大韓民国国歌
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???
Aegukga(国語のローマ字表記法
和訳例:愛国歌


国歌の対象
韓国
作詞尹致昊[1]
作曲安益泰1935年
採用時期1948年

試聴
愛国歌
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愛国歌
各種表記
ハングル:???
漢字:愛國歌
発音:エグッカ
日本語読み:あいこくか
2000年式
MR式
英語:Aegukga
Aegukka
The Patriotic Song

「愛国歌」(あいこっか、朝鮮語: ???/愛國歌、Aegukga, エーグッカ)は大韓民国(韓国)の国歌である。ただし法律上の定めはない。
目次

1 概説

2 経過

2.1 日本統治下

2.2 光復節後


3 「満洲国祝典音楽」から転用された疑惑

4 作曲者が親日派認定

5 著作権問題

6 歌詞

6.1 原文

6.2 漢字ハングル混じり

6.3 ローマ字転写

6.4 日本語訳


7 脚注

8 外部リンク

概説

作曲者は安益泰作詞者は尹致昊だったと韓国政府の公式文書から判明している[2][3]。音程が高いため、声変わりをした男性には歌いづらいとの指摘がある。そのため2014年8月、教育現場では新たに音程を2つ下げた愛国歌が導入された[4]
経過

現在の愛国歌の歌詞は、1896年獨立門定礎式の際、白頭山を歌った愛国詩にアメリカ人宣教師たちが賛美歌として伝えたスコットランド民謡 "Auld Lang Syne"(日本では「蛍の光」)のメロディーをつけて歌ったものとも、また三・一運動直後、上海で樹立された大韓民国臨時政府により採用されたものとも言われる。
日本統治下

日本統治下ではその愛国的な歌詞が禁止されていたとする韓国人もいるが、もし事実だとすればそれは朝鮮総督府が歌詞の内容を吟味して禁止したのか、それとも単に朝鮮語の歌舞曲を禁じたためなのか判然としない。いずれにせよ在外朝鮮民族によって愛唱され、上海の大韓民国臨時政府はこれを国歌として指定した。日本の終戦からちょうど3年後の1948年8月15日光復節の独立記念式典で、スコットランド民謡のメロディーは姿を消し、代わりに安が1935年に作曲した管弦楽曲「韓国幻想曲」の終曲のメロディーを同じ歌詞にのせた新「愛國歌」が歌われた。
光復節後

光復節後、程なく1948年の李承晩大統領による大統領令により、国歌「愛國歌」は安作曲のものと定められた。

なお、韓国の各放送局ではその日の放送開始・終了時刻(24時間放送が行われるラジオでは1日の基点となる時間帯、おおよそ午前5時前)に愛国歌の演奏を行うことになっており、KBSの各チャンネルでは放送開始(基点)時間前にはそれをフルコーラス演奏する。その他、韓国の民放MBCSBSなどでも流している。演奏中には色々な風景や国柄を反映する映像(近代オリンピックや国際大会でメダルを受賞した人の映像や、大韓民国軍兵士が勤務している光景、工場や名勝地、ソウル特別市の風景や日常生活の光景)が流れる。

韓国の市民権を得るための試験のひとつに、「愛国歌の1番を(何も見ずに)歌う」という項目がある[4]

なお、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国歌も「愛国歌」という名だが、歌詞もメロディーも全く異なるものである。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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