天元突破グレンラガンの登場人物
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天元突破グレンラガンの登場人物(てんげんとっぱグレンラガンのとうじょうじんぶつ)では、アニメ作品『天元突破グレンラガン』に登場する架空の人物について記述する。

注=登場人物たちのセカンドネームは第3部開始時(新政府発足時)に付けられた物であり[1]、第1部・第2部では存在しない。
主要人物
シモン(Simon)
- 柿原徹也(20年後のシモン - 菅生隆之)本作の主人公。地下世界にある集落・ジーハ村で育った少年で、物語の中核を担う小型ガンメン「ラガン」のパイロット。14歳(第3部以降では21歳)。名の由来は「下(しも)」。気弱で引っ込み思案な性格だが、冷静に状況を見据える判断力を持つ。極めて強力な螺旋力の持ち主で、緑色の優しく力強い光が彼のそれを象徴している[2]。カミナをして、「あいつの背中に笑われねえ漢になる」と言わしめた、強い意志の持ち主。両親[3]は7歳の時に地震による崩落で死亡。その地震の原因は獣人達のガンメンだと後に判明し、気弱であった彼がラガンで戦う動機となった。1部と2部では、村の拡張作業に使用していたハンドドリルをずっと愛用・所持し続けていた。致命的な味覚音痴かつ非常に強力な消化器の持ち主であり、常人では寝込むほどのニアの手料理を美味しく食べる(後述)事の出来る唯一の人間。彼だけが他のキャラクターと違い苗字を持たないのは、苗字を決めることが「面倒くさい」ためである(小説版では名字制度による人口調整管理を嫌っていたため)。他のキャラクターの法則に習うなら「シモン・ジーハ」という事になる。
第1部
ジーハ村の拡張横穴掘りの仕事を手伝いつつ、地中に埋まっている珍しい物を探すのを生き甲斐にしており、確かな穴掘りの腕と職人気質な性格は村長からも一目置かれていたが同世代の者達からは理解されず、「穴掘りシモン」の蔑称で呼ばれていた。その後、いつものように珍しい物を求めて穴掘りをしていた最中に小さなドリル型のキーアイテム・コアドリルを発見し、ラガンも掘り当て地上へ出ると、カミナを慕ってグレン団の一員となり、当時は仲間のヨーコの事が異性として気になる様子を覗かせていた。その後はダイガンザン強奪作戦当日にカミナとヨーコの逢瀬を見て精神不安定状態に陥り、作戦の遂行に支障を来たしてしまう。その事が原因でカミナが重傷を負ってしまったショックから一時は戦意を喪失するも、怪我を押して駆けつけたカミナの鉄拳で再起を果たし、最終的に作戦を成功させたが、戦いの末にカミナの死を目の当たりにし、心に暗い影を落としてしまう。
第2部
カミナの死から立ち直る事が出来ず、不安定な精神状態で戦いを繰り広げていたがその無謀で自分勝手な戦い方が大グレン団の反発を生み、ラガンからも拒絶されてしまう。そのため、メンバーからは一時見放されもしたがニアの助言とグアームとの戦いを経て、カミナの最期の言葉の意味に気付いて「自分は自分である」と結論し、立ち直る。その後はメンバーから認められ、キタンから大グレン団のリーダーの座を譲り受けた。また、ヨーコとの微妙な距離感も解消し、彼女と対等な信頼関係を築く(彼女に失恋した事も己の中で整理が付き、戦いの中で、恋愛対象はやがてニアへと移っていった[4])と共に大グレン団のリーダー、グレンラガンのパイロットとして獣人達との戦いにおいて中核となり続け、遂には地上世界を支配していた螺旋王ロージェノムを打ち倒す。
第3部
数々の功績を讃えられ、新政府総司令官に就任、大グレン団が王都テッペリンの跡地にて築き上げた街・カミナシティを治めるようになり、本来の冷静な思考と温和な少年らしい性格、いざという時には熱くなって戦う精悍な青年として成長した。その後、政治の仕事に悪戦苦闘する毎日を送り、なかなかニアとの2人だけの時間が作れなかったが意を決してニアにプロポーズをし、それを誤解して受け取ったニアから一旦断られるが後に自分の真意に気づいた彼女からOKの電話をもらう。しかし、その直後にニアがアンチ=スパイラルのメッセンジャーとなり、カミナシティはムガンの襲撃を受けつつも退けたものの、ロシウによる暴徒と化した市民を止める目的のクーデターに遭い、拘束されて総司令官の座から引き摺り降ろされた挙句、「超弩級戦犯」として死刑判決を受け、執行までの間にリンカーネ刑務所に収監、そこでヴィラルと再会する。その後、自分の運命を黙って受け入れていたがヴィラルとの喧嘩と懲罰房の中で自分自身を見つめなおした結果、自分の成すべき事を悟る。アークグレン発進後はヨーコら大グレン団のメンバーに助けられ、ヴィラルと共にグレンラガンに乗り込み、カテドラル・テラの制御を回復させ、その際に心の叫びでニアの自我を取り戻す事に成功するがニアはアンチ=スパイラル本星に召還される事なり、「必ず救いに行く」と約束をした。カテドラル・テラを超銀河ダイグレンへと改名後は愛する女を救うために仲間達と共にアンチ=スパイラルの本拠地へと乗り込む。
第4部
アンチ=スパイラル戦において、超銀河ダイグレンを超銀河グレンラガンへと変形させるためにヴィラルと共に超螺旋エンジン内で螺旋力を蓄積させるために待機していた。その後、多くの仲間が散る様を耐えて見届け、螺旋力が覚醒したブータのサポートもあり、遂に超銀河グレンラガンの変形を成功させるが直後に多元宇宙迷宮に囚われ、現れた本物のカミナの導きの元でニアへと辿り着き、自らを「天(宇宙)を創るドリル」として見出し、仲間と共にアンチ=スパイラルとの最後の戦いに勝利した。結婚式で愛を告げたニアとの永訣後は亡くなった人間を螺旋力で蘇らせる事を良しとはせず、コアドリルを後に続く者であるギミーに託し、ニアの指輪を携えて「穴掘りシモン」として立ち去った。その後はブータと共に穴を掘り続けながら新しい世界をさすらい続けており、螺旋を宿した目で次の世代を見守っている。
小説版
ムガン出現時、自分が上に居ても政府は機能しないという事を痛感しており、それがロシウに後を託した理由とされている。コアドリルをロシウに渡してブータとともに立ち去り、その後、カミナシティで彼を見た者は居なかったとされる。20年後、岩と砂とに挟まれ水道はおろか井戸すらなく、地下に大きな岩盤があって水脈が掘りきれなかったヤコウの村に井戸掘りとして現れ、金を取らず二週間ほどで岩盤を掘りぬき、村の少年ボキーと共に天の光を見上げる。
グレパラ
ギミーによって浣腸されるなど散々な目にあっている。
カミナ(Kamina)
声 - 小西克幸ジーハ村出身の少年で、カリスマ性が高い人情派の熱血漢。17歳。「グレン」のパイロットで、大グレン団の初代リーダー。名の由来は「上(かみ)」。物事は全て「気合い」で片付くと信じている精神論者である。主に第1部に登場し、未成熟さを強調して描かれる第1部のシモンに代わり、物語の進行を行う狂言廻しの役割を担う。番組宣伝やグッズのCMなど、番組関連CMのナレーションも一手に担っている。幼少の頃に父親[5]に連れられ地上へ出ているため、地下世界での生活には常に閉塞感を覚えており、村一番の荒くれ者として暴れ回っていた。念願叶って地上へ出るとガンメンの本拠地を捕捉し、「グレン団」を再結成して旅を始める。後に、活躍を聞き付けた多くの戦闘員が入団すると、グレン団を大グレン団へ改名。彼のその生き様に惹かれ、多くの仲間が集まった。道中のスタイルは、ジーハ村村長のシャクから強奪した日本刀に、父親の形見の紅マント髑髏腕輪を愛用し、サラシを巻いているという風体。他にも敵からはガンメンを強奪し、破壊したエンキの頭部からを奪うなど、気に入った物を強奪する事が多い(元々グレン団は基本的には盗賊団であった)。 また上半身に施した青色の刺青や、V字型の赤いサングラスも特徴的である(監督曰く『仁義なき戦い』などのイメージ)。なお、赤いサングラスは、かけても視界が赤くならないように出来ているものらしい。テンプルがないがどのようにしてかけているかは不明。心の通じた人物を「魂の兄弟」と呼び、シモンからは「アニキ」と呼ばれ慕われていた(血縁関係は無い)。また、カミナもシモンを「漢」として認め全幅の信頼を置くなど、2人は良きパートナーであった。その裏には過去、自分達の力で地上へ出ようとした際互いに「最後まで諦めず、己を救ってくれた」と感じた出来事が色濃く存在している。なお、シモンの代名詞である「天を突くドリル」の命名者はカミナである。ヨーコとは決戦の朝に彼女の想いを受け入れ、恋人となっていた。その後、ダイガンザン強奪作戦時にシモンを援護するために仲間達と共に最前線で奮闘を続けたが、チミルフとヴィラルの猛攻を受けて致命傷を負い、戦いの果てにシモンに「漢の信念」を言い残して息絶える[6]。彼の死体は埋葬され、天領では彼の所持していたマントと日本刀が墓標として掲げられており、7年を経て、エピローグ時にも朽ちる事なく建っている。第4部では多元宇宙迷宮に捕らわれたシモンの前に再び登場し、シモンを激励した上で多元宇宙迷宮の脱出を成功させた。
グレパラ
ギミーによってブラジャーを奪われた上にバストトップを披露させられたヨーコのため出撃、ギミーからブラジャーを奪い返そうとするも撃退されてしまう。
ヨーコ・リットナー(Yoko Littner)
声 - 井上麻里奈本作のヒロイン。ジーハ村の隣にある地上集落のリットナー村(由来は「隣」)の出身であるグレン団一のスナイパー。名の由来は「横(よこ)」「隣り(となり)」。髪型は赤色のロングヘアをポニーテールで纏め、ビキニホットパンツという露出度が高い格好をしている容姿端麗な女性。動きやすさを重視した反面、ハプニングでビキニが外れやすいという問題点も抱えている。獣人のガンメンに対抗するために作られた身の丈ほどもある超電導ライフルを常に所持しており、一行の狙撃手としての役割を担っていた。頭にドクロのヘアピンとを付けており、簪はいざとなった時の隠し武器になっている。シモンとは同世代だが、地上の事を何も知らない彼を世間知らず扱いする一方で、彼女本人にも年相応の弱さなどが見え隠れしていた。基本的に優しくて世話好きな性格だが、過酷な地上を生きてきたせいか気丈でシビアな面もある。
第1部
獣人が駆るガンメンを追って地上世界からジーハ村に降り立った際にシモンやカミナと出会い、彼らと行動を共にするようになる。しかし、出会った当初はカミナの行動や言動に対し呆れる様子も見せていたがいつの間にか彼に対して想いを寄せるようになっており、ダイガンザン強奪作戦直前に想いが通じてカミナとは恋人同士になった。
第2部
気丈に振舞っているつもりでもカミナの死を引き摺って内に引き篭もるシモン同様に彼女もまたカミナの死をなかなか受け入れられなかった。そのため、カミナの直接の死因となった獣人の王ロージェノムの娘だと名乗ったニアに対して複雑な感情を抱く。その後、カミナの死を乗り越え、彼の意思を受け継いだかのようにグレンラガンを繰り戦うシモンの勇姿を目の当たりにして、ようやくカミナの死を受け入れ、ニアの事も仲間として受け入れるようになる。
第3部
カミナシティ中央公園に建設されたカミナ像が出来上がる直前に新政府で託されるであろう重責は自分には合わないとシモン達に言い残して別れを告げた後に新天地を目指し、旅立った。その後、コレハナ島(由来は「離れ小島」)に「ヨマコ(名の由来は「真横」)」という偽名を使って教師として赴任し、そこで生徒となる子供達と生活を送り、更に一年後はロシウから月衝突の事実と、アークグレンへの避難を説得されたがこれを拒否、地球上全ての生物と子供達が空を見て過ごせる世界を護るため、大グレン団と共に宇宙へ出る。
第4部
超銀河ダイグレンで副艦長を務めるダヤッカの代わりにダヤッカイザーに搭乗して前線で戦い、多元宇宙迷宮の中で自分の違和感ある活躍を見るがカミナの導きによって脱出した。シモンと共に臨んだアンチ=スパイラルとの最終戦後はコレハナ島に戻って教師を続けたらしく、校長となって子供達を見守っている。
小説版
かつてカミナが彼女に語った「子供たちに空を見て暮らさせたい」という思いを受け継いで教師になったとのこと。コレハナ島へ来る以前も、いくつかの学校で教師をしていたらしい。終盤でダヤッカイザーを借りた際は「(スペース)ヨーコカイザー」と改名している。ニアがメッセンジャーになった事にもショックを受けており、ニアを弄ぶアンチスパイラルに対して怒りを感じていた。
劇場版
ダヤッカイザーと同タイプ[7]のヨーコ専用ガンメン「ヨーコMタンク」が登場。『紅蓮篇』の終盤から搭乗する。『紅蓮篇』の後半、白兵戦を挑んできたアディーネと肉弾戦で戦う。銃が効かないアディーネに追い詰められるが、カミナが命を賭けて手に入れたダイグレンを守るべく髪止めとハンドガンでアディーネを追い払う。この戦闘の最中、アディーネによってブラジャーを破壊されるもバストトップを披露することはなく、ブータによって届けられた小さめのブラジャーを代用することで戦闘を続行した。(『螺巌篇』では戦闘の最中、ヨーコMタンク内で全裸状態となりバストトップも披露しているが光り輝く状態であったため朧気にしか見えない状態となっている。)アンチ=スパイラルとの最終戦後はコレハナ島に戻って教師を続けたらしく、校長となって子供達を見守っている。
グレパラ
ギミーによってブラジャーを奪われてバストトップを披露させられた激怒、カミナと共にギミーからブラジャーを奪い返そうとするも撃退されるなど散々な目にあっている。
漫画版
第二部の超絶予告篇にて、彼女が幼かった頃、地下の旧リットナーで重火器の訓練をさせてもらった際に「天才」と評されたが、そのせいで毒ガスが充満して「リットナーの悪魔」と呼ばれるようになったというアニメ脚本構成である中島かずきの思いつきが掲載された。あくまで中島かずきの思いつきということになっているので、事実かどうかは不明。
ニア・テッペリン(Nia Teppelin)
声 - 福井裕佳梨第2部より登場。名の由来は英語の「Near(近い)」「てっぺん」。螺旋王ロージェノムの実娘で王都第1王女。生まれてからずっと獣人たちの中で育ち、王都を出た事がなかったため、外界に対する好奇心が旺盛な世間知らずのお姫様。「○○ってなんですか?」とよく質問をする。口調は敬語だが、語彙はあまり豊富ではなく周囲の空気を読む能力に欠けている。しかしそれ故に、思った事はハッキリと言う性格で、己の意見や信念を曲げない強い意志を持っている。末端の獣人達は彼女を見た事が無いが、四天王とは面識がある。特殊な髪の色と、クローバーの紋章(声を担当した福井は最初地球帝国宇宙軍のマークと間違えた)が瞳孔に浮かび上がっている特徴的な瞳を除けば、他は人間と変わらない容姿をしている。当初、髪はロングヘアだったが、アディーネのセイルーンに捕獲された際にヨーコの狙撃が髪を掠めて散切り頭になり、戦闘終了後にヨーコに整えてもらってショートカットになった。かなり華奢な身体付きだが、淑女のたしなみとして王宮で一通りのスポーツ教育は受けているため、運動能力はヨーコよりも高い。料理が致命的に下手で、ロシウを病室送りにしたほどであるが、本人に悪気はない。誰も面と向かって「不味い」と言えなかった上に、味音痴のシモンとブータが「美味い」と食い続けたため、大グレン団の調理主任という役職に就いてしまう。そのため料理下手という自覚も持っていない。
第2部
己の存在理由を父・螺旋王に問うたために螺旋王から完全に決別され、無情にもコンテナに詰められ、「姫捨て谷」に捨てられたところをシモンに発見され、大グレン団で保護されるが当初はロージェノムの娘という事もあり、クルーからは不信がられるもダイグレンの奪還及びニア本人の抹殺に来たアディーネとの一件により快く受け入れられる事となる。その後、自分を常に助けようとしてくれたシモンを信頼し、周囲から見放されかけていた彼を懸命に励まし続け、やがてそれはシモンに対しての恋心へと変わっていく。
第3部
出会いから7年を経て美しく成長し、再びロングヘアに戻った。その後、心身共に支え続けてきたシモンからプロポーズを受けるがその直後に地上の人間の人口が100万人に達した事で、アンチ=スパイラルによる「人類殲滅システム」が発動すると同時にDNA(螺旋因子)の中に潜伏していたアンチ=スパイラルの因子が目覚め、「メッセンジャー」として覚醒、人類への「宣戦布告」を行い人類そしてシモンの敵となる。しかし、カテドラル・テラの制御が回復した際にシモンの心の叫びにより自我を取り戻すが、地球螺旋力のデータ解析のために別宇宙のアンチ=スパイラル本星へ召還される。
第4部
彼女の指に嵌められたシモンから贈られた指輪はシモンと彼女の想いを繋ぎ[8]、アンチ=スパイラル本星への道が開かれる事となり、最終戦前に救出され、シモンや仲間達と共に最後の戦いに臨む。彼女がカミナの事を知らないが故にアンチ=スパイラルの解析にカミナの情報が完全には知られなかった事がダイグレンの乗員の多元宇宙迷宮を破る突破口になった。その後、アンチ=スパイラルに作り出された仮想生命体である故に彼らの消滅によってこの世に存在できない存在となり、結婚式にてシモンと互いの愛を告白した後に消滅する(彼女が遺した指輪はヨーコからシモンの手に渡され、そしてで満たされた彼女の墓標へと手向けられた[9])。
小説版
アンチスパイラルに解析されている際、思い出をダミーとして自分自身の体に貼り付けて消滅を免れていた。そのため、アンチスパイラルの最終決戦においてはシモンら大グレン団の仲間や地球にいる人々はアンチスパイラルを倒した後に待つ彼女の運命を悟るものの、シモンは逆に勝利への意思を燃え上がらせる。そして決戦から丁度7日後、結婚式の際にシモンへの愛を告げた後に消滅する。
ブータ(Boota)
声 - 伊藤静地下世界で飼育されている食用獣・ブタモグラの子供。シモンにとってはカミナ、ラガン、そしてニアとはまた別のパートナーとして、村にいた頃から行動を共にしていた。知能は高く、シモン達の言葉を理解している節があり、空腹に苦しむシモンとカミナに自分の尻尾を噛み切って与えた事やコアドリルの使用を示唆した事もある。シモン同様、ニアの手料理を平気で食べる事ができる。第3部では、7年の時を経ても何故か身体は全く成長していないが、尻尾は再び生えた。その変わらない姿とキャラクターは、仕事に忙殺されるシモンを和ませていた。また、シモンが裁判のため連行される際には、しっかりと拘束された上で同道していた。ヨーコの胸の谷間に挟まる癖があり、7年経っても再会後はヨーコの胸に時々納まっている。
第4部
シモン達と共に大グレン団の「一員」として宇宙に出る、長きに渡りシモンの螺旋力を受けていた影響か、「共に戦いたい」という強い意志と気合いで、通常獣人や遺伝子操作された動物が持っていない螺旋力が覚醒し、グレンのパイロットとなったヴィラルをサポートする事となった。一瞬でグレンラガンの破損したドリルを修復するほどの莫大な螺旋力を持っている。26話では更にロージェノムの力を借り、個体成長エネルギーを種の進化エネルギーに変換して人の姿への進化を果たすも、それゆえに多元宇宙迷宮に捕らわれてしまう。その後最後の戦いに臨むシモンの光を見た事で、彼は元いた次元のブタモグラの姿でシモンと共に最終決戦に臨む。エピローグにおいては20年経っても変わらぬ姿でシモンと共に世界をさすらい(ブタモグラとしては異例の長命)、シモンと共に螺旋の力を見守り続ける。
大グレン団 / 新政府
キタン・バチカ(Kittan Bachika)
声 -
谷山紀章獣人狩りを生業とするハンター集団「黒の兄妹」のリーダーにして長兄。美女に弱く、単純かつ短気で喧嘩っ早い性格だが、情に厚く涙もろい面もある。名の由来は「短気」、村名は「近場」。
第1部・第2部
「顔16」戦にてシモンたちと出会い、似た者同士のカミナとは何かと張り合っていたが「顔16」を撃退後は互いを自分のチームに誘い合うなど、ある程度認め合う仲となる。その後、獣人から強奪したガンメン「キングキタン」を手に入れ、獣人達と戦うべくグレン団に入団し、各地でガンメンに対抗するゲリラを集結させるなど、陰ながら活躍を見せる。カミナの死後はリーダーとしての素質があって大グレン団の2代目リーダーになるがカミナ以上に考え無しの行動が目立ち、敵の罠に簡単に嵌る時もあったため、グアームとの戦いで完全に立ち直ったシモンの姿を見て、彼こそがグレン団のリーダーに相応しいと自らその座を譲った。その後、獣人との戦いでガンメン隊の先頭に立って戦うなど、切り込み隊長的存在として活躍した。
第3部
法務局長に就任、柄ではないデスクワークをそれなりにこなし、姪のアンネが産まれた事に喜ぶ一方でシモンが裁かれる法廷ではその審理の不当性を指摘して抗議した。その後は月衝突の絶望的な事実を知って愕然とし、キヨウ達を守るためにシモンに明日を賭けるためにロシウからコアドリルを受け取った後にシモンに再び渡し、グレン団と共に宇宙へ出た。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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