大阪成蹊短期大学[注 1]
大阪成蹊短期大学
大学設置1951年
創立1933年
学校種別私立
設置者学校法人大阪成蹊学園
本部所在地大阪府大阪市東淀川区相川三丁目10-62
学部幼児教育学科
栄養学科
調理・製菓学科
生活デザイン学科
観光学科[注釈 1]
経営会計学科
グローバルコミュニケーション学科[注釈 1][注 2]
ウェブサイトhttps://tandai.osaka-seikei.jp/
大阪成蹊短期大学[注 1](おおさかせいけいたんきだいがく、英語: Osaka Seikei College)は、大阪府大阪市東淀川区相川三丁目10-62に本部を置く日本の私立大学。1933年創立、1951年大学設置。大学の略称は成蹊。
概観
大学全体
大阪府大阪市東淀川区に所在する日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人大阪成蹊学園[1]。
1951年、2学科体制の大阪成蹊女子短期大学として設置された[注 3]。
2023年6月29日時点では、7学科を擁する全国でも屈指の大規模短期大学であり共学となっている。ピーク時の1学年定員は1,480人だったが、現在は一部の学科が大阪成蹊大学に改組され、規模縮小されている(ちなみに2011年5月での在学生数は1,217人である)。
創立以来約69,000人もの人材を育成、輩出してきた。(2011年3月現在)
建学の精神(校訓・理念・学是)
大阪成蹊短期大学における建学の精神は「桃李不言下自成蹊」となっている。これは中国古典の司馬遷の「史記」にある一文から引用したもので、「桃李の如く美しく花咲き、甘き果実を結び、人々から愛され、親しまれるような人物を社会へ送り出す云々」という意味合いが込められている。
行動指針は「忠恕(ちゅうじょ)」で、「夫子の道は忠恕のみ」の言葉より、「忠」は誠実、「恕」は思いやりを表し、誠を尽くし人の立場になって考え行動するという意味であり、建学の精神を実践するにあたり、「忠恕」を行動の指針としている。
教育および研究
大阪成蹊短期大学における教育(5つのフィールドと11の学び)
児童教育学科
初等教育学専攻:「小学校教諭」と「幼稚園教諭」を育成する専攻課程。2回生では大阪市内の教育実習依頼校(小学校)や学生の母校(小学校)などで教育実習を行っている。また附属こみち幼稚園をはじめ、府内の依頼園や学生の出身園で教育実習が行われている。初等教育学科では保育士資格は取得できない。
幼児教育学専攻:「保育士」と「幼稚園教諭」を育成する専攻課程。初等教育専攻と同様、附属こみち幼稚園をはじめ、府内の依頼園や学生の出身園で教育実習が行われている。
総合生活学科:栄養に関する科目を学ぶ栄養コース、食物に関する科目を学ぶ食物コース(調理クラス・フードコーディネートクラス)、服飾に関する科目を学ぶ生活デザインコース(アパレルデザインクラス・ファッションコーディネートクラス)がある。
観光学科:全国の短大で唯一の観光学科であり、宿泊業・旅行業・運輸業に関する専門科目を学び、旅行業務取扱管理者資格などの取得支援も行われている。オーストラリアでの語学研修もある。
経営会計学科:経営学・会計学・工業簿記・商法・マーケティングなどビジネス系の専門科目を学ぶ。
創造文化学科:コミュニケーションの手段である表現についての専門科目を日本語や日本文化、英語や英米文化の視点から学ぶ学科となっている(文化表現コース・パフォーマンスコース)。
オーストリアのビクトリア大学で海外研修(創造文化学科)やジェームズクック大学で語学研修制度(観光学科)がある。
濟州島の濟州觀光大學で語学研修制度がある(観光学科)。
学風および特色
大阪成蹊短期大学は、2005年度に財団法人短期大学基準協会JACAの第三者評価より『適格』と認定を受けている [5]。
全国の短期大学で唯一の観光学科がある
設置学科が7つと大規模な短期大学である。但し、2025年度入学生より5学科に減少決定。
男女共学である(かつては女子のみだった)
児童教育学科を中心に社会人学生も多数いる
学生はもちろん、職員も自動車通学通勤は認められていない。ただ、自転車やバイクでの通学は許可さえあれば可能
2011年度より学内すべて禁煙(校門付近も禁煙)。
学内でのあいさつ運動がかなり浸透している。
2011年12月より、大阪市東淀川区相川地区は、大阪市より「たばこ市民マナー向上エリア制度」に登録・承認され、路上喫煙防止地区となった。したがって、学内だけでなく大学付近全体が禁煙となった。この制度に教育機関が参加するのも全国初のものである。学内はもちろん相川地区で喫煙が発見された場合は処罰される
2012年度より、スクールバス(無料)がJR吹田駅 - 阪急相川駅間(所要時間7分)、および地下鉄井高野駅 - 相川キャンパス間(所要時間5分)の運行となる。ただ、JR吹田駅から乗った場合は、阪急の相川駅で降りて駅から大学までは歩くことになる(同駅から本学までは徒歩3分程度)
2016年度より、栄養学科と調理・製菓学科の新設により一旦は7学科に増えたが、2025年度以降の入学生より2学科減少することが決まっている。
沿革
1933年
3月29日 実業学校令による高等成蹊女学校が開校される[注 4]。
1937年
大阪高等成蹊女学校と改称。
1951年
3月7日 大阪成蹊学園が学校法人として認可される[8]。
同 左記を以て文部省[注 5]より短期大学の設置が認可される[注 6]。
4月1日 大阪成蹊女子短期大学が以下の学科体制にて開学[10]。
国文科第一部[注釈 2] 入学定員40名[注釈 2]
家政科第一部[注釈 3]入学定員40名
1952年
4月1日 国文科及び家政科にそれぞれ第二部を置き、以下の学科体制とする[12]。
国文科
第一部 入学定員40名
第二部 入学定員40名[注釈 2]
家政科
第一部 入学定員40名
第二部 入学定員40名[注釈 3]