大船渡線BRTについては「気仙沼線・大船渡線BRT」をご覧ください。
大船渡線
真滝駅付近を走行するキハ100形(2016年10月)
基本情報
通称ドラゴンレール大船渡線
国 日本
所在地岩手県、宮城県
種類普通鉄道
起点一ノ関駅
終点気仙沼駅
駅数14
電報略号オフセ[1]
開業1925年7月26日
全通1935年9月29日
一部廃止2020年4月1日(気仙沼駅-盛駅間)
所有者東日本旅客鉄道(JR東日本)
運営者東日本旅客鉄道(JR東日本)
使用車両使用車両を参照
路線諸元
路線距離62.0 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式全線非電化
閉塞方式特殊自動閉塞式(電子符号照査式)
最高速度85 km/h
路線図
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停車場・施設・接続路線
凡例
BRTの経路図・駅は「気仙沼線・大船渡線BRT#駅一覧」を参照
5.7真滝駅
13.7陸中門崎駅
17.5岩ノ下駅
21.3陸中松川駅
23.3猊鼻渓駅
26.1柴宿駅
30.6摺沢駅
39.8千厩駅
43.4小梨駅
47.6矢越駅
49.7折壁駅
55.3新月駅
62.0気仙沼駅
64.2鹿折唐桑駅
69.5上鹿折駅 ↑宮城県
飯森トンネル1,009 m
79.5陸前矢作駅 ↓岩手県
82.5竹駒駅
85.4陸前高田駅
88.3脇ノ沢駅
92.8小友駅
97.1細浦駅
100.2下船渡駅
103.1大船渡駅
105.7盛駅
岩手開発鉄道:日頃市線
大船渡線(おおふなとせん)は、岩手県一関市の一ノ関駅から宮城県気仙沼市の気仙沼駅を結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)である。廃線となった気仙沼駅 - 盛駅間(大船渡線BRTとして運行)を含む線形を竜に見立てて「ドラゴンレール大船渡線」という愛称が付けられている[2]。
概要観光地・猊鼻渓エリアを通る大船渡線
かつては一ノ関駅から気仙沼駅、大船渡駅を経て盛駅までを結ぶ路線であった。三陸海岸沿岸部を走行していた気仙沼駅 - 盛駅間は、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災では津波の被害を受け、以降は鉄道については不通となり、2013年(平成25年)3月2日から「大船渡線BRT」としてBRT(バス高速輸送システム)が運行されている[報道 1]。2019年(令和元年)11月12日には不通区間の鉄道事業の廃止届が国土交通省東北運輸局に提出され[報道 2]、2020年(令和2年)4月1日に廃止となった[報道 3][報道 4]。
1992年(平成4年)、JR東日本は大船渡線営業所(気仙沼市)の設立を記念し、大船渡線の愛称を公募。当時はアニメ『ドラゴンボールZ』(鳥山明原作)がフジテレビ系列で放映されていたこともあり、小学生などから「ドラゴンレール」という票が集まった。大船渡線の曲がりくねった線形が『ドラゴンボール』に出てくる神龍の形にそっくりであることに加え、大船渡線沿線においても龍の伝説があったことから、「ドラゴンレール大船渡線」と決定した[2]。
愛称の由来に『ドラゴンボール』が関わっているため、大船渡線で運行される気動車には、元祖ドラゴンボールの意匠を模したデザイン(オレンジの円形に火を吹く龍が描かれ、右上に『DRAGON RAIL』と描かれたもの)のステッカーが貼られている。