大阪貨物ターミナル駅
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大阪貨物ターミナル駅
構内(※右端は鳥飼車両基地)
おおさかかもつターミナル
Ōsaka Kamotsu Terminal

吹田(タ) (8.7 km)

所在地大阪府摂津市安威川南町二丁目5.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度46分20.6秒 東経135度33分51.1秒 / 北緯34.772389度 東経135.564194度 / 34.772389; 135.564194座標: 北緯34度46分20.6秒 東経135度33分51.1秒 / 北緯34.772389度 東経135.564194度 / 34.772389; 135.564194
所属事業者日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線東海道本線貨物支線
キロ程8.7 km(吹田(タ)起点)
電報略号オミ
駅構造地上駅
開業年月日1982年昭和57年)11月15日[1]
備考貨物専用駅
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大阪貨物ターミナル駅(おおさかかもつターミナルえき)は、大阪府摂津市安威川南町二丁目にある日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅東海道本線貨物支線の終端である。
歴史大阪地区の貨物線・貨物駅

当駅は、昭和40年代に、大阪都心部に位置する梅田駅の機能を一部移転し、近畿自動車道へのアプローチが良好で卸売市場や流通団地の建設が進められていた大阪東北部の貨物取扱拠点とする目的で整備が計画されていた[2]。その後、太平洋ベルトにおけるコンテナ専用基地として東京名古屋福岡とともに一体的に計画されることとなった[3]。用地は、東海道新幹線の建設時に新幹線貨物輸送計画で大阪側の貨物取扱駅用地として確保されていた[2][4]が、吹田操車場からの連絡線用地取得が難航し、開業は当初予定の1974年(昭和49年)から大きく遅れ、1982年(昭和57年)11月15日となった[2]。この連絡線は住宅地を高架線で通過するため、高架区間は騒音対策として車両の屋根の高さまで防音壁に囲まれた構造で建設された[5]

1993年(平成5年)から1998年(平成10年)にかけて行われた東海道本線貨物輸送力増強工事では、当駅においては着発線・荷役線の延伸などの改良が行われた[6][7]
年表

1968年昭和43年)1月:取扱規模150万の貨物駅として計画決定[3]

1968年(昭和43年)7月:貨物線新設について運輸大臣から認可を受ける[3]

1972年(昭和47年)8月:取扱規模を220万t(将来480万tまで拡張可能)[8]に拡大[3]

1979年(昭和54年)3月:第一次石油危機による景気の低迷を考慮し取扱規模を120万tに縮小[3]

1981年(昭和56年)8月:用地買収が完了[3]

1982年(昭和57年)11月15日:開業[1]

1986年(昭和61年)11月2日東京貨物ターミナル駅との間でピギーバック輸送開始。

1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化によりJR貨物の駅となる[9]

2000年平成12年)3月31日:ピギーバック輸送廃止。

2008年(平成20年)5月23日変電所新設。

2020年令和2年)6月15日:構内入換機について、受託事業者のジェイアール貨物・西日本ロジスティクス所属機の使用を終了し、JR貨物所属機に置き換え。

駅構造駅舎

地上駅東海旅客鉄道(JR東海)東海道新幹線および、鳥飼車両基地に沿う広い構内を持つ。

コンテナホームは3面、荷役線は6本設けられている[10]着発線はホームの北東に4本敷設され、ここから単線の貨物線が吹田貨物ターミナル駅へ伸びている[10]。仕分線が2本設けられており、予備のコキ車が留置されている。また駅の北側を流れる安威川の北岸から、東側へ向かって分岐し大阪府中央卸売市場へ向かう専用線があったが、現在は休止扱いになっており使用されていない。コンテナホームの終端側には、当駅の駅舎と、通運事業者が入居する事務所棟が設けられている[10]

コンテナホームの北東側には、線路に並行する形でコンテナの検修庫が設置されている[10]。コンテナの検修業務や構内の入換業務(機関車の運転も含む)はJR貨物グループのジェイアール貨物・西日本ロジスティクス(元関西フレートサービス→ジェイアール貨物・関西ロジスティクス)に委託されており[11]、構内には同社の入換機関車の検修庫も設けられている[10]。荷役はフォークリフト方式である。1972年の時点では橋型クレーンの導入が計画されていたが、石油危機による景気停滞のため見送られた[3]。ただし、将来的に当駅のウェイトが大きくなった場合はクレーン荷役の採用は可能とされている[3]
構内入換業務DE10 1082(構内入換機、2020年6月引退[12]

当駅の構内入換業務は、開業当初から入換機関車の運行を含めて外部委託とされており、受託事業者の関西フレートサービスは国鉄からDD13形6次車2両(102・103)を譲受しDD55-1・2と附番して業務を開始した[13]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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