女王陛下の007_(映画)
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女王陛下の007
On Her Majesty's Secret Service
監督
ピーター・ハント
脚本ウォルフ・マンコウィッツ
リチャード・メイボーム
原作イアン・フレミング
製作ハリー・サルツマン
アルバート・R・ブロッコリ
出演者ジョージ・レーゼンビー
ダイアナ・リグ
テリー・サバラス
ガブリエル・フェルゼッティ
イルゼ・ステパット
バーナード・リー
デスモンド・リュウェリン
ロイス・マクスウェル
音楽ジョン・バリー
撮影マイケル・リード
編集ジョン・グレン
配給ユナイテッド・アーティスツ
公開 1969年12月18日
1969年12月19日
1969年12月27日
上映時間140分
製作国 イギリス
アメリカ合衆国
言語英語
製作費$8,000,000[1]
興行収入 $82,000,000[1]
$19,062
$22,800,000
配給収入 1億3950万円(東京ロードショー分)
前作007は二度死ぬ
次作007/ダイヤモンドは永遠に
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『女王陛下の007』(じょおうへいかのゼロゼロセブン[2]、原題: On Her Majesty's Secret Service)は、1969年のアクションスパイ映画。映画「ジェームズ・ボンド」シリーズの第6作目にあたる。原作は1963年に出版されたイアン・フレミング同名の小説である。ショーン・コネリーが『007は二度死ぬ』を最後にボンド役を引退した後、イーオン・プロダクションズは、モデルで演技経験のないジョージ・レーゼンビーをジェームズ・ボンド役に抜擢した。この映画の製作中、レーゼンビーはボンド役を今作限りで降板することを宣言した。
ストーリーアルプス山中の研究所のセット(ピッツ・グロリア)で撮影するレーゼンビーら

宿敵ブロフェルドテリー・サバラス)を捕らえることを目的としたベッドラム作戦を遂行中のボンド(ジョージ・レーゼンビー)は、ポルトガルで偶然テレサ(ダイアナ・リグ)という若い女性と知り合った。美しく、そして車の運転やギャンブルなどで大胆な行動力を見せる彼女に、ボンドは興味を抱く。

彼女は犯罪組織ユニオン・コルスのボスであるドラコ(ガブリエル・フェルゼッティ)の一人娘だったが、不安定な生活を送る彼女の身を案じたドラコは、ボンドにテレサと結婚してくれるよう頼み込む。ボンドはこの機会を利用し、ドラコからブロフェルドの情報を得ようとするが、いつしかテレサに本心から惹かれていく。

ロンドンに戻ったボンドは、M(バーナード・リー)によってベッドラム作戦から外されてしまい、抗議のため提出した辞表を受理されてしまう。しかしドラコの情報からブロフェルドの行方を探り出し、ついに彼がアルプスの山荘「ピッツ・グロリア」に構えたアレルギー研究所で謎の計画を企てていることを突き止めた。この情報をMに知らせ、イギリス紋章院の役人になりすまして研究所に潜入したボンドは、ブロフェルドの計画が被験者の女性たち(「ブロフェルドの死の天使」)12人に催眠術をかけ、任意のタイミングで殺人ウイルスを世界各地にばら撒かせることで、世界各国を恐喝する計画を進めていることを知る。

正体がばれて監禁されたものの、ボンドは隙をついて研究所から脱出。だがブロフェルドとその部下のイルマ・ブント(イルゼ・ステパット)達による執拗な追跡はやまず、あわやという所でボンドはテレサに助けられる。しかしスキーで逃走する途中、ブロフェルドが人為的に起こした雪崩に巻き込まれた挙句、テレサは研究所に拉致された。

相手がウイルスだけに、Mをはじめとする上層部や国連はブロフェルドの要求を呑まざるを得ないと判断。しかしテレサを救い、計画を阻止するために、ボンドはドラコの協力を得て研究所を急襲、テレサたちを救出して殺人ウイルス計画を失敗に追い込む。

そして、ボンドとテレサはM、Q、マニーペニー、ドラコらに祝福されポルトガルで結婚式を挙げる。しかし二人を乗せてハネムーンへ向かうアストンマーティン・DBSに、追跡してきたブロフェルドとイルマが銃撃を浴びせる。ボンドは助かるが、花嫁は致命傷を負っていた。
キャストジョージ・レーゼンビー

ジェームズ・ボンド - ジョージ・レーゼンビー

トレーシー・ディ・ヴィンセンゾ(英語版)(テレサ) - ダイアナ・リグ

エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド - テリー・サバラス

M - バーナード・リー

Q - デスモンド・リュウェリン

マネーペニー - ロイス・マクスウェル

マルク・アンジェ・ドラコ - ガブリエル・フェルゼッティ

オリンペ - ヴァーニジア・ノース(声はNikki van der Zy吹替)

イルマ・ブント - イルゼ・ステパット

ヒラリー・ブレイ卿 - ジョージ・ベイカー(英語版)

キャンベル - バーナード・ホースフォール(英語版)

グルンサー - ユーリ・ボリオンコ

ブロフェルドの死の天使[3]

イングランド女性(ルビー・バートレット) - アンジェラ・スコーラー(英語版)

ハンガリー女性(ナンシー) - キャサリン・シェル(英語版)

オーストラリア女性 - アヌーシュカ・ヘンペル(英語版)

米国女性 - ダニ・シェリダン

イスラエル女性 - ヘレナ・ロニー

ドイツ女性 - イングリッド・バック

アイルランド女性 - ジェニー・ハンリー(英語版)

ウェールズ女性 - ジョアンナ・ラムレイ(英語版)

ノルウェー女性 - ジュリー・エーギ(英語版)

中国女性 - モナ・チョン

インド女性 - ザーラ

ジャマイカ女性 - シルヴァーナ・ヘンリケス


日本語吹替

役名俳優日本語吹替
TBS[4]ソフト版
ジェームズ・ボンドジョージ・レーゼンビー広川太一郎小杉十郎太
テレサダイアナ・リグ田島令子石塚理恵
エルンスト・スタヴロ・ブロフェルドテリー・サバラス森山周一郎麦人
Mバーナード・リー今西正男藤本譲


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