徳兵衛

1966年


『五泊六日』 : 池部プロ=東映、渡辺祐介監督 - 伊東重雄


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:29 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef