大谷育江
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おおたに いくえ
大谷 育江
プロフィール
本名大谷 育江
[1]
愛称育ちゃん[2]
性別女性
出身地 日本東京都[3]
生年月日 (1965-08-18) 1965年8月18日(58歳)
血液型B型[4]
職業声優
事務所マウスプロモーション[3]
公式サイト大谷 育江|所属タレント|マウスプロモーション
公称サイズ(時期不明)[4]
身長 / 体重150 cm / 38 kg
活動
活動期間1986年 - 現在
デビュー作『めぞん一刻[5][6]
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

大谷 育江(おおたに いくえ、1965年昭和40年〉8月18日[4][7] - )は、日本女性声優東京都出身[3][4]マウスプロモーション所属[3]

代表作に『ポケットモンスター』(ピカチュウ)、『名探偵コナン』(円谷光彦)、『ONE PIECE』(トニートニー・チョッパー)、『金色のガッシュベル!!』(ガッシュ・ベル)、『姫ちゃんのリボン』(姫子・エリカ)[4][7]などがある。
略歴「#声優になるまで」も参照

1986年東京アナウンスアカデミー(現:東京アナウンス・声優アカデミー)声優科を卒業し、江崎プロダクション付属養成所へ入所。2年後にマウスプロモーション(旧江崎プロダクション)に所属[3]し、同年、『めぞん一刻』でデビュー[5][6]。当時はとても緊張しており、このアニメは毎週テレビで見ており、島本須美神谷明などそうそうたるメンバーと肩を並べて演技ができることに興奮していた[5]。百聞は一見に如かず、すごい共演者に囲まれて、まだ養成所生の半年目だったが、色々なことが一気に習得でき、「ああマイクはこうやって入るのか」「大きな声を出すときは一歩下がるんだ」など、とても勉強になったという[5]。テレビアニメ『コボちゃん』のコボ役で初主役[5]。当時は新聞で『コボちゃん』を読んでいたため、決まったと聞いた時は驚き、「まさか、自分が」と思っていたため、とても嬉しかったという[5]。デビュー当初は外画の吹き替えが多かった[8]。当時の洋画はベテラン声優が8割で、新人がちらほらいるというような状況で、先輩の演技を見て盗むこともたくさんあり、悩んでいると先輩がこっそりアドバイスをくれることもあった[8]。収録が終えた後に一緒に食事に行った席などで「あの場面はすごく良かった」、「あのシーンでは、こうするといいと思うんだよね」のように教えてくれた[8]。駆け出しの頃は貧乏であったことから、食事に誘われても「ちょっとお金がないので」と断ろうしていた[8]。その時に「何言ってるんだ。俺たちが払うからいいんだよ」と先輩がおごってくれたりもしており、「俺たちも食えなかった頃には先輩に食わせてもらってたから、俺たちに返さなくていいんだよ。君がこの仕事で食えるようになったら、後輩に食わせてやれ」とも言われた[8]。先輩にアドバイスをくれたり、信頼関係が築けたりと、得したことがたくさんあった[8]。リスペクトできるような先輩がいないと、単なるムダな時間になってしまうのかもしれないが、2012年時点では後輩からリスペクトされるような役者でいたく、そうなれているのか常に振り返っているという[8]

2012年に第六回、2023年に第十七回声優アワード「キッズファミリー賞」を受賞[9][10]
人物

趣味は読書[4]ハーブの香りのお風呂に入浴すること。特技は英語の発音、日本舞踊[4]
特色

声優としては、多くのアニメを担当するほか、外画吹き替え、ゲーム作品も数多く務めている[7]。元気な少年役に定評がある一方で、元気な少女、大人しい可憐な少女役もこなす[6]

演じるうえで気を付けていることは、「演じよう」と思わないことであり、「演じよう」と思うとマネになってしまうため、そのキャラクターになりきった時に「体と心から何が出てくるんだろう」と考えるようにしている[11]。そうでないと、いくらセリフをすらすらしゃべっても、全部ウソになってしまい、「簡単にできることではない」と思い、「いつもそれが完璧にできています」と言い切れないくらい難しいが、そうなれるように心掛けているという[11]

今では様々な作品に出演してくれるようになり、なかには10年以上の付き合いになるキャラクターもいるが、1回ごとにそのキャラクターと向き合って演じているだけのため、特に何か思うことはないという[11]。もし最初から「この作品は15年続く予定なので、そのつもりで演じてください」と言われたところ、「どうしよう」と考えていたかもしれないといい、同じキャラクターを演じるうえで、慣れてしまわないようには気を付けているという[11]。キャラクター自身が新鮮に感じるものだったら、新鮮に感じなくてはならないため、「これについて知っている」という知識、経験を削除し、ピュアな気持ちで演じたいと語る[11]

子供の役を演じることが多いため、年齢相応の大人として日常生活を送っていたところ、演じる時の年齢的なギャップが大変だという[11]。頭の中からいちいち削除するのが大変のため、無意識に経験値を削除した状態のまま日常生活を送り、子供のような反応をしてしまうことがある[11]。そのリアクションをとるのはおかしいため、社会生活を送っている時には大人の反応をするように気を付けているという[11]。2011年時点では無意識だが、以前より人物を観察するようになり、直接的に役に立っているわけではないが、役づくりするうえで手助けになったりしているという[12]

一番難しかったのはボキャブラリーも技術も足りなかった時期の「もえたぎるものがあるけど抑えてしゃべる」演技であった[5][12]。登場人物が熱くなっていると、どうしても大きな声になってしまうが、「落として、落として」と言われ、落とすと声が小さくなってしまった[12]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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