夫のカノジョ
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夫のカノジョ
Husband's lover
著者
垣谷美雨
発行日2011年4月22日
発行元双葉社
ジャンルファンタジー小説、if小説
日本
言語日本語
形態四六判
コードISBN 978-4-575-23724-5

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『夫のカノジョ』(おっとのカノジョ、Husband's lover )は、垣谷美雨による日本小説。2013年10月に川口春奈鈴木砂羽主演でテレビドラマ化。

2011年に『夫の彼女』のタイトルで、双葉社より書き下ろしで刊行。2013年10月に双葉文庫より文庫化されるのに際して改題された。

「もしも夫の不倫を疑っていた主婦と、その相手のOLが入れ替わったら」というif小説。OLの抱えていた孤独、夫のことを何も分かっていなかった主婦の現実が描かれ、やがて周りを巻き込んでそれぞれの環境が大きく変わっていく。
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2016年8月)(使い方

39歳の主婦・小松原菱子は、真面目で面白みはないが、根は優しいと信じていた夫が部下の女性と浮気しているのではと疑いを持つ。そして夫を尾行すると、若い女とマンションへ入っていくのを目撃。相手の女・星見と対面し、夫と別れるようにと求めるが話し合いは口論に発展してしまう。するとそこに、真っ赤なロングドレスに身を包み、薄汚れた顔をした老婆が現れ、「互いの気持ちが芯まで分かったら元に戻る」と、菱子と星見の身体を入れ替えて消えてしまう。探せど探せど老婆は見つからず、2人は互いの仕事や家庭のことを考え、戻る方法が見つかるまでそれぞれの姿でそれぞれの生活を維持していこうと約束する。しかし菱子は新人研修の打ち合わせで、星見はPTAで一騒ぎを起こしてしまうことに。

果たして2人は元に戻ることが出来るのか。そして菱子と夫の関係はどうなるのか。
登場人物
主要人物

小松原 菱子(こまつばら ひしこ)主婦。39歳。趣味はパン作りで、雑誌のコンクールで優勝したことがあるほどの腕前で、子どもたちの「おふくろの味」は菱子の手作りパンである。短大時代に教職資格を取っており、現在は12時から17時まで学童クラブの指導員のパートをしている。パソコンの閲覧履歴に『星見のひとりごと』というブログを見つけてしまい、その内容から夫の浮気を確信する。

山岸 星見(やまぎし ほしみ)麦太郎の部下の派遣社員。20歳。服装と態度で、いつ、どこにいても悪目立ちしてしまう。言葉遣いは乱暴で、語尾に「?じゃね。」と付ける癖がある。幼い頃に父が事故死してから、母が人が変わったようになってしまい、母が男性の元へ行ってしまう度に、わずかばかりの金と知り合いが万引きしたもので1人で食いつないでいた。
小松原家

小松原 麦太郎(こまつばら むぎたろう)菱子の夫。42歳。大東亜製粉営業部パスタ課の課長。長身痩躯で高校時代にはバスケ国体出場した。名前は「踏まれても踏まれても強くなれ」と父がつけたもの。優しく、面倒見のよく、かつしたたかな性格でもある。星見からは「ムギ」と呼ばれている。

小松原 実花小松原夫妻の長女。中学3年生。高校に進学した、部活の先輩・三上に恋心を寄せており、金を貸している。(菱子と入れ替わった)星見からは「実花たん」と呼ばれている。

小松原 真人小松原夫妻の長男。小学5年生。
大東亜製粉

石黒 靖(いしぐろ やすし)営業部派遣社員。26歳。父親は国会議員で、兄も姉もエリートコースを歩んでいる。しかし本人は一家の出来損ないで二浪の末に私大に入るも中退。自転車で世界を回る旅に出るも就職先が見つからずに派遣登録をして今日に至っている。麦太郎の部下になって仕事への向上心を見せている。メキシコでコックの経験があり料理が得意。

吉田 茉莉子営業部社員。星見の向かい側のデスク。36歳くらい。

清水 香織営業部派遣社員。25歳。

久米営業部部長。社長の甥。30代。

結城 ユリ仕入れ部部長。麦太郎の同期。自惚れが強い性格。
その他

小山田 千砂菱子の幼なじみ。高校卒業後、地元の信用金庫に就職した。機械メーカー勤務の男性と結婚したが、彼の浮気が原因で慰謝料ももらわずに離婚した。現在はヘルパーをしているが、生活は困窮しており、離婚したことを後悔している。

矢島真人のクラスメイト・芙由美の母親。気弱な性格で、PTA会合で啖呵を切った(菱子と入れ替わった)星見に憧れる。芙由美がいじめられているのではないかと心配している。

小松原 容子麦太郎の母親。麦太郎一家のマンションから徒歩10分ほどのところに住んでいる。夫と駅前商店街で履物屋を営んでいる。菱子に、家を取り替えないかと持ちかける。

山岸 史子(やまぎし ふみこ)星見の母親。39歳。22歳の時に夫が事故死して以来、星見と2人暮らし。その後は星見を支えるために無理をして働いていたが、体を壊したのをきっかけに仕事をやめ、星見にたびたび金を無心するようになる。


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