好き! すき!! 魔女先生
ジャンル特撮テレビドラマ
原作石森章太郎
脚本辻真先ほか
監督山田稔ほか
出演者
菊容子
森本レオ
藤江喜幸
声の出演
牟田悌三(バル)
飯塚昭三(クモンデス、第18話 - )
ナレーター天地総子
音楽渡辺岳夫
オープニング「かぐや姫先生の歌」(堀江美都子)
エンディング「月光の子守歌」(堀江美都子)
言語日本語
製作
プロデューサー
平山亨
小野耕人
制作
朝日放送
東映
放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域 日本
放送期間1971年10月3日 - 1972年3月26日
放送時間日曜 18時 - 18時30分
放送分30分
回数26回
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『好き! すき!! 魔女先生』(すきすきまじょせんせい)は、1971年10月から1972年3月にかけて、TBS系列[注釈 1]で毎週日曜18時から18時30分に放送された朝日放送(ABC)、東映制作のテレビドラマである。1968年に主婦と生活社の少女向け週刊誌「ティーンルック」で連載された石ノ森章太郎の少女向け劇画『千の目先生』(せんのめせんせい)を原案とする[1][2][3]。 ドラマ版は、遠い宇宙の彼方から突然やってきたヒロイン・月ひかるが東京の小学校に赴任して児童たちと触れ合う学園ファンタジーもの。原作との共通点は主人公が超能力を持つ新任女性教師という部分のみで物語自体は別個のものである[4][5][6][7][8]。朝日放送からの「SF色が加味された児童向けドラマ」という番組企画の依頼の注文に[3]、魔女っ子アニメの実写版を目指したとされる[5][2]。 最初の3か月間は原作と同じ学園ものだったが[注釈 2]、1972年の年頭に内容を一新し[注釈 3]月ひかるがアンドロ仮面に変身して悪者との対決をするというアクションヒロインものにスタイルを変更した[9][2][注釈 4]。本作品は当初の予定通り全26話で終了を迎えたが、監督の田口勝彦により第3クール案が検討されており、怪人クモンデスが倒された後、新たに人間狩りを企む地底人が出現、ひかると正夫、進らの少年警備隊「アンドロ探偵団」らが地底人一味と戦うものであった[5]。この案は本作品終了直後に同じ東映制作でスタートした『超人バロム・1』(よみうりテレビ)における敵キャラ・ドルゲの設定、演出に活かされている[10]。 当時は変身ブームの真っただ中でもあり、このアンドロ仮面は特撮変身ヒロイン物のさきがけにして草分けとも言うべき存在である[4][7][2]。女性変身ヒロインが単独で悪の怪人と渡り合うという演出は当時としては珍しいものだった[注釈 5]。敵役のクモンデスは、「ナムダー」という蜘蛛の巣柄のタイツを着た戦闘員軍団を従えており、これら戦闘員と戦うアンドロ仮面のアクションは、『仮面ライダー』などの男性ヒーロー物に引けをとらない内容となった。また「最終回で再生怪人軍団が登場する」との、のちの東映変身番組で定番となる演出も本作品で初めて使用された[11][8]。
概要