大甲子園
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大甲子園
ジャンル
野球漫画
漫画
作者水島新司
出版社秋田書店
掲載誌週刊少年チャンピオン
レーベル少年チャンピオン・コミックス
発表期間1983年13号 - 1987年35号
巻数全26巻
その他豪華版:全10巻
文庫版:全17巻
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『大甲子園』(だいこうしえん)は、水島新司野球漫画。『週刊少年チャンピオン』にて1983年から1987年まで連載された。
概要.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。

ドカベン』の続編で、主人公・山田太郎の高校3年の夏を描いた物語である。それまで、『男どアホウ甲子園』『ドカベン』『一球さん』『球道くん』『野球狂の詩』などの野球漫画、特に高校野球漫画を数多く描いてきた水島新司が、それらの漫画の登場人物たちを一同に介して一つの漫画の中で試合をさせてみたいと考えた。

さらに、過去作だけでなく新しい野球漫画の主人公チームも加えるために、『ドカベン』終了後に『週刊少年チャンピオン』にて『ダントツ』を連載、その主人公チーム「光高校」が甲子園出場を決めたところで同作の連載が終了、翌週より本作の連載開始となった。

水島にはかねてからこのような構想はあり、そのためにどの高校野球漫画も三年春の甲子園までで物語を終了させていた[1]。また、「水島高校野球漫画の集大成」と作者は銘打っているが、同時期に『週刊少年マガジン』で連載されていた高校野球漫画、『極道くん』は登場していない(後述の「#『大甲子園』オリジナルの高校」りんご園農業高校」の項目を参照)。
あらすじ

山田たちの明訓高校はエース里中を欠きながらも夏の甲子園の神奈川県予選を勝ち進んでいた。里中は明訓高校を退学したはずだったが(『ドカベン』最終回より)、本人も知らないところで山田が尽力して休学扱いとし、夏の大会の登録メンバーにも入っていたのである。そして里中は母親の手術が無事成功したことで野球部に復帰する。

ブランクによる体力不足や時ならぬ土砂降りがもたらした極端な湿度に苦しみながらも、準決勝で山田のライバル小林率いる東郷学園を完封した不知火守のいる白新高校と、決勝戦で対決。東京メッツの岩田鉄五郎と五利監督が見守る中、里中は決勝戦を投げぬき、不知火の投球に苦しみながらも山田の執念の内野安打でサヨナラ勝ちし、5度目の甲子園出場を果たす。白新0000000000=0
明訓0000000001x=1x

それと前後して全国の代表校も続々と甲子園に名乗りをあげていた。毎回初戦敗退の弱少校から躍進を果たした西東京の光高校。素人同然の部員ばかりながら奇抜な戦法で東東京大会を制した巨人学園。千葉大会では、エース中西球道を擁した青田高校が、メッツの水原勇気が観戦する中、かつて明訓とも戦ったクリーンハイスクールと死闘を展開、球道の負傷というアクシデントを乗り越えて優勝する。栃木代表はこれもかつて明訓と戦った江川学院。大阪大会では藤村球二、球三兄弟率いる南波高校が、前年夏の甲子園優勝の通天閣高校を決勝でくだした。これら代表たちが期するのはやはり「打倒明訓」であり「打倒山田」だった。

そんな中、唯一高知県では雨による順延のため、全国大会の抽選会直前まで決勝戦がずれこんでいた。当然宿敵土佐丸高校が出てくるものと思っていた明訓ナインだったが、甲子園入りした旅館で土佐丸敗退の報を受け、さらに彼らをくだして初出場の室戸学習塾高校を率いるのが、かつての自分たちの監督・徳川家康だったことを知って驚愕する。

また、組み合わせ抽選会の席で山田と里中は、光高校の浪花大次カから、キャプテンの犬飼知三郎が、かつて明訓を苦しめた犬飼兄弟の弟だと知らされる。そして甲子園球場のグラウンドを整備しているのは、かつてその剛球で全国の高校球児を震え上がらせた元南波高校の藤村甲子園だった。多くの強豪チームが集う甲子園大会が遂に開幕。開会式直後の第一試合には早くも明訓が登場。対戦するのは徳川監督と犬飼知三郎率いる室戸学習塾であった。
作品の枠を越えた共演
作中で実現した対戦

従来の原作の枠を越えて実現したいわゆる「夢の対戦」は以下の通り。
地区予選
青田高校(『球道くん』) 対 クリーンハイスクール(『ドカベン』) -
千葉県大会南波高校(『男どアホウ甲子園』) 対 通天閣高校(『ドカベン』) - 大阪府大会(描写は試合終了時のみ)
甲子園大会
光高校(『ダントツ』、西東京代表) 対 南波高校青田高校 対 江川学院(『ドカベン』、栃木県代表)明訓高校(『ドカベン』、神奈川県代表) 対 巨人学園(『一球さん』、東東京代表)明訓高校 対 光高校明訓高校 対 青田高校(引き分け再試合を含め2試合対戦している)
対戦以外で実現した場面

神奈川大会決勝、明訓高校対白新高校戦では、『
野球狂の詩』の東京メッツ岩田鉄五郎と五利一平監督が観戦。この2人は甲子園の準決勝及び決勝も観戦した。回想シーンとしてだが、ルーキー時代の王貞治に現役のバッテリーとして対戦するくだりも描かれた。

千葉県大会決勝、青田高校対クリーンハイスクール戦では、中西球道の応援に、同じく『野球狂の詩』の水原勇気が応援に駆けつける。またこの時水原と偶然居合わせたのは、球道の中学?高校野球時代にかけてのライバルたちだった。試合中、左腕を負傷した中西は、9回裏、影丸の背負い投法を打ち返してサヨナラホームランを放つも、その激しい衝撃で気絶。


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