大阪府第4区
[Wikipedia|▼Menu]

この項目では、衆議院の小選挙区について説明しています。かつて存在した衆議院の中選挙区については「大阪府第4区 (中選挙区)」をご覧ください。

大阪府第4区

行政区域大阪市北区都島区福島区城東区
(2017年7月16日現在)
比例区近畿ブロック
設置年1994年2017年区割変更)
選出議員中山泰秀
有権者数401,308人
1.71 倍(一票の格差鳥取1区との比較)
(総務省・2019年9月登録日)
テンプレートを表示

大阪府第4区(おおさかふだい4く)は、日本衆議院議員総選挙における選挙区1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置。2017年に区割が変更された。目次

1 区域

2 歴史

3 小選挙区選出議員

4 選挙結果

5 脚注

6 関連項目

区域

大阪市

北区

都島区

福島区

城東区

2017年の区割変更までは、上記の4区と東成区で構成されていた。(東成区は大阪府第1区に移動)

大阪市の中北部、いわゆる梅田(通称:キタ)を主体とする選挙区である。中選挙区制時代は旧2区に属していた。

近年梅田北ヤードなどを中心とした再開発により都心回帰が進行、人口は増加傾向にある。オフィスの多い北区や住宅地化が進んでいる都島区以外は町工場や運送基地、商店街などが多く、総じて人口密度は高い。選挙区の面積は34.02km2で全国でも8番目に狭いが、北区・都島区・福島区は梅田の生活圏となっているのに対して城東区南部やかつて当選挙区に属していた東成区はミナミの生活圏に近く、小選挙区以外での全体としてのまとまりは比較的薄い。

なお大阪市役所はこの4区(北区)に、大阪府庁は隣の1区(中央区)に所在する。
歴史

古くからの中小企業経営者や名士などが多く地元色・保守色が強かった隣の旧1区とは異なり無党派層が多く、またこの地域を地盤としている政治家が少なかったこともあって長年野党が乱戦を繰り広げてきた。その結果、本選挙区は大阪府下では第47回衆議院議員総選挙まで10区と並び過去7回の選挙において小選挙区で連続当選した候補者の存在しない選挙区となっていた。

2005年に行われた第44回衆議院議員総選挙では、前回比例復活だった中山泰秀が小泉人気の支えもあって小選挙区で初勝利を遂げた。しかし2009年に行われた第45回衆議院議員総選挙では、民主党吉田治政権交代を訴えて全国的な追い風に乗り小選挙区を奪取、国会に返り咲いた。さらに、2012年第46回衆議院議員総選挙では日本維新の会の新人村上政俊が中山を僅差で(中山は比例復活)、吉田を大差で破り初当選した。2014年の第47回衆議院議員総選挙では、日本維新の会が分党して発足した維新の党は村上を公認せず、大阪維新の会所属の大阪市会議員である吉村洋文を擁立し、吉田が民主党の公認を得られず無所属で出馬するなど野党候補者が様変わりを見せる中で、中山が第44回以来となる小選挙区当選し、吉村と日本共産党清水忠史が比例復活により初当選した。

2017年に当選挙区で初の区割変更が実施され、東成区が大阪府第1区に移動した。直後の同年秋の第48回衆議院議員総選挙では、民進党希望の党への合流並びに日本維新の会との間で大阪府下の小選挙区に候補者を擁立しない協力を受けて、民進党から希望の党に移籍した吉田は比例北陸信越ブロックの単独候補として国替え出馬となった。その中で、中山が清水や大阪市会議員を辞職し出馬した日本維新の会の美延映夫の比例復活をさせることなく初の小選挙区連続当選を果たした。また前回比例復活だった吉村は橋下徹の後継として大阪市長選挙へ立候補し第20代大阪市長に就任している。
小選挙区選出議員


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:51 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef