大般涅槃経_(上座部)
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このフィクションに関する記事は、ほとんどがあらすじ・登場人物のエピソードといった物語内容の紹介だけで成り立っています。製作過程や社会的影響、専門家による批評や分析など、作品外部の情報の加筆を行い、現実世界の観点を説明してください。(2015年11月) (使い方)
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『大般涅槃経』(だいはつねはんぎょう、: Maha-parinibbana Sutta(nta)(マハーパリニッバーナ・スッタ(ンタ))とは、パーリ仏典経蔵長部の中に第16経として収録されている上座部仏教の一。『大パリニッバーナ経』とも[1][要ページ番号]。

類似の伝統漢訳経典として、『長阿含経』(大正蔵1)の第2経「遊行経」や、『仏般泥?経』(大正蔵5)、『般泥?経』(大正蔵6)、『大般涅槃経』(大正蔵7)等がある。

80歳の釈迦が、王舎城東部の霊鷲山から最後の旅に出発し、マッラ国クシナーラーにて入滅(般涅槃)するまでの言行、及び、その後の火葬・遺骨分配の様子が描かれる。
時代背景

釈迦の最後の旅が行われたこの時期は、ちょうどマガダ国アジャータサットゥ王による、ヴァッジ国への侵略・征服が進められていた時期であり、本経にもその時代背景が色濃く反映されている。

本経は、アジャータサットゥ王が、ヴァッジ国への侵略計画について、釈迦に伺いを立てるところから、話が始まる。

また、ガンジス川の南岸、国境の村であり、物流拠点でもあったパータリ村(パータリプッタ)が、侵略拠点の要塞として造り変えられていく様も、描かれている。(アジャータサットゥ王の次の王、ウダーインの時代になると、マガダ国の首都は、王舎城からこのパータリプッタに移される。)
構成
第1章
1.
霊鷲山にて 【1-5】2. 修行僧たちへの説教 【6-12】3. 旅出 【13-18】4. パータリ村にて 【19-34】
第2章
5. コーティ村にて 【1-4】6. ナーディカ村にて 【5-10】7. 商業都市ヴェーサーリーにて 【11-13】8. 遊女アンバパーリー 【14-20】9. ベールヴァ村にて 【21-26】
第3章
10. 死の決意 【1-6】11. 悪魔との対話 【7-9】12. 大地震 【10-47】13. 死別の運命 【48-51】
第4章
14. バンダ村へ 【1-4】15. ボーガ市と、四大教示 【5-12】16. 鍛冶工チュンダ 【13-25】17. プックサとの邂逅 【26-43】
第5章
18. 重い病 【1-12】19. アーナンダの号泣 【13-17】20. 大善見王の物語 【18】21. マッラ族への呼びかけ 【19-22】22. スバッダの帰依 【23-30】
第6章
23. 臨終の言葉 【1-7】24. 死を悼む 【8-12】25. 遺体の火葬 【13-23】26. 遺骨の分配と崇拝 【24-28】
旅の道程.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}霊鷲山王舎城ナーランダパータリプトラヴェーサーリークシナガラ インド ビハール州の地図

描かれる釈迦の最後の旅の道程は以下の通り。[2]

マガダ国

霊鷲山王舎城

アンバラッティカー園[3]

ナーランダー[3]

パータリ村
ガンジス川渡る (ゴータマの渡し))

ヴァッジ国

コーティ村

ナーディカ村

ヴェーサーリー市、ベールヴァ村(雨期安居)

バンダ村

ハッティ村、アンバ村、ジャンブ村

ボーガ市

マッラ国

パーヴァー市
(カクッター川)

クシナーラー

内容
マガダ国
霊鷲山

王舎城のアジャータサットゥ王が、バラモンであるヴァッサカーラという大臣を使わし、霊鷲山にいる釈迦の元に送り、自分のヴァッジ国侵略計画について伺いを立てさせる。

釈迦は、ヴァッジ族が、
しばしば「会議」を開き、多くの人が参集する間は、繁栄し、衰亡は無い

「協同」して集合・行動し、為すべきことを為している間は、繁栄し、衰亡は無い

「旧来の法」に従って行動する間は、繁栄し、衰亡は無い

「古老の人々」を崇敬し、彼らの言葉を聴いている間は、繁栄し、衰亡は無い

「良家の婦女・童女」を暴力的に拘留しない間は、繁栄し、衰亡は無い

「霊域」を崇敬し、供物を絶やさない間は、繁栄し、衰亡は無い

「真人」(尊敬されるべき修行者)達を正当に保護・防御する間は、繁栄し、衰亡は無い

と答える。

ヴァッサカーラは、そうした7つの法を備えているのでは、戦争で侵略するのは困難であり、外交・離間という手段を用いなければならない、と述べて帰っていく。


次に、釈迦はアーナンダに指示し、王舎城周辺にいる全ての修行僧を、会堂に集めさせ、「衰亡を来たさないための7つの法」として、先に述べたことを言葉を変えて反復する。

すなわち、修行僧たちが、
しばしば「会議」を開き、多くの人が参集する間は、繁栄し、衰亡は無い

「協同」して集合・行動し、為すべきことを為している間は、繁栄し、衰亡は無い

「旧来の法」に従って行動する間は、繁栄し、衰亡は無い

「古老の人々」を崇敬し、彼らの言葉を聴いている間は、繁栄し、衰亡は無い

「愛執」に支配されない間は、繁栄し、衰亡は無い

「林間に住む」のを望んでいる間は、繁栄し、衰亡は無い

「他の修行僧」達を思いやる間は、繁栄し、衰亡は無い

と述べる。


更に、関連付けて、他の「衰亡を来たさないための7つの法」として、
「動作」を喜ばず、楽しまない間は、繁栄し、衰亡は無い

「談話」を喜ばず、楽しまない間は、繁栄し、衰亡は無い

「睡眠」を喜ばず、楽しまない間は、繁栄し、衰亡は無い

「社交」を喜ばず、楽しまない間は、繁栄し、衰亡は無い

「悪い欲望」に支配されない間は、繁栄し、衰亡は無い

「悪友」を持たない間は、繁栄し、衰亡は無い

「慢心」に陥らない間は、繁栄し、衰亡は無い

を述べ、更に、他の「衰亡を来たさないための7つの法」として、


愧(は)じる心

愧(は)じ

博学

努力

安定

智慧

を挙げ、更に、他の「衰亡を来たさないための7つの法」(七覚支)として、
よく思いをこらす

よく法を選び分ける

よく努力する

よく喜びに満ち足りる

心身が軽やかになる

精神統一

心の平静安定

を挙げ、更に、他の「衰亡を来たさないための7つの法」として、
無常

非我

不浄







止滅

を挙げ、更に、他の「衰亡を来たさないための6つの法」として、











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