大阪マラソン
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関西テレビ放送産経新聞社などが主催する女子マラソンについては「大阪国際女子マラソン」をご覧ください。

大阪マラソン
大阪マラソン2014 (中之島
開催地大阪府大阪市
開催時期2月(2022年)
種類公道コース
距離マラソン
最高記録男子 2:06:01 (2023)
ハイレマリアム・キロス
女子 2:22:15(2023)
ケネニサ・ベケレ
創立2011年
スポンサーOsaka Metro
公式サイトwww.osaka-marathon.com
プロジェクト:スポーツテンプレート

大阪マラソン(おおさかマラソン、英語: Osaka Marathon)は、2011年10月30日に大阪府大阪市第1回大会が開催された、大規模な市民参加型マラソン大会である。フルマラソンのほか、車いすマラソンも実施される[1]。これは日本国内では東京マラソンに次ぐ規模で、世界六大マラソンにも匹敵する大規模な大会である[2]
概要車いすの部

大阪府内では複数のマラソン大会が開催されており、その中でも『大阪国際女子マラソン』と『KIX泉州国際マラソン』の2つが有名であるが、いずれも市民ランナーにとって参加しにくい大会であった[注釈 1]。その一方で、2007年から開催された『東京マラソン』が、国内最大の市民マラソン大会として人気を集めているため、当時の橋下徹大阪府知事は「市民ランナーが気楽に参加できる大会を開きたい」として、東京マラソンをモデルとした市民参加型の大規模なマラソン大会の開催を提唱した[3]。2009年8月には大阪マラソン開催準備委員会が設立され、2011年10月から12月にかけての第1回大会の開催を目指すこととなった。共催新聞社は、公募の結果2010年2月に読売新聞大阪本社に決定した[4]。その後2010年9月10日に発表があり、第1回の開催は2011年10月30日と決定した。大阪マラソン組織委員会も設立される運びとなった。テーマは「チャリティー」。大阪城難波御堂筋中之島通天閣といった「なにわの名所」を凝縮したコースである[5]。ランナーはチャリティー参加とグループ枠参加がある。特にグループ枠参加は都市型大規模市民マラソンでは初の試みである。

組織委はワールドマラソンメジャーズの一つである『シカゴマラソン』との提携準備を進めていた。シカゴは大阪市の姉妹都市であり、大阪マラソンに日本国外在住ランナーを多く招待したいという考えがある[2]。2015年現在では両大会は正式な提携関係にあり、シカゴマラソン関係者が大阪の組織委員会会長らへ表敬訪問に訪れるなど、各種の交流が始められている[6]

2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により中止となった[7]

2022年からは開催時期を2月に変更のうえ、びわ湖毎日マラソンと統合し、「第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会(仮称)」として国際大会の代表選手選考会レースとなることが決定した[8]。なお、びわ湖毎日マラソンは1961年の第16回大会まで大阪市で開催されており(当時の大会名は「全日本毎日マラソン選手権」→「毎日マラソン」。ただし、大阪市中心部がコースになったのは1958年まで)、約60年ぶりに大阪に戻ってきたことになる。第10回大会の正式名称は「第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会 兼 ジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズオレゴン2022世界陸上競技選手権大会マラソン日本代表選手選考競技会 兼 杭州2022アジア競技大会マラソン日本代表選手選考競技会 兼 マラソングランドチャンピオンシップチャレンジ」である[9]。また、ワールドアスレティックス(世界陸連)からエリートラベルロードレースに認定。しかし、新型コロナウイルスの世界的な流行を鑑み、一般参加者の部を中止し、エリートの部のみの開催となった[10][11]

大阪国際女子マラソンも引き続き開催されることから大阪市は国内で唯一二つの国際フルマラソン大会、エリートマラソン大会を開催する都市となった。なお、発着点、コースは大阪国際女子マラソンとは異なる。
関連団体
主催


大阪府

大阪市

大阪陸上競技協会

共催


読売新聞社

毎日新聞社

日本放送協会(NHK)

日本陸上競技連盟

主管


大阪陸上競技協会

運営協力


日本パラ陸上競技連盟

後援


大阪市地域振興会

大阪府商店街連合会

大阪府商店街振興組合連合会

大阪市商店会総連盟

関西経済連合会

大阪商工会議所

関西経済同友会

大阪観光局

大阪府スポーツ協会

大阪府体育連合

大阪府スポーツ推進委員協議会

大阪市スポーツ協会

大阪市体育厚生協会

大阪市スポーツ推進委員協議会

大阪スポーツみどり財団

大阪府障がい者スポーツ協会

大阪市障害者福祉・スポーツ協会

大阪府医師会

大阪府病院協会

大阪府看護協会

国土交通省近畿地方整備局

国土交通省近畿運輸局

阪神高速道路

読売光と愛の事業団

大阪ライフサポート協会

大阪府教育委員会

大阪市教育委員会

報知新聞社

讀賣テレビ放送

毎日放送

スポーツニッポン新聞社

オフィシャルスポンサー


大阪市高速電気軌道

オプテージ

ミズノ

ダスキン

大和ハウス工業

三菱UFJ銀行

住友電気工業

JTB

マルコメ

日本コカ・コーラ

セイコーグループ

関西大学

アドバンスクリエイト

第一生命保険

キョーワ

岩谷産業

コスモ警備保障

クボタ

丸一鋼管

日本航空

日産大阪販売

味の素

吉川運輸

リネットジャパングループ

サポーター


FM802

井村屋

青木松風庵

瓢月堂

紀州田辺うめ振興協議会

EIKADO

カバヤ食品

カルビー

五感ホールディングス

淡路屋

参加枠

2015年大会

市民アスリート枠 1000人 … 過去2年のフルマラソンにおいて設定された基準タイム以上を上げている選手を対象とし、先着で出走権を確保できる。

連続落選者枠 1000人 … 過去2大会連続で出走権を得られなかった応募者は、一般抽選前にこの枠の抽選を受けることができる。これで落選した場合は一般抽選に回る。

チャリティ枠 350人 … 7万円以上のチャリティーを行った応募者は先着で参加できる。

一般枠(フルマラソン) … 市民アスリート枠を除き、連続落選者・チャリティを含め29000人が定員となり超過の場合は抽選。

一般枠(チャレンジラン) 2000人


チャリティー

出場者全員が1口500円(最低2口)を募金する独自の仕組みを採用している。他国のマラソン大会でもチャリティーを兼ねる大会は多いが、全員が参加するケースは都市型大規模市民マラソンでは初めてである[2]。寄付先は、応募時に「医療」「環境」などをテーマにした7分野(2013年まではそれに加え復興(虹色))から希望分野を3つまで選択することができ、当選時に通知される。寄付金の透明性を確保するため、運営会計とチャリティー事業会計は区分される。

2015年より、7色それぞれをチームに見立て、フルマラソンの平均タイムが最も良い色の参加者のうち抽選500人に、次回大会の出場権が与えられる「なないろチーム対抗戦」が実施される。

チャリティープログラム一覧[12]分野テーマ寄付先
1環境森林をよみがえらせ、育てていこうmore trees
2障害障がいのあるアスリートを応援しよう日本障がい者スポーツ協会スペシャルオリンピックス日本
3医療病気に苦しむ子どもと家族を励まそう ⇒難病のこども支援全国ネットワーク
4医療がんを撲滅する活動を支援しよう ⇒NPO法人ジャパン・ウェルネス
5環境景観を守り、美化する活動を広げようグリーンバード
6子供子どもたちの心と体づくりを支えようセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
7水きれいな水を飲める世界をめざそう国連UNHCR協会
8復興復興に向け、ひとつになろう読売光と愛の事業団

コース

2024年の新コースは折り返しとアップダウンが減り、走りやすいコースとなった[13]
2024年大会以降

大阪府庁前→.mw-parser-output .legend{page-break-inside:avoid;break-inside:avoid-column}.mw-parser-output .legend-color{display:inline-block;min-width:1.5em;height:1.5em;margin:1px 0;text-align:center;border:1px solid black;background-color:transparent;color:black}.mw-parser-output .legend-text{} 上町筋 →京阪東口交差点→ 土佐堀通 →片町交差点→ 市道赤川天王寺線 →東野田町交差点→ 曽根崎通 →東天満交差点→ 天満橋筋 →樋之口町交差点→ 都島通 →天神橋6交差点→ 天神橋筋 →天神橋交差点→ 土佐堀通 →淀屋橋交差点→ 御堂筋 →大阪市役所前(チャレンジランフィニッシュ)→大江橋南詰交差点→ 中之島通 →渡辺橋南詰交差点→ 四つ橋筋 →肥後橋交差点→ 土佐堀通 →淀屋橋交差点→ 御堂筋 →難波交差点→ 千日前通 →大正橋交差点→ 府道173号 →京セラドーム大阪→伯楽橋西詰交差点→本田1交差点→ みなと通 →市岡元町3交差点(第1折り返し)→ みなと通 →本田1交差点→伯楽橋西詰交差点→ 府道173号 →大正橋交差点→ 千日前通 →幸町1交差点→ なにわ筋 →柳通交差点(第2折り返し)→ なにわ筋 →幸町1交差点→ 千日前通 →下寺町交差点→ 松屋町筋 →公園北口交差点(第3折り返し)→ 松屋町筋 →下味町交差点→ 千日前通 →上本町6交差点→ 上町筋 →五條宮前交差点→ 勝山通 →大池橋交差点→ 今里筋 →鴫野東2交差点→ 城見通 →城見1西交差点→大阪城公園
2019年-2023年大会

大阪府庁前→ 上町筋 →京阪東口交差点→ 土佐堀通 →片町交差点→ 市道赤川天王寺線 →東野田町交差点→ 曽根崎通 →南森町交差点→ 天神橋筋 →天神橋交差点→ 土佐堀通 →淀屋橋交差点→ 御堂筋 →大阪市役所前→大江橋南詰交差点→ 中之島通 →渡辺橋南詰交差点→ 四つ橋筋 →肥後橋交差点→ 土佐堀通 →淀屋橋交差点→ 御堂筋 →難波交差点→ 千日前通 →大正橋交差点→ 府道173号 →京セラドーム大阪→伯楽橋西詰交差点(第1折り返し)→ みなと通 →市岡元町3交差点(第2折り返し)→幸町1交差点→ なにわ筋 →岸里交差点(第3折り返し)→ 千日前通 →下寺町交差点→ 松屋町筋 →公園北口交差点(第4折り返し)→ 千日前通 →下味原交差点→ 玉造筋 →勝山4交差点→ 勝山通 →五條宮前交差点→ 上町筋 →北河堀交差点(第5折り返し)→ 勝山通 →大池橋交差点→ 今里筋 →鴫野東2交差点→ 城見通 →城見1西交差点→大阪城公園


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