大鉄人17
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大鉄人17
ジャンル
特撮テレビドラマ
原作石森章太郎
脚本

伊上勝

上原正三

江連卓

熊谷節

安斉あゆ子

監督

山田稔

若林幹

内田一作

出演者

神谷政浩

竹井みどり

原口剛

中丸忠雄

声の出演

小林恭治

水島弘

ナレーター

小林恭治(本編・次回予告

小林恭治・神谷政浩ほか番組出演者(ものしりコーナー)

音楽渡辺宙明
オープニング「オー!!大鉄人ワンセブン
エンディング「ワンセブン讃歌」
言語日本語
製作
プロデューサー七条敬三
制作

毎日放送

東映


放送
放送局TBS系列
放送国・地域 日本
放送期間1977年3月18日 - 11月11日
放送時間金曜 19:00 - 19:30
放送枠TBS金曜7時枠の連続ドラマ
放送分30分
回数35
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『大鉄人17』(だいてつじんワンセブン)は、1977年3月18日から同年11月11日まで、TBSで毎週金曜19時から19時30分(JST)に放送された石森章太郎原作、毎日放送東映製作の特撮テレビ番組、および作中に登場する架空の巨大ロボットの名称。全35話。

新聞のラテ欄表記では、『大鉄人ワンセブン』と表示されている[1]
概要

前番組『キョーダイン』に続く、石森章太郎原作の特撮作品[注釈 1]。数多くの東映特撮作品の原作を手がけてきた石森にとって初めての、東映としても『ジャイアントロボ』以来約10年ぶりとなる実写巨大ロボット作品である[3][4]。巨大ロボットものの起用はスポンサー側の要請によるものであった[3]

「巨大ロボットアニメ」が活況を呈していた1976年夏に企画が始まり、都合3冊作られた企画書の冒頭には企画意図として「アニメーションより実在感において勝る実写の質感と重量感を重視する」旨が語られ[5]、リアルな特撮を駆使した決定版を制作することが強く意図されていた[6]。本作品では、特撮シーンの撮影のために東映生田スタジオに専用の特撮ステージが組まれた[5]。本作品以降、『スパイダーマン』(東映版)や戦隊シリーズなどで、巨大ロボットの登場が定番化していく[7][8][5]

17のデザインは、石ノ森章太郎のラフデザインを、ポピー村上克司がクリンナップし[9]、変型機構を加えたものである[8]。村上は「これは屈伸による上半身の引き起こしで、敵に飛び掛っていくライオンのような仕組みで、石ノ森先生のデザインをほとんど改変することなく組み込めた」と語っている[10] 。石ノ森は『THE 超合金』(講談社・1988年)のインタビューで、本作品のキャラクターデザインについて「あれはまだ中間だった。あの作品あたりからメーカーと作家の力が均衡して共同作業のようになり始めた。そういう意味ではエポックメイキングだったと思う」と語っている[11]。1997年7月に東映ビデオから発売された本作品のLD最終巻におけるインタビューでは「この作品で初めて図面を引いた」とも証言している。ただし、本作品以降のデザインワークはスポンサー主導に転じており、それに伴って増えた鋭角的なデザインに対し、前述の『THE 超合金』で石ノ森は「子供が触って遊ぶんだから、やっぱりおもちゃには曲面がほしいなあと思う」と苦言を呈している[11]

従来よりも高年齢層を意識したため、第15話まではミリタリー要素を強調したシリアスでハードな重量感のある内容のストーリーだったが[12][2]視聴率は苦戦したため、第16話からコメディリリーフである岩山鉄五郎の登場を筆頭に話や登場人物がコメディ調になり、ワンセブンが言葉を話したり、戦闘ワンセブンが空を飛んだり、ワンセブンの弟ロボット・ワンエイトのドラマなど、低年齢層を意識した陽性方向に全体のイメージの内容に軌道修正された[13][5][7][4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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