以下に日本の大阪府にある高さ130メートル以上(日本の法令上は高さ60m以上(建築基準法第20条第1号
より[1])だが、例が多くなるため閾値を上げている)の超高層建築物の一覧を示す。高さは尖塔を含むがアンテナマストは含まない。高さの比較のために既存の構築物も掲載する。大阪府には高さ130m以上の超高層ビルが116棟、そのうち150m以上のビルが52棟ある(2024年3月末現在)。そのうち最も高いのは大阪市阿倍野区に2014年に完成した高さ300mのあべのハルカスである。2番目に高いのは泉佐野市にある高さ256.1mのSiSりんくうタワー、3番目は大阪市住之江区にある高さ256.0mの大阪府咲洲庁舎である。日本の超高層建築物を高い順に30番目まで並べた時、ランクインする大阪府の建築物は先述の3棟である。高さ200m以上の建築物は国内に51棟(2024年3月末現在)あり、そのうち大阪府には6棟が所在する。
大阪府で初の100m以上の超高層ビルは、1973年1月25日に大阪市東区京橋3丁目に竣工した高さ119.8mの大阪大林ビルディング(現・北浜ネクスビル、現住所は中央区北浜東4丁目)で、全国では10棟目の超高層ビルで大阪市は、東京、神戸、横浜に次いで日本で4都市目の高さ100m以上の超高層ビルを有する都市となった。その約1ヶ月後の同年2月19日には本町に高さ125.11mの大阪国際ビルディングが竣工し、早速大阪で1番高いビルの座が移っている。
豊中市、吹田市、大阪市、東大阪市、八尾市には大阪国際空港に関わる制限表面により、高さが規制されている地域がある。例えば大阪市北区梅田付近では円錐表面の規制により約190m程度まで、北区中之島付近では約200m程度まで、中央区本町付近では約230m程度まで、中央区難波付近では約270mに制限されている。新大阪駅周辺は円錐表面ではなく、延長進入表面のより厳しい規制が適用されることにより約100m程度に制限される。このことから、梅田周辺では高いビルでも190mを超えない高さで建設を余儀なくされている。
近年、大阪市では超高層建築物が数多く建設されている。具体的に言えば、150m以上の超高層ビルは前述の大阪初の超高層ビルである大阪大林ビルディングが竣工した1973年から、2000年までの28年間で12棟竣工していたが、2001年から2010年までの10年間に14棟、その後2011年から2020年まで10年間に、あべのハルカスを筆頭にさらに15棟が竣工した。それ以降も、150mを超える超高層ビルの建設計画が幾つか発表されている。2024年3月末現在、大阪府内の100m以上の超高層建築物は大阪市に213棟の他、高槻市に4棟、堺市と守口市にそれぞれ3棟、豊中市、八尾市、寝屋川市、泉大津市、東大阪市、枚方市にそれぞれ2棟、泉佐野市、吹田市、摂津市にそれぞれ1棟の計238棟存在し、これに建設中のものを含めると2028年には大阪府内の100m以上の超高層建築物は15の市[注 1]に計266棟(そのうち150m以上は58棟)、大阪市のみでは236棟(うち150m以上は55棟)に達することになる。 凡例:= 同じ高さのため同順位のビル 高さの数値は建築計画のお知らせ等に記載されたものに基づく。 名称画像高さ階数竣工年座標所在地備考
超高層建築物
1あべのハルカス300m60階2014年.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度38分45.41秒 東経135度30分51.36秒 / 北緯34.6459472度 東経135.5142667度 / 34.6459472; 135.5142667 (あべのハルカス)
阿倍野区高さ日本2位、西日本で最も高いビル(2023年8月現在)[2][3]
2SiSりんくうタワー256.1m56階1996年北緯34度24分41秒 東経135度17分59秒 / 北緯34.41139度 東経135.29972度 / 34.41139; 135.29972 (りんくうゲートタワービル)