大道 珠貴(だいどう たまき、女性、1966年4月10日 - )は、日本の小説家。福岡県福岡市出身[1]、神奈川県鎌倉市在住[1][2]。 福岡県立福岡中央高等学校卒業。19歳の時に太宰治の作品に触発され、本格的に小説を書き始める[3]。24歳でラジオドラマの脚本家としてデビュー[3]。2000年、「裸」が第30回九州芸術祭文学賞を受賞して[4]小説家デビュー。同作で第123回芥川賞候補。2003年、「しょっぱいドライブ」で第128回芥川賞受賞[1]。2005年、『傷口にはウオッカ』で第15回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞[1](選考は富岡多恵子[4])。2021年、結婚[5]。
経歴
作品リスト
小説
『背く子』(講談社、2001年/講談社文庫、2004年、ISBN 9784062749275)
『裸』(文藝春秋、2002年/文春文庫、2005年、ISBN 9784167698010)
裸(『文學界』2000年4月号)
スッポン(『文學界』2000年10月号)
ゆううつな莓( 『文學界』2001年12月号)
『しょっぱいドライブ』(文藝春秋、2003年/文春文庫、2006年、ISBN 978-4167698027)
しょっぱいドライブ(『文學界』2002年12月号)
富士額(『文學界』2001年2月号)
タンポポと流星(『文學界』2002年6月号)
『銀の皿に金の林檎を』(双葉社、2003年/双葉文庫、2006年、ISBN 9784575510805)
初出:『小説推理』2002年8月号 - 2003年5月号
『ひさしぶりにさようなら』(2003年、講談社/講談社文庫、2006年、ISBN 9784062754835)
ひさしぶりにさようなら(『群像』2002年12月号)
いも・たこ・なんきん(『群像』2003年6月号)
『ミルク』(中央公論新社、2004年/中公文庫、2007年、ISBN 9784122049253)
ミルク、野菜ジュース、マシュマロを焼く、ラ・フランス、回転キャンディー、朝がゆにしない?、日の丸弁当
『素敵』(光文社、2004年/光文社文庫、2007年、ISBN 9784334742270)
純白(『小説宝石』2003年4月号)
素敵
一泊(『小説宝石』2003年12月号)
走る(『小説宝石』2004年6月号)
カバくん
『傷口にはウオッカ』(講談社、2005年/講談社文庫、2008年、ISBN 9784062759656)
初出:『群像』2004年11月号
『たまたま…』(2005年、朝日新聞社)
初出:『小説トリッパー』2003年冬季号 - 2005年冬季号
『後ろ向きで歩こう』(文藝春秋、2005年/2008年、文春文庫、ISBN 9784167698034)
後ろ向きで歩こう(『文學界』2005年1月号)
旬(『文學界』2004年7月号)
多生の縁(『文學界』2003年7月号)
『ハナとウミ』(双葉社、2005年 のち文庫)
初出:『小説推理』2004年4月号 - 2005年3月号
『ケセランパサラン』(小学館、2006年)のち文庫
ちまきのこと、草太のこと、フユヲとハルヲのこと、剣のこと
『蝶か蛾か』(文藝春秋、2006年)
初出:『別冊文藝春秋』2005年9月号 - 2006年9月号
『オニが来た』(光文社、2007年)
『ショッキングピンク』(講談社、2007年)のち文庫
青すぎる空(『小説現代』2004年4月号)
さらわれたい
準ミス熱海(『小説現代』2006年2月号)
懐く、冷たいスミレ、髄を吸う、ショッキングピンク
『立派になりましたか?』(双葉社、2008年)のち文庫
初出:『小説推理』連載
『きれいごと』(文藝春秋、 2011)
初めてなのに懐かしいひと(『文學界』2010年1月)身重で身軽(『文學界』2010年7月)きれいごと(『文學界』2010年11月)を下敷きに長篇として書き下ろし。
『煩悩の子』(双葉社、2015) のち文庫
エッセイ
『東京居酒屋探訪』(講談社、2006年)のち文庫
初出:『小説現代』連載
単行本未収録作品
こたつ(『文學界』2001年5月号)
乳しぼり器(『文學界』2001年10月号)
チョーク(『文學界』2002年2月号)
ガソリン(『文學界』2003年3月号)
落ち葉焚き(『新潮』2003年5月号)
チワワ(『小説新潮』2003年8月号)
当たり屋(『新潮』2003年10月号)
鳥から落ちた羽(『小説宝石』2005年3月号)
ブルーギル日和(『オール讀物』2005年10月号)
大きくなあれ(『文學界』2005年11月号)
目を合わせないで下さい(『オール讀物』2006年2月号)
ゆうれいトンネル(『私らしくあの場所へ』講談社文庫、2006年)