日本の政治家太田 房江おおた ふさえ
公式肖像写真
生年月日 (1951-06-26) 1951年6月26日(72歳)[1]
出生地 日本 広島県呉市[1]
出身校東京大学経済学部経済学科
前職通商産業省大臣官房審議官
所属政党(無所属→)
自由民主党(安倍派→無派閥)
称号経済学士
公式サイト ⇒参議院議員 太田ふさえ(太田房江) 公式サイト
参議院議員
選挙区(比例区→)
大阪府選挙区
当選回数2回
在任期間2013年7月29日 - 現職
第50-51代 大阪府知事
当選回数2回
在任期間2000年2月6日 - 2008年2月5日
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太田 房江(おおた ふさえ、1951年〈昭和26年〉6月26日[1] - )は、日本の政治家、実業家、タレント、元通産官僚。自由民主党所属の参議院議員(2期)。本名は齊藤 房江(さいとう ふさえ)[1]、「太田」は旧姓である。通称は「ふぅちゃん」。
大阪府知事(公選第15・16代)、岡山県副知事、通商産業大臣官房審議官、厚生労働大臣政務官、経済産業副大臣兼内閣府副大臣、自由民主党女性局長などを歴任。 広島県呉市生まれ(現住所は大阪府豊中市新千里南町3丁目[2])[1]。愛知県立時習館高等学校を経て、東京大学経済学部経済学科卒業後、1975年旧通商産業省入省。通商産業研究所研究部研究主幹[3]、産業政策局消費経済課長[3]、近畿通産局総務企画部長[3] を経て、1997年岡山県副知事に就任[3] し、石井正弘の下で副知事を務めた。1999年通商産業省に復帰し、大臣官房審議官(局次長級)となった[3]。 横山ノック前知事の辞任に伴う2000年の大阪府知事選挙に自民党・民主党・公明党など5党の推薦を受け立候補、鰺坂真や平岡龍人らを破り日本初の女性知事となった。次の2004年の知事選では社民党も推薦に加わったことで、高い知名度を背景に参議院議員を2期12年つとめたのちに知事選に出馬した元プロ野球選手の江本孟紀を大差で破り、再選を果たした。3期目への出馬は断念し(後述)、2008年、2期8年の任期が満了したことにより大阪府知事を退任した。 その後、デーブ・スペクターの芸能事務所であるスペクター・コミュニケーションズに所属する。2008年6月27日付で大阪に本社を持つ総合ガス企業・エア・ウォーターの非常勤取締役・経営戦略室特命担当に就任。2010年4月には農業戦略部長とグループ会社のエア・ウォーター農園代表取締役社長に就任し、2012年に退任した。また、弁護士の住田裕子が代表理事を務めるNPO法人、長寿安心会の大阪支部長ならびに関西大学や大阪産業大学で客員教授を務めた。 2013年7月21日に投票された第23回参議院議員通常選挙に比例代表候補として自民党公認で出馬。同党大阪府連の重点候補として支援を受けたものの集票はふるわず、77,173票を獲得して比例区改選議席48の47番目にぎりぎりで滑り込んだ。この選挙における自民党の比例区候補としては最下位の18位での当選となった。 2015年10月9日には第3次安倍第1次改造内閣で厚生労働大臣政務官に就任した[4]。2017年8月8日には自由民主党女性局長に就任[5]。 2018年12月13日、自民党は翌年7月に予定される第25回参議院議員通常選挙に太田を大阪府選挙区から擁立する方針を決定した[6]。太田の擁立は党本部の意向によるもので、既に同選挙区での擁立が決定していた柳本顕と合わせて自民党単独で複数議席を狙う方針であった[7]が、その後柳本は大阪市長選に出馬するため参院選の公認を辞退し、自民党は2019年6月に候補者を太田に一本化することを正式決定した[8]。投開票の結果、太田の得票は第24回参議院議員通常選挙で自民党候補(松川るい)が獲得した約76万票を20万票以上下回る約56万票の得票となり、4位での再選となった[9]。 2022年8月12日、第2次岸田第1次改造内閣で経済産業副大臣兼内閣府副大臣、原子力災害現地対策本部長に就任[10]。 2024年1月21日、自民党5派閥の政治資金パーティーの裏金問題をめぐり、2018年 - 2022年の5年間で太田が清和政策研究会(安倍派)のパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分214万円を派閥側からキックバックとして受け取っていたことが明らかとされた[11]。詳細は「#政治資金パーティー収入の裏金問題」を参照 一般的な活動や選挙活動は通称の「太田房江」で行えるが[12][注 1]、公文書などの署名は戸籍上の氏名で行う必要があり、本名の「齊藤房江」で行われた。大阪府知事が公務において通名と本名を使い分ける行為は前任の横山ノックからであり、2008年に後任の橋下徹が就任するまで13年にわたり続いた。 大相撲の優勝力士に贈る大阪府知事賞の贈呈を巡り、女人禁制の土俵に知事自らが上がりたいという意向を示したが、日本相撲協会に拒まれた[13]。 ふるさと納税に対しては大都市の首長として、石原慎太郎東京都知事などと同様反対の意思を表明した。
来歴・人物
大阪府知事としての実績・評価