大阪シティバス
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大阪シティバス株式会社
Osaka City Bus Corporation

本社
種類株式会社
本社所在地 日本
〒550-8552
大阪府大阪市西区九条南一丁目12番62号
大阪市高速電気軌道本社ビル 6階
北緯34度40分11秒 東経135度28分27.9秒 / 北緯34.66972度 東経135.474417度 / 34.66972; 135.474417座標: 北緯34度40分11秒 東経135度28分27.9秒 / 北緯34.66972度 東経135.474417度 / 34.66972; 135.474417
設立1988年(昭和63年)6月20日
(大阪運輸振興株式会社)
業種陸運業
法人番号6120001048830
事業内容旅客自動車運送業務
バス路線施設維持管理業務
代表者中村和浩(代表取締役社長
木田俊郎(代表取締役副社長
資本金1,000万円
主要株主大阪市高速電気軌道 65.3%
大阪市 34.7%
外部リンクhttps://citybus-osaka.co.jp/
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大阪シティバス株式会社(おおさかシティバス、: Osaka City Bus Corporation)は、大阪府大阪市西区に本社を置く、路線バス貸切バスを運行する事業者。

コーポレートメッセージは「つなぎます 人・街・未来を」。目次

1 概要

2 沿革

3 本社・営業所・訓練施設

3.1 本社所在地

3.2 担当系統

3.3 現行営業所

3.4 廃止営業所

3.5 訓練施設


4 移管路線以外の路線

5 運賃

6 車両

7 ナンバープレートについて

8 脚注

8.1 注釈

8.2 出典


9 関連項目

10 外部リンク

概要

元々は1988年に、大阪市交通局とその労働組合(大阪交通労働組合)が共同出資し、大阪市交通局のバス事業(大阪市営バス)の運行受託を請負うために設立された外郭団体としての企業であり、末期は3営業所の運行受託などを行っていた。

2017年3月28日に大阪市交通局の廃止議案が可決され、そのまま大阪市交通局のバス事業を譲受する受け皿企業となったものである[1][2]。なお、大阪市交通局が保有していた大阪シティバスの株式は、大阪市交通局の鉄道事業を引き継ぐために設立された大阪市高速電気軌道株式会社に譲渡され、現在は同社の子会社となっている。

大阪市営バスからの移管路線以外に、自社運行路線として「USJ直行バス」・「IKEA ⇔ 梅田・大正 Express」・「IKEA ⇔ なんばExpress」の3路線がある。一方でBRT「いまざとライナー」の運行は自社に委託されてはいるものの、同路線の運営主体は親会社の大阪市高速電気軌道によって行われている(このため同社は暫定的に乗合バス事業に進出している)ため、自社路線扱いにはしていない。
沿革

1988年昭和63年)6月20日:大阪市交通局と大阪交通労働組合の共同出資で「大阪運輸振興株式会社」設立。旧所在地は大阪市西区千代崎三丁目北2-30(現在の京セラドーム大阪内)にあった。

2002年平成14年)4月1日:大阪市交通局より、USJ直行バスの運行業務が移管される。同時に、大阪市営バス古市営業所住之江営業所の業務委託を受ける。

2005年(平成17年)4月1日:大阪市営バス長吉営業所の業務委託を受ける。

2006年(平成18年)4月1日:大阪市営バス酉島営業所の業務委託を受ける。また、大交労組の保有株式を交通局が買いあげ、実質100%子会社化を行う。

2007年(平成19年)4月1日:同じ大阪市交通局の外郭団体である交通サービスニュートラム長堀鶴見緑地線などの駅業務受託部門を譲渡する代わりに、交通サービスの保有していた自動車整備部門を譲り受ける。

2009年(平成21年)9月28日大阪市議会決算特別委員会にて2010年3月末日で古市営業所を廃止することが表面化する。

2010年(平成22年)3月28日:古市営業所廃止に伴い、代替として大阪市営バス鶴町営業所の業務委託を受ける。

2013年(平成25年)4月1日:長吉営業所が廃止となり、受け持ちが3営業所となる。

2014年(平成26年)

1月:新社名を一般公募する。

4月1日:社名を「大阪運輸振興株式会社」から「大阪シティバス株式会社」に改名。

11月1日IKEA鶴浜⇔大正Expressバスの運行を開始。


2016年(平成28年)2月1日:IKEA鶴浜⇔大正Expressバスを大阪駅前まで延伸し、IKEA⇔梅田・大正Expressとして運行開始。

2018年(平成30年)4月1日: 大阪市交通局のバス事業を譲受[1][2]PiTaPaなど交通系ICカード全国相互利用サービスも継承。同日からIKEA ⇔ なんばExpressの運行を開始。

2019年(令和元年)12月7日: 深夜バス営業運転開始。

2020年(令和2年)4月1日:関西空港リムジンバスの運行を開始、

本社・営業所・訓練施設
本社所在地

大阪市西区九条南一丁目12番62号 大阪市高速電気軌道本社ビル(旧大阪市交通局本庁舎)6階

担当系統

営業所ごとの担当系統は、出入庫等で本数の少ないもの、区間便等は除いた。

営業所名の後に記した括弧内の文字は、配置車両の側面および後面窓ガラスに貼られる所属営業所を示すシールの表記である
[注釈 1]

現行営業所

担当系統は2018年4月1日現在

井高野営業所(井)南海バス(株)に管理委託。

所在地…大阪市東淀川区井高野四丁目3番59号

開設年月日…1964年4月1日

担当系統…10・11・11A・27・34・35・37・50・78・83・86・93・95


中津営業所(中)

所在地…大阪市北区中津六丁目9番32号

開設年月日…1961年4月1日

担当系統…8・36・41・42・53・57・58・69・75・92・97


守口営業所(守)

所在地…大阪府守口市京阪本通一丁目10番23号

開設年月日…1935年9月4日(1946年3月6日閉鎖、1947年11月16日再開)

担当系統…10・18・19・21・31・34・35・45・46・78および大阪市高速電気軌道から受託しているBRT1・BRT2


住吉営業所(住)

所在地…大阪市住吉区万代東三丁目5番22号

開設年月日…1939年6月1日

担当系統…1・5・6・12・13・22・24・30・35・54A・54B・62・63・64・65・67・85


住之江営業所(ス)

所在地…大阪市住之江区新北島一丁目2番50号

開設年月日…1962年9月15日

担当系統…2・3・4・9・14・15・16・17・25・29・33・48・49・54D・61A・61B・73・76・89


鶴町営業所(ツ)

所在地…大阪市大正区鶴町四丁目11番55号

開設年月日…1967年9月30日

担当系統…51・55・60・70・70急・71・72・80・87・88・90・91・91急・94・98


酉島営業所(酉)

所在地…大阪市此花区酉島四丁目1番11号

開設年月日…1994年12月17日(春日出営業所から移転)

担当系統…36・38・39・41・43・51・52・53・56・58・59・60・75・79・81・82・84・88・97・98


廃止営業所

古市営業所(古)(2010年3月28日廃止)

長吉営業所(ナ)(2013年4月1日廃止)

いずれも大阪運輸振興時代に廃止されている。


訓練施設

港トレーニングセンター(2018年に開設。旧・
大阪市営バス港営業所跡地を利用して2018年より自社の運転訓練場とした[3][注釈 2])。

移管路線以外の路線

いずれの路線も担当は酉島営業所(USJ直行バスは大阪市営バスの路線移管時に住之江営業所より移管)。これらの路線は運賃は現金のみの取扱となり、PiTaPa・ICOCAなどの交通系ICカード、Osaka Metro・大阪シティバスが発行する1日乗車券「エンジョイエコカード」、回数乗車券、共通全線定期券は利用出来ない[4][5]

USJ直行バス
地下鉄住之江公園ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を・ATC経由で結ぶシャトルバスである。担当は事前予約可能で、全区間一般道経由だが座席定員制のため立席での乗車はできない。なお、途中停留所ではUSJ行きは乗車のみ、地下鉄住之江公園行きでは降車のみ可能である。2014年10月4日から2017年2月28日まで堺駅西口から出発していた[6]

IKEA⇔梅田・大正 Express
2016年2月1日から運行を開始した。IKEA鶴浜と大阪駅前ドーム前千代崎大正橋経由で結ぶ路線バスである。2014年11月1日から2016年1月31日まで IKEA鶴浜⇔大正 Expressバス としてIKEA鶴浜とドーム前千代崎を大正橋経由で結んでいた路線を大阪駅前まで延伸して運行している。

IKEA⇔なんば Express
2018年4月1日から運行を開始した。IKEA鶴浜となんば(湊町リバープレイス前)を結ぶ路線バスである。本路線は前日の3月31日までIKEA鶴浜とJR難波駅OCAT前、運行開始当初は高島屋大阪店北西の国道25号上に停留所があった)を結ぶ無料シャトルバスとして運行されていたもので[注釈 3]、同日から一般路線バス化された。

天満橋駅大阪ビジネスパーク大阪城公園駅関西国際空港(関西空港リムジンバス)
2020年4月1日から運行を開始した路線で、京阪バス関西空港交通との共同運行[注釈 4]。事前予約可能で座席定員制のため立席での乗車はできない。
運賃大阪市交通局民営化に伴い、大阪シティバスに移管した路線については「大阪市営バス#乗降方式・普通旅客運賃」を参照

IKEA⇔梅田・大正Express/IKEA⇔なんばexpress

大人 : 210円/小児 : 110円



ユニバーサル・スタジオ・ジャパン??行バス

大人 : 620円/小児 : 310円



関西空港リムジンバス

大人 : 1600円/子供 : 800円



IKEA 鶴浜/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン??行バス/ 関西空港リムジンバス以外のバス路線については、上に記載してある大阪市交通局民営化に伴い、大阪シティバスに移管した路線については「大阪市営バス#乗降方式・普通旅客運賃」を参照を閲覧。

車両「大阪市営バス#車両」も参照


大阪シティバス 新デザイン(2019年購入車)

自社の保有車両は、USJ直行バスおよびIKEA⇔梅田・大正Express及びなんばExpressの運行に供する車両と教習車のみであったが、2018年4月1日より大阪市交通局のバス事業引き継ぎにより、元市営バス車両全てが移籍し、大阪シティバスの所属となった。

大阪シティバスが以前より所有している車両は、大阪市交通局や東京都交通局都営バス)で一般の路線バスとして使われたのを転用改造したもので、USJ直行バス用については前扉のみを使用し立席乗車はできなくなっている。なお、元・東京都交通局の車両はIKEA関連の一部車両のみであり、他は元・大阪市交通局の車両となっていた。

2019年に一般路線バス初の新車として、これまで大阪市交通局時代の塗装であった従来車とは異なり、大阪シティバスオリジナルの新塗装を施したいすゞ・エルガを3種の塗装で各2台ずつの合計6台導入した[7][注釈 5][注釈 6]


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