天皇賞(秋)
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この項目では、秋に東京競馬場で2000mで行われる競馬の競走について説明しています。春に京都競馬場で3200mで行われる競馬の競走については「天皇賞(春)」を、天皇賞全体の歴史などについては「天皇賞」をご覧ください。

天皇賞(秋)(てんのうしょうあき)は、日本中央競馬会(JRA)が毎年秋に施行する中央競馬重賞競走GI)である。通称「秋天(あきてん)」。

天皇賞(秋)
Tenno Sho(Autumn)[1]
第168回天皇賞(秋)
優勝馬:イクイノックス 鞍上:クリストフ・ルメール
開催国 日本
主催者日本中央競馬会
競馬場東京競馬場
創設1937年12月3日
2023年の情報
距離芝2,000m
格付けGI
賞金1着賞金2億2000万円

出走条件サラ系3歳以上(国際)(指定)
負担重量定量(3歳56キロ、4歳以上58キロ (牝馬2キロ減))
出典[2]
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概要

3歳以上の馬(外国産馬・外国馬を含む)による重賞競走(GI)。施行距離は1938年(昭和13年)から1983年(昭和58年)まで、春と同様に芝3,200メートル。1984年(昭和59年)から芝2,000メートルに短縮された。距離変更には賛否両論があった[3]が、短縮後は中距離の最強馬決定戦として位置づけられた[4]。施行時期も長年11月下旬で定着していたが、1981年(昭和56年)から10月下旬 - 11月初旬に繰り上げられた。

2000年(平成12年)よりジャパンカップ有馬記念とともに「秋の古馬三冠競走」とされ、同一年に行われる3競走を全て優勝した馬に褒賞金が贈られるようになった。

正式名称は「天皇賞」であるが、JRAでは施行距離が短縮された1984年(昭和59年)以降「天皇賞(秋)」と表記している[4]

正賞は天皇賞、日本馬主協会連合会会長賞。



競走条件

以下の内容は、2021年(第164回)のもの[2]
出走資格

3歳以上のサラ系競走馬(出走可能頭数:最大18頭[5]

JRA所属馬

地方所属馬(優先出走権を得た馬のみ)

外国調教馬(優先出走)

出馬投票を行った馬のうち、以下の優先出走権を得ている馬から優先して割り当て、その他の馬は「通算収得賞金」+「過去1年間の収得賞金」+「過去2年間のGI・JpnI競走における収得賞金」の総計が多い順に割り当てる。出馬投票締切の結果、出走申込頭数が出走可能頭数を超えた場合は、別に定めた方法または抽選で出走馬を決定する[6]
優先出走権を得られる条件

出馬投票を行っている外国調教馬

レーティング順位の上位5頭
[注 1]

当該年に行われる以下の競走のいずれかで1着となった馬(中央・地方の所属は問わない)[6]

当該年に行われる以下の競走のいずれかで2着以内に入着した地方競馬所属馬[6]

競走名格付施行競馬場施行距離
オールカマーGII中山競馬場芝・外2200m
毎日王冠GII東京競馬場芝1800m
京都大賞典GII京都競馬場芝・外2400m

負担重量

定量(3歳56キロ・4歳以上58キロ、牝馬2キロ減[2]

3歳馬は負担重量が軽減されており、4歳以上の馬に比べ重量面で優遇されている。「負担重量」も参照
コース天皇賞(秋)コース概略図

東京競馬場の芝コース、2,000メートルを使用[2]

スタート位置は第1コーナーの奥に設けられた「ポケット地点」と呼ばれる。スタートから120メートルほどで第2コーナーにかかり[7]、第2コーナーから向正面にかけての700メートルは落差2メートルの緩やかな下り勾配となる[7][8]。その後、向正面の半ばから約1.5メートルの急な上り坂になる[7][8]。これを上りきるとまもなく第3コーナーに入り、カーブを回りながら約1.8メートル下る[7][8]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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