女流名人戦
棋戦の分類女流タイトル戦
正式名称セタ杯女流名人位戦(第27期)
アルゼ・セタ杯女流名人位戦(第28期)
アルゼ杯女流名人位戦(第29期 - 第35期)
ユニバーサル杯女流名人位戦(第36期 - 第40期)
ユニバーサル杯女流名人戦(第41期)
岡田美術館杯女流名人戦(第42期 -)
開催概要
開催時期
タイトル戦:当年_01月 - 2月0当年
女流名人リーグ:_前年04月 - 前年11月
予選:前々年12月 - 前年03月
初回開催1974年度
持ち時間
タイトル戦:3時間
リーグ戦:2時間
予選:2時間 (チェスクロック=第51期以降)
番勝負
五番勝負(第8期以降)
三番勝負(第7期まで)
主催.mw-parser-output .hlist ul,.mw-parser-output .hlist ol{padding-left:0}.mw-parser-output .hlist li,.mw-parser-output .hlist dd,.mw-parser-output .hlist dt{margin-right:0;display:inline-block;white-space:nowrap}.mw-parser-output .hlist dt:after,.mw-parser-output .hlist dd:after,.mw-parser-output .hlist li:after{white-space:normal}.mw-parser-output .hlist li:after,.mw-parser-output .hlist dd:after{content:" ・\a0 ";font-weight:bold}.mw-parser-output .hlist dt:after{content:": "}.mw-parser-output .hlist-pipe dd:after,.mw-parser-output .hlist-pipe li:after{content:" |\a0 ";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist-hyphen dd:after,.mw-parser-output .hlist-hyphen li:after{content:" -\a0 ";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist-comma dd:after,.mw-parser-output .hlist-comma li:after{content:"、";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist-slash dd:after,.mw-parser-output .hlist-slash li:after{content:" /\a0 ";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist dd:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dt:last-child:after,.mw-parser-output .hlist li:last-child:after{content:none}.mw-parser-output .hlist dd dd:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dd dt:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dd li:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dt dd:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dt dt:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dt li:first-child:before,.mw-parser-output .hlist li dd:first-child:before,.mw-parser-output .hlist li dt:first-child:before,.mw-parser-output .hlist li li:first-child:before{content:" (";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist dd dd:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dd dt:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dd li:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dt dd:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dt dt:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dt li:last-child:after,.mw-parser-output .hlist li dd:last-child:after,.mw-parser-output .hlist li dt:last-child:after,.mw-parser-output .hlist li li:last-child:after{content:")\a0 ";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist ol{counter-reset:listitem}.mw-parser-output .hlist ol>li{counter-increment:listitem}.mw-parser-output .hlist ol>li:before{content:" "counter(listitem)" ";white-space:nowrap}.mw-parser-output .hlist dd ol>li:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dt ol>li:first-child:before,.mw-parser-output .hlist li ol>li:first-child:before{content:" ("counter(listitem)" "}
報知新聞社
日本将棋連盟
協賛ユニバーサルエンターテインメント(第20期 -)
公式サイト女流名人戦:日本将棋連盟
岡田美術館杯女流名人戦(おかだびじゅつかんはい じょりゅうめいじんせん)は、報知新聞社及び日本将棋連盟が主催、ユニバーサルエンターテインメントが特別協賛する[1]将棋の女流タイトル戦。勝者には女流名人のタイトル称号が与えられる。 1970年代前半、日本将棋連盟副会長であった大山康晴は、女性への将棋の普及を促進したいという考えから、女流棋士制度の創設を強く提唱していた[2]。その後、大山と原田泰夫の両副会長が中心となり、女流棋士制度を創設すると同時に「女流棋士の棋戦」を新たに作ろうという機運が連盟内で高まり、大山の意を受けた連盟理事の米長邦雄が1974年9月初旬に関根茂に相談したところ、関根が懇意にしていた報知新聞の野口敬・編集局長に話が行き、ちょうど報知新聞社がプロ野球のオフシーズンに紙面で取り上げる題材を探していた経緯もあり、報知新聞社の全面協力によって最初の女流棋戦が創設される話がわずか1か月ほどでまとまった[3]。 棋戦名については、現在の女流アマ名人戦が「女流名人戦」としてすでに存在していたので、プロの棋戦であるという事を明確にして、また大山の提案もあり、男性棋戦の「名人」に敬意を表し、「女流プロ名人位戦」として1974年10月に創設された[4][5][2]。その後、第29期(2002年度)を機に「プロ」が取れて正式に「女流名人位戦」となり[6][7]、創設40周年を機に第41期(2014年度)から「位」を外して「女流名人戦」に改称された[8]。 第20期(1993年度)からユニバーサルエンターテインメントが特別協賛しており[1]、同社の社名変更等により何度か冠が変更され[9][注釈 1]、第42期(2015年度)から同社が保有する美術館の名称をとり「岡田美術館杯」を冠としている[9][10]。 2022年開始の第50期より棋戦名における冠名の表記順に変更があり、それまでの「期数・冠名・棋戦名」の順(第49期 岡田美術館杯 女流名人戦)から「冠名・期数・棋戦名」の順(岡田美術館杯 第50期 女流名人戦)の名称で行われている。 女流名人リーグと予選からなる。女流名人リーグ(第39期まではA級リーグ)の優勝者が女流名人と翌年1月から2月に五番勝負を戦い[注釈 2]、先に3勝した方が女流名人となる。 順位戦と同様に第39期まではリーグ戦がA級・B級に分かれており(第24期まではリーグ戦がC級まであった)、A級リーグ下位者とB級リーグの成績優秀者との入れ替えがあった。第40期より、実質的にB級リーグは廃止され、A級リーグの名称を「女流名人位リーグ」に変更[11]、さらに第41期より「女流名人リーグ」と改称された。 女流名人は翌期の棋王戦予選に出場する[12]。 前年度女流名人およびリーグ戦に残留している女流棋士を除くすべての女流棋士が参加する。予選通過者は4名[注釈 3]で、通過者は女流名人リーグ(第39期まではB級リーグ)に参加する。創設当初はC級リーグが予選の代わりに行われていたが、第25期(1998年)から現行のトーナメント方式に改められている。 持ち時間は2時間(第51期よりチェスクロック方式、第50期まではストップウォッチ方式)。 第40期以降の制度では、「女流名人リーグ」内で10名(前期番勝負敗退者1名+前期残留者5名+予選通過者4名)の総当たり戦を行う。「女流名人リーグ」の優勝者が5番勝負で女流名人に挑戦し[13]、下位4名がリーグから脱落する。 同率の女流棋士が複数いる場合は、順位上位のものが成績上位とする。ただし、挑戦者決定戦のみ順位に関係なくプレーオフを行い、両者とも予選通過者であるなど順位が同じ者が残留ライン上に並んだ場合も残留決定戦が行われる。 持ち時間は2時間(第51期よりチェスクロック方式、第50期まではストップウォッチ方式)。 第39期まではリーグ戦は「A級リーグ戦」「B級リーグ戦」の2つに分けて行われており、現行の「女流名人リーグ」に相当するのが「A級リーグ戦」であった。「B級リーグ戦」は「A級」の下位リーグであり、A級、B級、いずれも定員は10名であった。「A級リーグ戦」成績下位者3名と「B級リーグ戦」成績上位者3名は昇降級により入れ替えされた。また、「B級リーグ戦」成績下位者5名はリーグから陥落し、次期の「B級リーグ戦」にはリーグ残留者5名と予選からの勝ち上がり5名により行われた。 順位戦と同様、病気や出産などのやむをえない理由により、ある1年間の対局をすべて休場した場合、それが当期の女流名人リーグ表を組む前に申請していれば、その期に限りすべて不戦扱いとしてリーグ脱落をせず、次の期に順位は「張出」として最下位ながらリーグに参加できる。順位戦と異なる点は、この場合でも脱落者・予選通過者の人数は通常と変わらず、リーグ戦の人数が一定に保たれている点である[注釈 4]。ただしリーグ発表後にリーグ最終局まで休場した場合については、基本的には以降の対局は全て不戦敗として扱われ、翌期への優遇措置は取られない。一方でリーグ途中で休場しても、短期間かつ11月のリーグ最終局前に復帰して日程に余裕があれば日程調整して可能な限り全対局行なわれる。 女流名人と女流名人リーグ優勝者が翌年の1月から2月にかけて五番勝負を戦い、勝者が新たな女流名人となる。第42期からは、特別協賛のユニバーサルエンターテインメントが所有し、棋戦の冠名にもなっている、箱根の「岡田美術館」で第1局を行なうことが通例となっている。その他では近年は第2局が福間香奈の地元である島根県の出雲文化伝承館、第3局が千葉県野田市の関根名人記念館(いちいのホール)、第4局が岡山県の湯原国際観光ホテル菊之湯の開催[注釈 5]が定番となっている。
概要
方式
予選
リーグ戦
A級・B級リーグ(第39期まで)
休場
女流名人戦五番勝負
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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