大統領1ドル硬貨プログラム
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大統領1ドル硬貨アメリカ合衆国
価値1 アメリカドル
質量8.100 g (0.26 troy oz)
直径26.49 mm (1.043 in)
厚さ2.00 mm (0.0787 in)
縁刻印:「E pluribus unum」(多数から一つ)、ミントマーク、鋳造年、「In God We Trust」(我々は神を信じる)
構成88.5%、亜鉛6%、マンガン3.5%、ニッケル2%
鋳造年2007 - 2011年
2012 - 2016年(コレクターのみ)
表面

デザインアメリカ合衆国大統領肖像
デザイナー様々な人物
デザイン時期2007 - 2016年
裏面

デザイン自由の女神の肖像
デザイナードン・エバーハート(英語版)
デザイン時期2007年

大統領1ドル硬貨プログラム(: Presidential $1 Coin Program)は、2005年12月22日に議会制定法(英語版)、公法109-145が制定されたことを契機に開始された。この法律は表面にアメリカ合衆国大統領肖像が刻まれた1ドル硬貨の鋳造をアメリカ合衆国造幣局に命じるものである[1]合衆国50州の異なるデザインが描かれた25セント硬貨を毎年5州分ずつ10年かけて発行するプログラム「50州25セント硬貨プログラム」の成功に続き、過去の大統領の肖像が刻まれた1ドル硬貨を、毎年4人分ずつ就任順に発行するスケジュールが決まっている[2]

2007年から2011年までの間に、未使用の大統領1ドル硬貨が大量に備蓄されてしまい、2012年から2016年までの大統領硬貨は収集家のためだけに鋳造されることになった[3]
大統領1ドル硬貨
プログラムの詳細 縁への書き込みを示すスタック エイブラハム・リンカーンの1ドル硬貨 2007年から2011年までに発行された大統領硬貨の枚数を示すグラフ

「大統領1ドル硬貨法」案はハリー・リードとジョン・スヌヌ(英語版)によって提出された[4]2005年11月18日に上院で全会一致の同意(英語版)で可決された後、12月13日に下院でも圧倒的多数で可決され、12月22日にアメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュが署名して制定された[5]

大きさ、重さ、金属組成物の割合はサカガウィア・ダラー(英語版)(ネイティブ・アメリカンの1ドル硬貨)のものと同一である[6]。2007年から2016年までの10年間に、時系列順に毎年4人ずつの歴代大統領の硬貨を鋳造かつ発行されることが決まっている[6]。基本的には大統領硬貨4つとネイティブ・アメリカン硬貨1つ、年間5つの新たな別個の1ドル硬貨が発行される[7]。初代大統領ジョージ・ワシントンの硬貨は2007年2月15日に発行された[8]

硬貨の縁にはその鋳造年、ミントマーク、"E pluribus unum"(多数から一つという意味)や"In God We Trust"(我々は神を信じるの意味)といった文字が刻印されている。また、硬貨の裏面には自由の女神肖像と"$1"(1ドル)、"United States of America"(アメリカ合衆国)の文字が刻印されている。硬貨の表面には元大統領の肖像、フルネーム、代数、在任期間が刻印されている[9]。"In God We Trust"の文字は第9代のウィリアム・ヘンリー・ハリソンから表面に表示されるように変更された[10][11]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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