君主主義
種類世襲君主制 · 選挙君主制
絶対君主制 · 制限君主制 · 立憲君主制 · 非主権君主制
天皇制(てんのうせい)とは、天皇を中心とした日本の君主制および国家制度である[1]。狭義には大日本帝国憲法下の君主制としての天皇制を指し、広義には近代以前の天皇制や、日本国憲法下の象徴天皇制も含める[2]。 「天皇制」との用語の意味を記載した辞書や事典には以下がある。大半は、天皇を中心とした制度を指し、狭義には大日本帝国憲法下の君主制である天皇制のみを指し、広義には日本国憲法下の象徴天皇制や古代の天皇制も含めている。
用語
意味
「天皇を中心とする日本の国家体制」(『日本史広辞典』[3])
「天皇を国の君主または象徴とする政治体制のこと」(『イミダス』)
「広義には前近代天皇制と象徴天皇制を含め、狭義には明治維新から敗戦までの近代天皇制を指す」(『岩波 日本史辞典』[4])
「広くは天皇を君主とする国家の制度。(中略)多く狭義に用いられ、明治維新から1945年までの近代天皇制をさす」(『百科事典マイペディア』[5])
「広義には天皇を最高権力者とする日本の国家体制。古代天皇制。狭義には大日本帝国憲法によって確立した天皇を政治的・精神的最高権威とする日本的な専制君主制。近代天皇制」( 『大辞林 第三版』[5])
「狭義には、天皇を君主もしくは政治支配の権威の源泉とする国家制度をさし、広義には、そうした国家制度を支える社会構造と支配イデオロギーを含めて、天皇制の語は使用されている」(『日本大百科全書 ニッポニカ』[5])
「天皇が君主となっている統治体制。特に大日本帝国憲法下の政治体制をいう。また、現憲法下における国の象徴としての天皇の制度を天皇制と呼ぶこともある」(『精選版 日本国語大辞典』[5])
「日本独特の君主制を指す用語。狭義には明治維新から第2次大戦での敗戦までの近代天皇制を指すが、広義には古代天皇制、戦後の象徴天皇制なども含まれる」(『世界大百科事典 第2版』[5])