大阪府北部地震
気象庁による推計震度分布図
大阪府北部地震(おおさかふほくぶじしん)は、2018年(平成30年)6月18日7時58分39秒に、日本の大阪府北部を震源として発生した地震。
地震の規模はMj6.1で、震源の深さは13キロメートル (km)(ともに暫定値)。最大震度6弱を大阪府大阪市北区・高槻市・枚方市・茨木市・箕面市の5市区で観測した[5]。
公的機関では「大阪府北部を震源とする地震」や「大阪府北部の地震」などと呼称されている[11][12]。報道機関等では「大阪北部地震[13]」、「大阪地震[14]」とも表記している。 防災科学技術研究所によると、本震は西北西 - 東南東を圧縮面とする逆断層型。気象庁マグニチュード暫定値はMj6.1である[3]。 その後の余震活動では地震活動域の全域で横ずれ断層型、北側で逆断層型というように混在した型の地震が発生している[7]。 政府の地震調査委員会によると、発震機構および地震活動の分布から、震源断層は南北2つに分けられ、北側は東傾斜の逆断層、南側は南東傾斜の右横ずれ断層であったと推定される[7]。 この地震は、新潟-神戸歪集中帯の南西部で発生した[15]。震源の周辺には有馬-高槻断層帯や生駒断層帯、上町断層帯など複数の断層帯が存在するが、地震調査委員会は7月10日、これらの活断層が動いた証拠はないとの見解を示した[16]。 大阪府付近の被害地震としては、兵庫県南部地震(1995年、Mj7.3)以来で、それ以前では河内大和地震(1936年、Mj6.4)[17]、さらに遡ると、有馬-高槻断層帯が起震断層と推定されている慶長伏見地震(1596年、M7.5)がある[5]。 震度5弱以上が観測された気象庁の発表地点[1]震度都道府県観測点名
地震のメカニズム
観測された揺れ
6弱大阪府大阪北区茶屋町・高槻市立第2中学校・枚方市大垣内・茨木市東中条町・箕面市粟生外院
5強大阪府大阪都島区都島本通・大阪東淀川区北江口・大阪旭区大宮・大阪淀川区木川東・豊中市曽根南町・豊中市役所・吹田市内本町・高槻市桃園町・高槻市消防本部・寝屋川市役所・箕面市箕面・摂津市三島・交野市私部・島本町若山台
京都府京都中京区河原町御池・京都伏見区向島・京都伏見区久我・京都西京区大枝・亀岡市余部町・長岡京市開田・八幡市八幡・大山崎町円明寺・久御山町田井
5弱大阪府大阪福島区福島・大阪此花区春日出北・大阪港区築港・大阪西淀川区千舟・大阪東淀川区柴島・大阪生野区舎利寺・大阪国際空港・池田市城南・守口市京阪本通・大東市新町・四條畷市中野・豊能町余野・能勢町役場