この項目では、大阪市阿倍野区の建設会社について説明しています。大阪市港区の建設会社については「奥村組土木興業」をご覧ください。
株式会社奥村組
OKUMURA CORPORATION
本社 (2021年1月)
種類株式会社
機関設計監査等委員会設置会社[1]
市場情報東証プライム 1833
株式会社奥村組(おくむらぐみ、英: OKUMURA CORPORATION)は、本店を大阪市阿倍野区に、本社を大阪市阿倍野区と東京都港区に置く総合建設会社(ゼネコン)。企業メッセージは「建設が、好きだ。」。 同じ大阪に本社を置く竹中工務店・錢高組・鴻池組・淺沼組と並ぶ在阪ゼネコンの一つで、大輪会の会員企業である[3]。ドラマ『BRIDGE』のモデルとなったことでも知られる[4]。 建築技術では免震技術に強みを持ち、1986年には日本初の実用免震ビルとなる技術研究所管理棟を完成させた[5]。また、奥村組の免震技術は建造物だけではなく、奈良国立博物館をはじめとした博物館や美術館の展示ケースや、チキウ岬灯台などの灯台レンズの保護の為にも用いられている[6]。 土木技術ではシールド工法に強みを持ち、1965年に日本初の泥水式シールド工法である「OCMS工法」を開発して以来、国内外で施工実績を積み重ね、シールド工事の施工延長は、国内トップレベルの実績を誇っている[7]。また、シールドマシン等を製作する奥村機械製作株式会社をグループ会社に持つ。 他のゼネコンに先駆けて2018年から「攻めの広報」を掲げ、1億円前後で推移していた広告宣伝費を6億円超に引き上げた。大阪国際女子マラソンの1社協賛を引き受けたほか[8]、同マラソン向けに森川葵演じる「奥村くみ」を登場させたテレビCMの放映を始めた。大阪国際女子マラソン以外にもギターイベント[9]や歌舞伎公演[10]での協賛を手がけ、広告宣伝費は2023年3月期も9億円近い数字を見込んでいる[11]。 近年は不動産事業の強化と共に、新規事業の拡大に力を入れており、バイオマス発電事業[12][13]や夏秋いちごの栽培・出荷事業[14]、水質浄化技術を活用したトラフグやバナメイエビの陸上養殖事業に取り組んでいる[15][16]。
概要