天之麻迦古弓(あめのまかこゆみ)は、日本神話に登場する弓。天若日子(あめのわかひこ)が持っていた弓矢(弓)で、天之波士弓(あめのはじゆみ)、天鹿児弓(あめのかごゆみ)、とも表記される[1]。
天羽々矢(あめのははや)と共に、葦原中国に遣わされる天若日子に与えられた。 葦原中国平定において、高天原の命を受けて葦原中国を訪れた天若日子は、8年たっても高天原に戻らず、逆に高天原から派遣された雉を射殺してしまう。この時に使われたのが、天之麻迦古弓と天羽々矢である。 雉を殺した天羽々矢は高天原まで届き、高木神が矢を投げ返すと、その矢にあたり天若日子は死んでしまった。 出典や場面によって、出てくる弓の名前が異なる場合がある。
神話
表記の比較
弓
古事記には、天之麻迦古弓、天之波士弓日本書紀には、天鹿児弓、天梔弓(あまのはじゆみ)
矢
古事記には、天之波波矢、天之加久矢日本書紀には、天羽々矢、天真鹿児矢
脚注^ 竹田恒泰『現代語古事記 ポケット版』学研プラス、2016年。ISBN 978-4-05-406454-6
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