奇異太郎少年の妖怪絵日記
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奇異太郎少年の妖怪絵日記
ジャンル
妖怪コメディ日常
漫画
作者影山理一
出版社マイクロマガジン社
掲載サイトモルモル亭
マンガごっちゃ
コミックライド
レーベルマイクロマガジン・コミックス
発表期間2008年10月24日 - 2022年3月1日
巻数全15巻
アニメ
原作影山理一
総監督ひらさわひさよし
シリーズ構成WORDS in STEREO
脚本WORDS in STEREO
キャラクターデザイン今岡律之
アニメーション制作Creators in Pack
製作奇異太郎少年の妖怪絵日記
製作委員会
放送局TOKYO MXサンテレビ
放送期間2016年10月5日 - 12月21日
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『奇異太郎少年の妖怪絵日記』(きいたろうしょうねんのようかいえにっき)は、影山理一による日本漫画作品。ウェブ連載を中心としていた影山の商業出版デビュー作。

2016年4月にテレビアニメ化が発表され[1]、同年10月より5分枠の短編アニメとしてTOKYO MXサンテレビにて放送。
概要

自称「霊感美少年」の奇異太郎が、とある事情で実家の離れに追放されたことから妖怪達と知り合い、騒々しくものんびりとした日々を送っていく。1話ごとにメインの妖怪を据え、その妖怪を紹介するような形で進行する1話完結型の作品。この本編の他にメインキャラや物語を深める閑話があり、本編5話に閑話1話を1つの章として進行する。

元々、携帯電話での閲覧専用として作者が模索した「携帯で読むための漫画」のため、原則コマ割りのない1ページに1つの絵で、吹き出しを廃したタイトルの通り絵日記のような独特の形態を取っている。作者のサイト「モルモル亭」で連載されていた『奇異太郎君の霊的な日常』の続編に当たるが、時系列としては前の話となる。「マンガごっちゃ」のみ、他の掲載サイトより2話先行して公開されている。
あらすじ

家の蔵に忍び込み、悪戯を働いた少年奇異太郎は、罰として本宅から離れに追放される。念願の一人暮らしと気分を変えようとした彼は、そこで一人の少女と出会った。彼女は自分を「離れの主」と名乗る。
登場人物
主要人物
奇異太郎
声 -
五十嵐裕美本作の主人公。自称「霊感美少年」。右目を髪で隠し、アホ毛の立った髪型が特徴。年齢は作者曰く「中学生になったかならないかくらい」。両親とは既に死別している。立ち入り禁止の蔵に入ったことから本宅を追い出され、離れに住むように命じられる。基本的にポジティブで物事を余り深く考えない性格。自分で認める通り霊感が強く、幽霊を見慣れているため人外のものに対する抵抗感がない。神経がず太く、得体の知れないものを簡単に触るのは勿論、嘗めたり噛んだりすることも厭わない。また、宇宙が好きで、よく宇宙について思いを馳せたりそれ関連の発言をしたりする。河童の正体も宇宙人と考えていて、カッパと出会ったときは浮かれてしつこく問い詰めたため、カッパから「妖怪の正体を暴くことの危うさ」を説かれた。プラモデル検定一級の資格を持っている。姿を消したすずを看破する・不動明王の化身に一撃を入れ膝をつかせるなど霊感(霊力)の強さは作中でもトップクラス。対象を粉々に粉砕し、宇宙の彼方へ葬るという「殺鬼終式」という技を持つが、現在のところ一之章(両手が大宇宙と同化)の展開までに留まっている。前述のアホ毛は奇異太郎の感情の昂ぶり度合いにより紅く染まっていくことが確認されている。時系列的には後の話である『奇異太郎君の霊的な日常』ではそれなりに女性に対して興味を持っているが、こちらではまだ幼いためかそういった話題を避ける傾向がある。ただ、その気はなしにセクハラとなる行動を取ることはある。また、酒に酔うとセクハラ癖が出るらしい。本人にその気はなくても女妖からは好かれることが多いハーレム体質で、すずや狐は奇異太郎の近辺を度々警戒している。名前の由来は『鬼太郎[注 1]
すず(座敷童子[注 2]
声 - 仲田ありさ本作のヒロイン。裾の短い着物とおかっぱの髪型が特徴[注 3]。古風な喋り方をする。「離れの主」を名乗っていたが、奇異太郎との勝負(かくれんぼ)に負けて掃除婦になった。しかし、割とサボっている。本人曰く「この辺りでは顔」だそうで、実際周辺に住む殆どの妖怪達と交流があり、新しい妖怪が出てきた時の解説役となっている。里の妖怪らの間ではアイドルのような存在であるらしい。奇異太郎のことを憎からず思っており、何かと世話を焼く幼馴染的ポジションのキャラ。ささいなことで喧嘩と仲直りを繰り返しており、奇異太郎に好意を抱く狐や雪娘でさえも「夫婦喧嘩」と例えている。着物の裾を覗かれたり、着替えの最中を見られたりと、ハプニング的なお色気が多い。酒に酔うと甘え癖が出る。自身曰く、全身髪の毛以外毛が生えずツルツルである。
狐面の女(妖狐
声 - 喜多村英梨3本の尾を持つ。人間の世界と妖怪の世界を調整する「狭間の管理人」と呼ばれる存在。普段は大体、狐面をかぶり着物を着た金髪ロングで巨乳の女性の姿に化けて過ごしている[注 4]。他者からは専らそのまま「狐」と呼ばれ、雪娘は「お姉ちゃん」と呼ぶ[注 5]。雪女の元ペットで、現在でも頭が上がらずよくこき使われている。狐の妖怪らしく狐火らしきものを操れる。また、月下花宴では、古くから伝わる巫女神楽を披露した。奇異太郎に好意を持っており、よく彼に抱きついたり押し倒そうとしたりする。日頃から痴女じみた行動や言動が多く、素っ裸の彼女に奇異太郎が跨っているという状況をすずと雪娘に目撃された際も、怒られたのは狐のほうであった[注 6]。奇異太郎を「キィ」と呼んでおり、この呼び方は以前奇異太郎とよく悪戯をした近所のお姉さん(故人)と同じもの。また、奇異太郎は前述の神楽に覚えがあり、舞う狐の姿を見て「かのじょ」[注 7]を想起した。しかし、関連は不明。
雪母(雪女
声 - 大原さやか狐の元飼い主で、かつ後述の雪娘の母。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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