女番長ブルース_牝蜂の逆襲
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女番長ブルース 牝蜂の逆襲
Queen Bee Strikes Again
監督鈴木則文
脚本皆川隆之
鈴木則文
出演者池玲子
賀川雪絵
杉本美樹
弓恵子
池畑慎之介☆
山城新伍
天知茂
音楽鏑木創
撮影古谷伸
編集神田忠男
製作会社東映京都
配給東映
公開 1971年10月27日
上映時間86分
製作国 日本
言語日本語
英語
次作女番長ブルース 牝蜂の挑戦
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『女番長ブルース 牝蜂の逆襲』(すけばんブルース めすばちのぎゃくしゅう)は、1971年に製作された日本映画鈴木則文監督、池玲子主演。東映京都で全7本が製作された大型ポルノ女優・池玲子主演「女番長(スケバン)シリーズ」第1作[1][2][3]
概要

1971年7月、"ポルノ女優第1号"として『温泉みみず芸者』で主演デビューした池玲子は、マスメディアに大々的に取り上げられた[1][4][5][6][7]。この反響を受け、池主演で企画された第2作[4]。「女番長映画」はすでに他社でも作られていたが、他社の「女番長映画」と本作の決定的な違いは完全なバイカー映画である点にある[8]。"ポルノ女優第1号"池玲子は巨乳を惜しげもなく見せつける、初のトップレス番長を演じ、上半身ヌードにサテン地パンタロン、プラットフォーム・ブーツを着こなし、アクションまで見せる格好良さで、人気を決定的にした[8][9]。監督の鈴木則文は、女暴走族(アテネ団)を主役にしながらも、池玲子・杉本美樹ら出演女優の大胆なヌードを取り込み、指による処女膜破り、カーセックスに対抗したオートバイセックスを取り入れるなど、セックス&お笑い方面にメーターを振り切り大ヒットさせた[10][9]。 

"スケバンという言葉はこの映画から生まれ[4][11][12]、この映画で、女番長と書いてすけばん(スケバン)と読むという試みが最初になされた[4][12][13][14]。封切り時の映画ポスターに「女番長」の下に"すけばん"とルビがふられている[1][15][16]。これ以前の他社の『女番長〇〇』という映画は、"女番長"と書いてそのまま"おんなばんちょう"と読んでいた。
ストーリー

スケバングループ“アテネ団”の女番長・玲子は、仲間とともに不良行為をしていたが、あるときバイク集団の男たちとトラブルになったところ、巽次郎率いるチンピラ集団“ほくしん会”に助けられる。後日アテネ団の1人が、知人だった女性歌手から冷たい態度を取られ、腹いせに彼女と代議士の恋愛スキャンダルをネタにゆすろうとする。アテネ団は次郎とともに代議士の事務所に訪れるが、そこに次郎が憧れるヤクザ組織・秋本組が現れ、代議士と秋本組が親しい関係にあることが判明し、組員たちに叱責を受けて未遂に終わる。

後日、次郎は秋本組の幹部から、知人の貸金業者に大金を工面してもらうかわりに、玲子に一晩の相手をさせることを約束させられるが、その夜彼女はそれを拒否する。約束を果たさなかった次郎と玲子は秋本組の組事務所に呼び出され、暴力をふるわれた後、ほくしん会を解散させられてしまう。解放された玲子と次郎はアテネ団のアジトに戻り、秋本組が覚醒剤の原料をヤクの売人に売って大儲けを企んでいるとの情報を、知人から手に入れる。玲子と次郎は売人から大金を奪うことを思いつき、翌日取引場所に訪れて秋本組に一泡吹かせようとする。
キャスト
玲子
演 -
池玲子スケバングループ・アテネ団の女番長。基本的に誰かに借りを作ったり、他人から指図を受けるのが嫌いな主義。
アテネ団のメンバー
ジュン
演 -
賀川雪絵アテネ団の前女番長。冒頭で少年院から戻り、アテネ団に復帰する。以前からのメンバーの真弓たち4人から慕われている。
真弓
演 - 杉本美樹新入りの宥子にアテネ団のルール“アテネ憲法”を教える。万引きに手慣れており、簡単にはボロを出さない。
サセ子
演 - 一の瀬玲奈作中では、他人の車をパクったり昏酔強盗の売春役を担当している。
モコ
演 - 河崎いち子あるときアテネ団に入団を希望する宥子と出会い、素質を見抜いて玲子に引き合わせる。
妙子
演 - 西来路ひろみジュンから特にかわいがられている。歌手を目指して歌謡教室に通っていたが、経済的理由により挫折した過去がある。
宥子(ゆうこ)
演 - 渡辺やよいアテネ団に憧れて自ら志願して入団する。


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