失われた世界
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この項目では、コナン・ドイルの小説(原題:The Lost World)について説明しています。

1960年の映画については「失われた世界 (1960年の映画)」をご覧ください。

その他「Lost World」と題する作品については「ロスト・ワールド」をご覧ください。

失われた世界
The Lost World
The Lost World 初版表紙
作者アーサー・コナン・ドイル
イギリス
言語英語
ジャンルサイエンス・フィクション
ロストワールドもの
シリーズチャレンジャー教授
発表形態ハードカバー
刊本情報
出版元Hodder & Stoughton
出版年月日1912年
シリーズ情報
次作毒ガス帯
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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『失われた世界』(うしなわれたせかい、: The Lost World、ロストワールド)は、1912年アーサー・コナン・ドイルが書いたSF小説

なお、本作の主要人物、チャレンジャー教授とシリーズについては、チャレンジャー教授を参照。
物語

愛する女性グラディスのために実績をあげたいと考えていた新聞記者エドワード・ダン・マローンは、古生物学者チャレンジャー教授を紹介される。彼の家を訪ねると、彼がアマゾン奥地で古代に絶滅した生物達が生き残っているという「失われた世界」を発見したことを知らされる。教授はそれを学会でも述べて、その地への探検旅行を提案する。マローンも名乗りを上げ、チャレンジャー教授に批判的なサマリー教授や世界的冒険家のジョン・ロクストン卿(Lord John Roxton)らとともに、南米のアマゾン流域へ向かう。

川をさかのぼり、ジャングルと沼地を抜け、たどり着いた「失われた世界」は、平原に屹立する巨大な台地にあった。直接に登るのが困難なことから、隣接する岩山に登り、その頂上の大木を切り倒すことで丸木橋を作り、一行はそれを渡って目的地にたどり着くが、ロクストン卿に恨みを抱く案内人にその橋を落とされ、帰り道をなくしてしまう。メイプル・ホワイトが遺したステゴザウルスのスケッチ

台地は驚くべき古生物達の世界であり、一行は様々な生き物に遭遇する。見るものすべてが新種という有様で、しかも恐竜の類が多数棲息していた。ある晩、マローンは一人でキャンプを抜け出す。肉食恐竜に追われるなどの冒険の後キャンプに帰ってくると、テントは荒らされ教授たちはいなくなっていた。凶悪な猿人の群れに襲われ、連れ去られたのである。なんとか猿人の村から脱出した教授たちとマローンは、猿人に圧迫され虐殺されていた人間の原住民たちと協力し、猿人たちを滅ぼす。そして、原住民から教えられた秘密の通路を通り、「失われた世界」を脱出した。

ロンドンへ戻ったチャレンジャー教授は学界で冒険の成果を発表するが、もちろん誰も信用しない。この事を予見して秘密裏に運んできた大きな箱を人々の目の前で開けると、中から飛び出してきたのは翼竜プテロダクティルスであった。翼竜は南米の方向に逃げ去ったが、チャレンジャー教授たちの話は事実であると証明され、彼らは一躍時の人となった。ただし、グラディスはマローンを裏切って既に別の男と結婚してしまっていた。失意のマローンであったがロクストン卿と共に再び「失われた世界」への探検に向かう事を決断するのだった。
書誌情報

『没落の世界』新東信訳、金剛社 万国怪奇探偵叢書4 1925年
国立国会図書館書誌ID:.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}000000540828


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