天使の3P!
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天使の3P!

テレビアニメ版のロゴ
ジャンル音楽[1]
小説
著者蒼山サグ
イラストてぃんくる
出版社アスキー・メディアワークスKADOKAWA
レーベル電撃文庫
刊行期間2012年6月10日 - 2018年2月10日
巻数全11巻
漫画:天使の3P!の3P!!
原作・原案など蒼山サグ
作画おーみや
出版社KADOKAWA
掲載誌電撃萌王
レーベル電撃コミックスNEXT
発表号2013年12月号 - 2017年2月号
巻数全2巻
漫画:天使の3P!
原作・原案など蒼山サグ
作画水谷悠珠
出版社KADOKAWA
掲載誌電撃G'sコミック
レーベル電撃コミックスNEXT
発表号Vol.2(2014年7月号) - 2018年12月号
巻数全8巻
アニメ
原作蒼山サグ
監督柳伸亮
シリーズ構成雑破業
脚本雑破業
キャラクターデザイン野口孝行
音楽松田彬人
アニメーション制作project No.9
製作リトルウイング
放送局TOKYO MXほか
放送期間2017年7月 - 9月
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画
ポータル文学漫画

『天使の3P!』(てんしのスリーピース[1])は、蒼山サグによる日本ライトノベル作品。イラストてぃんくるが担当。電撃文庫KADOKAWA アスキー・メディアワークス)より2012年6月から2018年2月まで刊行された。2017年2月時点でシリーズ累計発行部数は34万部を記録している[2]。著者自らが作中の曲をボーカロイドでインターネット上に公開するなどしている[3]

2015年10月4日に開催された「電撃文庫 秋の祭典2015」においてユニットプロジェクト決定&ドラマCD化が発表された。イラスト担当てぃんくるによって2015年5月2日同人イベントCOMIC1☆9で『ロウきゅーぶ!』とのコラボで湊智花と五島潤が衣装を交換しているイラストのグッズや貫井くるみのイラストのグッズ等が頒布された。『ロウきゅーぶ!』と『天使の3P!』のコラボイラストは2016年3月18日発行の『てぃんくるイラストレーションズQuintet Tea partyロウきゅーぶ!』にも収録された[4]
あらすじ
1巻
過去のトラウマから不登校の自称引きこもりとなっていた高校生・貫井響は、暇な時間を持て余して
ギターを始め、動画サイトに自作の曲をアップしていた。ある日、過去に自分が作った曲を聴き、その作者に会いたいというメールが送られてくる。現状を変えようという思いもあって行ってみると、そこには小学5年生の少女3人が待っていた。話を聞くと3人の暮らす児童養護施設「リトルウイング」が、規模縮小のために別館の教会を手放すことになったため、思い出作りに教会で行うライブに協力してほしいと頼まれる。戸惑いながらも3人の演奏に興味を持った響は協力することになるが、なぜか彼女たちはクラスメイトをライブに呼ぼうとしない。その後、3人が自らが育った「リトルウィング」を悪く言われることへの恐れから周囲と距離を取って友達を作れない現状を知る。そのため、自らも行動することを決意。ついに復学し、ライブの宣伝を行う。その行動に勇気づけられた3人は、クラスメイトを呼び、結果教会でのライブを成功させる。ライブ後、3人がライブをできる場所を残したいと考えた響は教会をイベントスペースとして使うことを提案。最初の猶予として1か月を貰い、3人と共に音楽活動を続けていく。
2巻
自分たちのバンドをもっと広く知ってもらうためにどうしたら良いかと考えたリトルウィングの3人は、響の提案から自分たちのプロモーションビデオを作ることにした。そして素材撮影を兼ねたキャンプに出かけ、色々とトラブルがありながもなんとか良いビデオの撮影に成功。動画サイトに投稿された動画は予想以上の反響を呼ぶことになったものの、希美こそが消息不明の孫と悟った母方の祖父・ライアン=ブルネルがイギリスより訪れ、解散の危機に。希美と、希美の幸せを願うが故に本心を伝えられず戸惑う潤達とですれ違ってしまう。潤達の覚悟を無駄にすまいとした希美の意志を基に手続きに移り、イギリスで暮らす為の準備が着々と進む。心残りからくるみとの贖罪デート中にすら上の空となってしまい、くるみから叱咤激励されて、遠慮を捨て希美に自分の気持ちを伝える決意をする。マスター等に遠慮していたことや偽りなき本心、リトルウィングで暮らしたいことを伝える希美に、響と同じように思っていた潤やそらも加わり、「ずっと一緒にいよう」と決意を新たにする。
3巻
響とネット上で親交のあった、双龍島と呼ばれる孤島に住む「霧夢」からリヤン・ド・ファミユに島おこしの招待状が届く。祭りに合わせてバンドを披露して欲しいと頼まれたリトルウィングの面々は、若干の怪しさを覚えつつもその招待に乗ることにする。またしてもくるみが置いてけぼりになる中、一行が到着した双龍島で出迎えてくれたのは優しい島の人々。その中には相ヶ江柚葉の姿もあった。お祭りに向けて演奏の準備を進める一行だが、次第にトラブルに巻き込まれるとともに、双龍島の伝統の負の側面にも触れていくことに。因習に囚われ続けていた女子小学生こそ、今回招待状を送ってくれた霧夢本人と知り、孤島の伝統と、個人として自由に生きるべきであるという当然の理念との狭間でどう対処するべきか悩むものの、ついには彼女の実母に協力する決意、霧夢を神社から引きずり出す決意を固める。なんとか霧夢と初めての顔合わせを実現させると、「音楽」と「絵」を融合させた新しいライブを成功させた。
4巻
霧夢と柚葉が響たちの住む街に引っ越してきてますます慌ただしくなる響の周辺。そんな中、霧夢がリヤン・ド・ファミユに対抗するべくバンドの結成を目論み出す。柚葉を仲間に引き込むと、次には響の妹のくるみに頼み込みメンバーに加入してもらうことに。響はリヤン・ド・ファミユに加えてそちらの新結成バンドの面倒も見ることになり、二つのバンドをのちに控えるミニライブの成功へと導いていく。
5巻
二学期が始まり響の高校では文化祭へ向けた準備が着々と進んでいく。部活に所属していない響はクラス展示の委員になってしまうのだが、案の定なかなかうまく準備が進まない。その様子を見た桜花に「人間関係の経験のなさ」を指摘され、かつて引きこもりであった自分の惨めさを痛感する。一方リヤン・ド・ファミユはキッズバンドフェスが開かれることを知りその準備に大忙し。再戦のチャンスが巡ってきたことに霧夢らも士気を高めていく。そして文化祭の準備を通じて関係を深めていく響と桜花の二人は、お互いが所謂両片想いと知り、自覚していき、やがて感情と向き合うことを余儀なくされる。
6巻
キッズバンドフェスの選考結果が発表され、結果はリヤン・ド・ファミユもDragon≒Nutsも落選。Dragon≒Nutsの面々は悔しがりつつも次に向けての対策を前向きに検討する一方で、教会で演奏することだけがモチベーションのリヤン・ド・ファミユの面々は気持ちを切り替えられずにいた。練習でも心ここにあらずの状態が続き、次第にバンドの雰囲気も悪くなっていく。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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