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出典検索?: "太陽にほえろ!"
太陽にほえろ!
ジャンル刑事ドラマ
原作魔久平
製作
プロデューサー岡田晋吉
梅浦洋一ほか
制作東宝株式会社・日本テレビ
放送
音声形式モノラル
放送国・地域 日本
(開始から1972年9月まで)
放送期間1972年7月21日 - 9月29日
放送時間金曜日 20:00 - 20:56
放送枠日本テレビ金曜8時連続ドラマ
放送分56分
回数11
(1972年10月から1975年9月まで)
放送期間1972年10月6日 - 1975年9月26日
放送時間金曜日 20:00 - 20:55
放送分55分
回数156
(1975年10月から終了まで)
放送期間1975年10月3日 - 1986年11月14日
放送時間金曜日 20:00 - 20:54
放送分54分
回数551
特記事項:
総放送回数:718回
オープニング:太陽にほえろ!メインテーマ→太陽にほえろ!メインテーマ'79→太陽にほえろ!メインテーマ'86
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『太陽にほえろ!』(たいようにほえろ)は、1972年(昭和47年)7月21日から、1986年(昭和61年)11月14日まで、日本テレビ系列で金曜日20時から1時間(54?56分)枠で放送された刑事ドラマ。全718回放送された。 警視庁七曲警察署捜査一係の藤堂係長(石原裕次郎)を中心に、ニックネームで呼び合う個性豊かな刑事たちの活躍を描いたテレビドラマ。1972年のスタートから15年近くに亘って放送が続けられた長寿番組であり、現在では日本の刑事ドラマの金字塔とも称される作品である。 それまでの刑事ドラマでは事件と犯人が中心に描かれており、レギュラーの刑事たち(主に本庁の捜査一課所属)は狂言回しに過ぎなかった。しかし本作は、所轄署の捜査一係に勤務する刑事の一人一人にフルネームと性格設定を与え、「青春アクションドラマ」と銘打って刑事を主役にした物語を展開した。「走る」刑事ドラマ(大方の犯人が走って逃げるため、刑事も追走することが多い)としても有名だが、これは最初の中心監督メンバーとなった竹林進が、人間の最も美しい姿は一生懸命走る姿である、という考えの持ち主だったことによる[1]。勝野洋(出演期間は2年)と宮内淳(出演期間は約4年)のコンビが合わせて走った延距離は地球半周分とも言われる。 基本的には、事件発生から解決に至るまでは1話完結、一係メンバーと、周辺の登場人物のエピソードなどに関しては、時系列で描くというスタイル。 当初の構想ではマカロニ刑事こと早見淳を主人公とし、彼の成長物語として展開していく予定であった[2]。しかし、早見役の萩原健一が降板を熱望し「劇中で死にたい」という本人の申し出を製作側が受け入れたことで、早見は通り魔強盗に刺し殺されるという形で姿を消す。ところが、主人公の降板という事態にもかかわらず、番組を終了させることはなく、松田優作を萩原の後任に起用し、さらなる成功を収めた。これに端を発し、新人や無名俳優を主役扱いで出演させて人間的に成長する姿を追い、やがて彼らが「殉職」[3]することで番組を降板していくというパターンが定着。勝野洋、山下真司、渡辺徹などといったスターが生み出された。やがて、番組の路線が安定してくると沖雅也、神田正輝、三田村邦彦、世良公則など芸能界で実績のある人物[4]が起用されるケースも出てきた。また露口茂、竜雷太、下川辰平、小野寺昭らベテランおよび中堅のメンバーにも主演作が用意されるようになり、新米刑事の成長物語に群像劇としての要素が加えられるようになった。 収録にあたって、レギュラー出演者のスケジュール調整にはとくに注意が払われた。実際に警察官は「非番」という形で交代制で休みを取る[5]のでこれに準じて、番組1年目は萩原(40話、42話、44話)・小野寺(5話、10話、11話、14話、36話、37話、45話)・下川(10話、18話、31話 - 33話、36話、48話、49話)の欠場があった。2年目以降はごく一部の例外(81年の石原裕次郎・沖雅也の病欠)や関根恵子を除き、一係メンバーは毎回必ず顔を揃えていた。裕次郎は86年にも再入院し、任務代行者として渡哲也が配された。のちに裕次郎から「健康な状態での復帰が望めない」として降板の申し出があり、番組の円満終了が確定。裕次郎は最終回に復帰し、番組のテーマともいえる「生命の尊さ」を訴え、作品を通しての主役として物語をしめくくった。 1983年10月7日の放送は、「太陽にほえろ!スペシャル 原作・エド・マクベインキングの身代金より『誘拐』」として、30分拡大し、19時30分から放送した[6]。 番組終了後の翌々週からは、藤堂が七曲署から本庁(警視庁)に栄転して1年後(1987年11月)の七曲署を描いた続編『太陽にほえろ!PART2』が放送された。 人物名、()に読みとニックネーム、出演者の順に表記。 「●」は殉職した刑事、「▲」は病死した刑事、「■」は交通事故死した刑事、「※」はその他の理由で死亡した刑事、無印は最後まで存命した刑事 七曲署捜査第一課捜査第一係の刑事係内には警部・警部補・巡査部長・巡査長・巡査[7][8]。捜査一係への着任は、前任者が殉職・異動・退職したことによって生じた欠員補充(後任)によるものと、本庁の定めた配属人数の改定に伴う増員による着任とに分けられる。それを裏付けるように、藤堂が「一係の人員は7人だ」と語る場面[9]があるものの、番組後期では8人以上の所属が確認できる。第1話で早見が着任した時点で係員は藤堂を含めて6人なので、早見の着任前は5人だった可能性がある。本作では柴田以降の刑事は捜査一係着任の経緯が物語の流れで判るようになっているが、物語開始後の最初の着任者である早見については、どういう経緯で七曲署捜査一係に着任することになったのかについて詳しく言及されたことがなく、不明。
概要
登場人物
刑事
藤堂俊介(とうどう しゅんすけ / ボス)
演 - 石原裕次郎(1話 - 458話、489話 - 699話、最終話)東京都出身。1934年(昭和9年)生。東慶大学法学部卒(第34話)。七曲署の捜査第一係長。階級は警部[10][11]。威厳と包容力を併せ持った理想的な上司。本庁で指揮が執れるほどの実力を持ちながら、捜査に妥協を許さない性格ゆえに、所轄の一係長に留まる。七曲署赴任前は城南署に勤務しており、さらにその前には城北署に勤務していた。また、部下たちが事件に関するグロテスクな話などをしている時は「タバコ買ってきてくれ」などと言って外に出させて話を聴かせないようにするなど、女性職員への気配りも欠かさない。両親とは既に死別。独身で分譲マンションに一人暮らしをしており、一係の部下を家族のように思っている。以前には婚約者がいたが彼が警察官の道を選んだことで自ら解消したという過去を持つ(第34話)。シリーズ初期には自ら現場に赴くことも多かったが、中期以降はデスクにこもったまま指揮を執るようになる(ボスが長期離脱から先)。1981年5月、心臓の手術による入院のため、しばらく捜査の第一線を離れるが、同年クリスマスに復帰する(第489話)。さらに、その5年後の1986年6月にも過労のため再び入院する事となり[12]、長期間一係から離れることに。