天文(てんぶん、てんもん、.mw-parser-output .lang-ja-serif{font-family:YuMincho,"Yu Mincho","ヒラギノ明朝","Noto Serif JP","Noto Sans CJK JP",serif}.mw-parser-output .lang-ja-sans{font-family:YuGothic,"Yu Gothic","ヒラギノ角ゴ","Noto Sans CJK JP",sans-serif}旧字体:天文󠄁)は、日本の元号の一つ。享禄の後、弘治の前。1532年から1555年までの期間を指す。この時代の天皇は後奈良天皇。室町幕府将軍は足利義晴、足利義輝。 『易経』の「仰以観於天文、俯以察於地理」および『孔安国尚書注』の「舜察天文斉七政」から。
改元
享禄5年7月29日(ユリウス暦1532年8月29日) - 室町幕府12代将軍足利義晴の申請により、戦乱などの災異のため改元
天文24年10月23日(ユリウス暦1555年11月7日) - 弘治に改元
出典
天文期におきた出来事
元年8月24日(1532年): 山科本願寺焼き打ち。京都町衆の法華一揆で宗徒と六角氏による襲撃。
4年12月5日(1535年): 森山崩れ。尾張森山に滞陣中の松平清康、陣中にて誤殺される。
5年7月27日(1536年): 天文法華の乱。法華宗と対立する延暦寺衆徒と六角氏が京都の法華一揆を破り21の寺院を焼く。
10年6月14日(1541年): 甲斐国守護武田家で武田晴信(後の武田信玄)が父の信虎を追放することで当主交代。当主となった晴信は海野平合戦を契機に信濃侵攻を開始。
11年6月 : 天文の乱
12年8月25日(1543年): ポルトガル船が種子島に漂着し、鉄砲が日本に伝来(1542年説あり)
14年(1545年) - 15年 : 第二次河東一乱、河越城の戦いを乗り切り、北条氏康が大きく勢力を伸ばす。
15年12月20日(1547年): 足利義輝が室町幕府13代将軍に就任。
17年12月30日(1549年): 長尾景虎(後の上杉謙信)が兄・晴景に代わって家督を継ぎ越後・春日山城に入城。
18年2月24日(1549年): 美濃国斎藤道三の娘濃姫が尾張国織田信長に嫁ぐ。
18年6月24日(1549年): 江口の戦い。三好長慶が主筋の管領・細川晴元に逆らってまで三好政長(宗三)を討伐。
その後、長慶の攻勢を恐れた晴元が将軍一家を伴って京から退去するも、劣勢を挽回できなかった為に細川政権の終焉につながった。
18年7月3日(1549年): フランシスコ・ザビエルが乗った船が鹿児島に到着。7月22日に上陸。
18年11月8日 - 9日(1549年): 織田信秀、三河安祥城を今川氏に奪われる。信秀の庶長子であった城主・織田信広は捕らわれ、織田氏は三河から締め出された。
18年11月27日(1549年): 三河の松平領が今川義元の支配下となり、竹千代(後の徳川家康)が今川の人質として駿府へ出立。