大阪府道204号堺阪南線(おおさかふどう204ごう さかいはんなんせん)は、大阪府堺市堺区から阪南市に至る一般府道である。 昭和戦前期にいわゆる大正国道の国道16号の新道として敷設され、引き続いて昭和国道の国道26号に指定されていた道路の一部区間にあたる。1983年(昭和58年)に国道26号の新道となる第二阪和国道が現在の阪南市自然田まで開通したことを受けて同年4月1日から一般府道となったが、現在も「旧・国道26号」に類する通称で呼ばれることが多い。なお、「旧・国道16号」に類する通称で呼ばれることはない。 大正国道の国道16号は、明治国道の国道29号に引き続いて紀州街道が認定路線となっていたが、1926年の大阪府による十大放射路線計画に国道16号の新道となる当路線の敷設が盛り込まれた。同時期の大阪市による御堂筋の拡幅や大阪市道難波住吉線の敷設とも連動するもので、のちに国道2号との分岐点が難波橋(堺筋=紀州街道)から淀屋橋(御堂筋)に変更されている。 また、現在の泉佐野市鶴原以南については紀州街道から分岐して海沿いに進路を取る孝子越街道に沿ったルートを選択している。鶴原以南において孝子越街道に沿ったルートを選択したのは明治時代に敷設された鉄道の南海本線のほうが先であり、南海本線と並走する当路線には南海本線の駅名が入る「◯◯駅前交差点」や「◯◯駅下り交差点」が複数存在する。 堺市内は4車線であるが、高石市に入ると間もなく2車線に減じる。 交叉する道路交叉する場所備考 大阪府道195号堺港線堺市堺区大浜北町※ここから石津北まで府道34号と重複 大阪府道34号堺狭山線西区石津北 大阪府道225号大津港線戎町
概要
路線データ
起点:大阪府堺市堺区大浜北町(大浜北町交点=国道26号交点)
終点:大阪府阪南市下出(下出北(しもいできた)交差点=大阪府道752号和歌山阪南線交点)
路線状況堺阪南線
(泉大津市戎町交差点付近)
重複区間
大阪府道34号堺狭山線(堺市堺区・大浜北町交差点 - 堺市西区石津北交差点)
大阪府道63号泉佐野岩出線(泉佐野市・井原の里駅下り交差点 - 泉南市・樽井交差点)
大阪府道256号東鳥取南海線(泉南市・男里川(おのさとがわ)交差点 - 阪南市・下出北交差点)
通称
海岸通り(大浜北町交点 - 石津北交点)
旧26号線(「にーろく」「きゅうにーろく」「きゅうに」「きゅろく」)
地理
通過する自治体
大阪府
堺市(堺区 - 西区) - 高石市 - 泉大津市 - 泉北郡忠岡町 - 岸和田市 - 貝塚市 - 泉佐野市 - 泉南郡田尻町 - 泉南市 - 阪南市
主な接続道路
国道26号
大阪府道29号大阪臨海線
大阪府道212号浜寺公園停車場線浜寺公園駅前
大阪府道28号大阪高石線浜寺公園南
大阪府道213号羽衣停車場線高石市羽衣
大阪府道219号信太高石線(高師浜)
大阪府道219号信太高石線高石
大阪府道220号高石停車場線高石南
大阪府道36号泉大津美原線泉大津市助松町1丁目
大阪府道38号富田林泉大津線松之浜北
大阪府道36号泉大津美原線松之浜町
大阪府道38号富田林泉大津線
大阪府道229号田治米忠岡線泉北郡忠岡町忠岡町
大阪府道40号岸和田牛滝山貝塚線岸和田市磯上南
大阪府道230号春木岸和田線沼町