大相撲平成21年9月場所(おおずもうへいせい21ねん9がつばしょ)は、2009年9月13日から9月27日まで東京・両国国技館で開催された大相撲本場所。
幕内最高優勝は横綱・朝青龍明徳(14勝1敗・24回目)。 東成績結果番付西成績結果 場所序盤は白鵬、朝青龍の両横綱と、琴欧洲と琴光喜の佐渡ヶ嶽部屋の2大関らが全勝を守って優勝争いに並んだ。 しかし5日目に白鵬が初顔の平幕翔天狼に敗れるという波乱があり、その後7日目、中日に琴欧洲、琴光喜もそれぞれ1敗に下がって、中日の時点で朝青龍がただ一人勝ちっ放しで単独トップとなった。 琴欧洲、琴光喜はその後も1敗で白鵬とともに朝青龍を追うも、終盤の上位戦で揃って崩れ優勝争いから脱落。入れ替わるように浮上してきたのが小結の把瑠都で、両横綱には退けられるも、途中休場した千代大海を含む5大関全てを連破するなど快進撃を続けた。13日目の時点で優勝争いは全勝朝青龍、1敗白鵬、2敗把瑠都の3人に絞られたが、把瑠都は翌14日目に鶴竜の外掛けに痛恨の3敗目を喫し、優勝争いから脱落。朝青龍は全勝、白鵬は1敗をそれぞれ守り、いよいよ千秋楽の横綱決戦に優勝が懸かることとなった。 千秋楽結びの一番、白鵬は立合い一気の出足で朝青龍を圧倒し、寄り切って優勝決定戦に持ち込む。同年5月場所以来の69度目の決定戦で、横綱同士の決定戦は同年1月場所の白鵬?朝青龍以来14例目。 決定戦、今度は朝青龍が立合いで先手を取り、下手投げからの掬い投げで白鵬を下して4場所ぶり24回目の優勝を決めた。優勝24回は横綱北の湖と並んで歴代3位タイ。白鵬は1月場所、5月場所に続いて通算4回目の決定戦敗北となり、決定戦で年間3敗するのは決定戦制度導入以降初のこととなる。
場所前の話題など
番付・星取表
白鵬14勝1敗優勝同点横綱朝青龍14勝1敗優勝
琴欧洲9勝6敗大関琴光喜9勝6敗
日馬富士9勝6敗大関魁皇8勝7敗
千代大海2勝9敗4休大関
稀勢の里7勝8敗関脇琴奨菊6勝9敗
把瑠都12勝3敗敢闘賞小結安美錦7勝8敗
栃ノ心4勝11敗前頭1雅山4勝11敗
翔天狼2勝13敗前頭2旭天鵬5勝10敗
玉乃島5勝10敗前頭3鶴竜11勝4敗技能賞
豊ノ島7勝8敗前頭4時天空8勝7敗
豪栄道10勝5敗前頭5豪風9勝6敗
朝赤龍6勝9敗前頭6豊真将7勝8敗
阿覧7勝8敗前頭7高見盛6勝9敗
岩木山8勝7敗前頭8霜鳳4勝11敗
猛虎浪5勝10敗前頭9豊響6勝9敗
土佐豊6勝9敗前頭10武州山10勝5敗
垣添9勝6敗前頭11春日王6勝9敗
栃煌山11勝4敗前頭12栃乃洋4勝11敗
玉飛鳥6勝9敗前頭13若の里10勝5敗
黒海8勝7敗前頭14北勝力11勝4敗
嘉風9勝6敗前頭15普天王5勝10敗
将司7勝8敗前頭16
優勝争い
各段優勝・三賞
幕内最高優勝 朝青龍 14勝1敗(24回目)
殊勲賞:該当者なし
敢闘賞:把瑠都(4回目)
技能賞:鶴竜(4回目)
十両優勝 玉鷲 11勝4敗
幕下優勝 臥牙丸 7戦全勝
三段目優勝 青木 7戦全勝
序二段優勝 大木下 7戦全勝
序ノ口優勝 碧山 7戦全勝
トピック
横綱・朝青龍が白鵬との優勝決定戦を制し、第55代横綱・北の湖と並ぶ24回目の優勝を達成。歴代3位タイの記録となった。
参考文献
歴
平成の大相撲
江戸時代
明治
大正
昭和
平成
令和
1989年(平成元年)
1月場所
3月場所