天野 可淡(あまの かたん、1953年 - 1990年11月1日[1])は、人形作家。創作球体関節人形で耽美表現を始めた。女性。本名、大作紀美子[2]。 1989年に「KATAN DOLL」、1990年に「KATAN DOLL fantasm」、1992年に「KATAN DOLL RETROSPECTIVE」の三冊がトレヴィルより出版されている(写真撮影は吉田良一)。ただし出版社の倒産により、いずれも入手困難。 1995年には、シンフォレストから、写真集のソースをCD-ROM化した「KATAN DOLL」も発売されているが、こちらも販売終了となっている。 2007年2月9日復刊ドットコム(外部リンク)にて上記3冊の復刊決定が発表され、エディシオン・トレヴィル「KATAN DOLL」(2007年8月)、「KATAN DOLL fantasm」(2007年9月)、「KATAN DOLL RETROSPECTIVE」(2007年12月)の3冊が無事復刊された。 2015年12月16日、KADOKAWAから収集家・写真家の片岡佐吉による写真集「天野可淡 復活譚」が発表され、綾辻行人が寄稿した。綾辻は同書の中で、『Another』の登場人物は天野の人形から発想を得たと語っている。 現在、天野可淡の作品はその多くが散逸し、親族のほか、片岡佐吉ら幾人かの人形収集家のもとにあり、片岡佐吉が所有している作品については、片岡がオーナーをつとめる人形博物館マリアの心臓にて展示されている。(京都大原にあるマリアの心臓は2022年7月閉館) 2004年には、映画「イノセンス」公開記念、押井守監修「球体関節人形展?DOLLS OF INNOCENCE?」(東京都現代美術館/2月7日?3月21日)で数体が陳列された。 2010年度に東京国立近代美術館へ2作品が寄贈された。 1994年8月28日にフジテレビ制作の番組「ワーズワースの冒険」の第22話で「消えた少女人形の謎?カタン・ドールの世界?」として天野可淡がストーリ仕立てで取り上げられた。 出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2016年2月)
略歴
1953年、東京都世田谷区に生まれる。
1962年、東映児童研究所第四期生となる。
1974年、女子美術大学在学中より人形制作開始。
1981年、銀座小松アネックス「更染沙ギャラリー」を皮切りに個展を開始する。
1988年、ドールスペース・ピグマリオンのスタッフとなり、代表者であり人形作家である吉田良一(現在、吉田良に名前改め)とともに活動を続ける。
1990年、オートバイによる交通事故にて逝去。
作品集について
作品の展示
テレビ番組
参考文献.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}
『KATAN DOLL』天野可淡著 トレヴィル
『KATAN DOLL fantasm』天野可淡著 トレヴィル
『KATAN DOLL RETROSPECTIVE』天野可淡著 トレヴィル
復刻版に詳細な年譜及び写真あり。
『KATAN DOLL(CD-ROM)』天野可淡著 シンフォレスト
『天野可淡 復活譚』片岡佐吉著 KADOKAWA
出典^ ⇒天野可淡、ドールスペース・ピグマリオンHP内プロフィール
^ 『現代物故者事典 1988?1990』(日外アソシエーツ、1993年)p.31
外部リンク
⇒ドールスペース・ピグマリオン公式ページ
天野のプロフィール並びに一部人形の写真あり
⇒京都 大原 マリアの心臓 - 片岡が収集した天野らの人形を所蔵。期間限定で展示会を行っている(来場の際には注意)
全般
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