天使な小生意気
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天使な小生意気
漫画
作者
西森博之
出版社小学館

その他の出版社
ビズメディア
Tora Aman
鶴山文化社
東立出版社

掲載誌週刊少年サンデー
発表号1999年25号 - 2003年36・37合併号
巻数少年サンデーコミックス全20巻
ワイド版コミックス全10巻
アニメ
原作西森博之
監督奥脇雅晴
シリーズ構成扇澤延男
キャラクターデザイン本橋秀之
音楽池田大介
アニメーション制作トムス・エンタテインメント
製作テレビ東京、トムス・エンタテインメント
放送局テレビ東京系
発表期間2002年4月7日 - 2003年3月30日
話数全50話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『天使な小生意気』(てんしなこなまいき)は、西森博之による日本少年漫画作品。およびこれを原作とするテレビアニメ作品、コンピュータゲーム作品。主な略称は「天こな」(てんこな)[※ 1]。第46回(平成12年度)小学館漫画賞受賞。目次

1 概要

2 あらすじ

3 登場人物

3.1 主人公

3.2 めぐ団

3.3 剣ヶ峰高校の人々

3.4 めぐ団を取り巻く大人たち

3.5 家族・親族

3.6 その他の登場人物

3.7 めぐ団の敵

3.8 「魔本」関係者


4 用語

5 テレビアニメ版

5.1 スタッフ

5.2 主題歌

5.2.1 オープニングテーマ

5.2.2 エンディングテーマ


5.3 各話リスト

5.4 放送局


6 備考

6.1 テレビアニメ関係

6.2 キャラクター関係


7 外伝のストーリー

8 関連商品

8.1 刊行情報

8.2 DVD

8.3 その他


9 注釈

10 出典

11 外部リンク

概要

週刊少年漫画雑誌『週刊少年サンデー』(小学館)に、1999年25号から2003年36・37合併号まで連載された。単行本は小学館:少年サンデーコミックスより全20巻、同ワイド版より全10巻。

キレのあるギャグと緻密なストーリー展開で読者を惹きつける手法は、西森博之の代表作となっている。2002年4月からテレビ東京系列にてテレビアニメ化され、DVD化(全50話、13巻)やゲーム化(PSソフト)もされている。

原作完結後に、主人公達のその後と正式な結末を描いた外伝2本が存在するが、単行本には収録されなかった。2009年のワイド版発売にあたり、ワイド版の最終巻である10巻に収録された後、電子書籍版の20巻にも追加収録されている。

以上のようにメディミックス化されている本作とはいえ、外伝にあたる最終章については、テレビアニメ化・オリジナルアニメDVDの制作はいっさい行われていない。
あらすじ

9歳の少年・天使恵は、幼馴染みの花華院美木と遊んでいる最中、子供たちからいじめられていた魔法使いの格好をした老人を助けたことから、お礼として魔本「天の恵み」をもらう。そして、その本から現れた小悪魔から「ひとつだけどんな願いでも叶えてやる」と言われた恵は「男の中の男にしてくれ」と頼んでしまう。しかし、恵は「男の中の男」ではなく、「女の中の女」にされてしまった。

それから約6年経ち、高校生になった恵と美木は剣ヶ峰高校に入学。そこで、蘇我源造や藤木一郎、安田太助、小林一文字ら個性豊かな仲間達と出会う。彼らとの学園生活をテンポの良いコメディタッチで描写しつつ、彼らの前に立ちはだかる様々な障害や事件にまっすぐに立ち向かう様子、そして恵や恵に魅了された男達「めぐ団」の男らしい活躍と個々の人間的な成長を描いてゆく。
登場人物
主人公


天使 恵(あまつか めぐみ)
- 林原めぐみ(アニメ) / 浅川悠(サンデーCM劇場)本作の主人公。絶世の美少女(神秘の美少女とも[1])にして、富豪の天使家の一人娘。一人称は「俺」。安田の調べでは、身長167cm・B85cm・W55cm・H85cmとスリムな体型であり、腰まで伸びた美しい茶髪のストレートヘアがトレードマーク。9歳までは男の子だったが、ある日老人を助けたお礼にもらった「天の恵」という魔本から現れた小悪魔に、「ひとつだけどんな願いも叶えてやる」と言われ、「男の中の男にしてくれ」と頼んでしまう。しかし、恵は「男の中の男」ではなく「女の中の女」にされてしまった。以来、男に戻れる日を夢見ており、透視能力者の予言を頼みに魔本の手がかりを追って剣ヶ峰高校へ美木と共に入学する。実は最初から女性であり、小学生時代に親友・美木の苦悩に気づき、自身が美木を守る王子様になることを誓う。その数日後、美木誘拐事件が起こり、誓いの通り美木を助け誘拐犯を追い詰めるが、逃走した誘拐犯に頭上からガラスの破片を大量にばら撒かれ危険な状況となるが、とっさに飛び出した源造が代わりにガラスの破片を浴びることで危機から救われた。その際、美木を守り切れなかったこと、源造に救われ大怪我まで負わせてしまったことで、女である自分を無力だと思い込み失望、小悪魔に「男にしてくれ」と願った。しかし小悪魔は、恵が男(美木を守る王子様)になる決意をした記憶を改竄する形で「男にしてくれ」という願いを叶えただけだった。そのため最終章で記憶が戻るまで、源造と出会っていたことも救ってもらったことも覚えていなかった。天使のような美貌とは裏腹に、男勝りで乱暴だが責任感と正義感が強く、困っている人を放っておけない性格であり、母曰く「危険に自ら首を突っ込むタイプ」。情緒面では、感情の起伏が激しく、一旦キレたり怒り出したりすると、その美貌から想像出来ないほど言葉が汚くなる。また、子供っぽさが残っていたり隙があったり純情だったりと、その天性の魅力により周りの人間からやたら愛されている。文武両道に優れ、成績は学年トップで全国レベルでもトップクラスの学力を誇る。さらにフランス語を始めとした外国語も堪能。人並外れた運動神経を持ち、校内のありとあらゆる競技記録を更新し続けている。幼少時より武道の手解きを受けているため、優れた格闘センスと人間離れした軽い身のこなしを持ち合わせる。その格闘センスと修練の賜物か、小悪魔にかけられた呪い(物が飛んできたり落ちたり)による災厄を難なく避け続け、何度も周囲を驚かせた。男性に劣る腕力を格闘技術と人並みはずれた敏捷性で十分に補い、大抵の男性より強く、空気を切り裂く音がするほどの鋭い蹴り技が特徴である。さらに本人曰く「俺は武器を持つとスサマジク強い」。ただし、女性には弱く、からかわれたり、すぐに言いくるめられてしまう。また、料理だけは絶望的に不得意であったが、桂子に触発され練習した結果、瞬く間に上達した。なお、恵の理想とする「男の中の男」とは外見が前作『今日から俺は!!』の今井、内面が三橋と伊藤を指していると思われるシーンがあり、その際に前作のキャラクターがパラレルワールド的に登場している。同じ小学館(ガガガ文庫)から刊行されている『GJ部』に同姓同名(読みも同じ)のキャラクターが登場している。
花華院美木(はなかいん みき)
声 - 大本眞基子恵の幼馴染で、唯一、恵の性別が逆転した経緯を知る親友。幼少時に恵が小悪魔と遭遇したとき、その場に居合わせていた。常に存在感がある恵の隣にいるために地味な印象となっているが、実はかなりの美少女で、こっそりと多数の男子生徒にモテている。恵に負けず劣らずの才色兼備ぶりで、恵ほどではないが武家の家の娘らしく高いレベルで、実戦的な武術も習得している。性格は優しく穏やかな反面、度胸があり精神的に強い。時おり、恵や源造が怯むほどの迫力を見せる。


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