大王世宗
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この項目では、2008年製作の韓国のテレビドラマについて説明しています。モデルとなった人物については「世宗 (朝鮮王)」をご覧ください。

大王世宗
ジャンルテレビドラマ
脚本ユン・ソンジュ、キム・テヒ
演出キム・ソングン、キム・ウォンソク
出演者キム・サンギョンキム・ヨンチョルチェ・ミョンギルイ・ユンジ
オープニングチェ・チョロwithイ・ジヨン、チェ・ジェウ『夜明け』
時代設定朝鮮時代初期
製作
制作KBS

放送
放送国・地域 韓国 日本
放送期間2008年1月5日 - 3月30日 (KBS1)
2008年4月5日 - 11月16日 (KBS2)
放送時間毎週日曜日
放送枠KBS大河ドラマ
回数86
公式サイト
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大王世宗
各種表記
ハングル:?? ??
発音:テワンセジョン
ローマ字:Daewang Sejong
題:King Sejong the Great
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大王世宗(テワン セジョン、ハングル: ?? ??)は、韓国KBSにて2008年1月5日[脚注 1]から同年11月16日まで放送されたテレビドラマ時代劇)。全86話。
概要

KBS大河ドラマ(?????? ?????)放送作品のひとつ。韓国の放送界にて「イメージが固定されていて、ドラマ化しても成功は困難である」と言われていた[2]李氏朝鮮第4代国王世宗の生涯を本格的に取り扱っている。脚本はユン・ソンジュ、キム・テヒの2名が、演出はキム・ソングンおよびキム・ウォンソクの2名が担当した。製作費は約200億ウォン、主助演出演者は70人以上、エキストラは2万人以上が動員されている[3]。2007年10月9日(韓国におけるハングルの日)に撮影が開始された[3]

当初はKBS1にて放送され、第1話放送時で22%の視聴率を挙げた[4]が、同年春の改編に伴って放送局がKBS2に変更された[5]ところ、他局で放送されていた『幸せです』と、KBS1で放送されていた報道番組と同時間帯になり、この結果、改編後は視聴率が低迷した[6][脚注 2]

歌手活動に専念していたイ・ジョンヒョンが朝廷の女官イソン役で出演、女優業を再開した[9]が、声帯結節を患い中途で降板した[10]。また2000年に韓国国立劇場劇場長、2006年には大韓民国文化体育観光部長官に就任するため、1999年以後俳優業を休業していたキム・ミョンゴンの復帰作となった[11]チェ・ミョンギルが『龍の涙』同様、元敬王后閔氏役で出演したことも話題となった[12][13]

2009年度韓国放送大賞(??????)長編テレビドラマ・ビデオグラフィックスの2部門で大賞を受賞した[14]他、ユン・フェ役のイ・ウォンジョン昭憲王后沈氏役のイ・ユンジが、2008年度KBS演技大賞長編ドラマ優秀演技賞を男女で独占した[15]
あらすじ
1-39話

第3代国王太宗治世下の朝鮮。「書虫(本の虫)」の別名を持つ忠寧大君は、父太宗や長兄の世子(譲寧大君)とは違い、民のための政治を行うべきと考えていた[6]。外出先で偶然騒動に巻き込まれ、商人たちが窮境下にあることを知った彼は、申聞鼓を鳴らして太宗へと直訴するが、一蹴された上罰として側近が拷問にかけられ絶命してしまう[16]。朝廷の重臣たちに危険視され、追放を求められる忠寧大君を陥れようと、叔父ミン・ムグとミン・ムジル兄弟は怪文書事件を起こすが、見破られて元敬王后の嘆願にも関わらず処刑されてしまう[17]

数年後。明の使者からの無理な要求を勅使との直接交渉で解決したり[18]、世子の醜聞に対して彼をかばったり[19]、奴婢の身分回復のために動いたりする[20]忠寧大君に対し、世子はだんだん敗北感を抱くようになる。元敬王后も、世子の存在を脅かしかねないほど成長した忠寧大君の存在に危機感を覚え、遠方に出すよう太宗に進言する[21]。その折、忠寧大君が襲撃され、その犯人が高麗復興勢力の中心人物オク・ファンであることが発覚。高麗王族が姓をワン(王)から変えて潜んでいた事に気づいた太宗は、オク(玉)とチョン(全、田)という姓を持ったすべての人を捕えるよう命令する[22]。高麗王族と姓が同じというだけで罪もない人々が殺されていくことに憤った[6]忠寧大君はオク・ファンと直接交渉を試みるが逆に捕えられ、世子に助けられる[23]。捕縛された復興勢力を処刑するよう命令された忠寧大君はその命令を批判し「王子をやめる」と一言。太宗の怒りを買い北三道に流刑されることとなった[6][24]

2年後の北三道・鏡城。民からの信頼も厚い同地の将軍チェ・ユンドクが罷免され、都から派遣されたイ・チョンが実権を把握して女真族を挑発[25]。それをきっかけに世子は北伐を決意、太宗夫妻の不在時に独断で軍を動かして北伐を決行する[26]。鏡城に現れた世子を、忠寧大君は厳しく非難する[27]。その頃朝廷では、女真族を挑発した上、襲撃事件を機に独断で軍を動かした世子の責任問題が勃発。この事件の真相究明を担当していた領議政ユ・ジョンヒョンは、「長子ではなく賢者を選ぶべき」と発言した[27]。自暴自棄になった世子はますます自堕落な生活におぼれていき、太宗は世子を自分の後継者にすることを断念[28]、忠寧大君が新たな世子となる[29]


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