大物駅(だいもつえき)は、兵庫県尼崎市大物町二丁目にある、阪神電気鉄道の駅[1]。駅番号はHS 08。
利用可能な鉄道路線
阪神電気鉄道
本線
阪神なんば線
※当駅 - 尼崎駅間は両線の並立区間(二重戸籍または複々線)という扱いである。
歴史
1905年(明治38年)4月12日:阪神本線の開業と同時に開業[1]。
1924年(大正13年)1月20日:伝法線(現在の阪神なんば線)開業[1]。
1964年(昭和39年)5月20日:伝法線が西大阪線に改称[1]。
1977年(昭和52年)7月3日:西大阪線が単線で高架化[2]。
1978年(昭和53年)3月26日:西大阪線が複線高架になる。
2003年(平成15年)7月26日:尼崎駅改良工事に伴い西大阪線の尼崎駅 - 当駅間が単線となる[3]。
2008年(平成20年)12月20日:尼崎駅改良工事進捗に伴い西大阪線の尼崎駅 - 当駅間が複線に復帰。
2009年(平成21年)3月20日:西大阪線が阪神なんば線に改称[4]。
2012年(平成24年)3月20日:平日日中における同線直通快速急行の停車を取りやめ[5]。
2014年(平成26年)4月1日:駅番号導入[6][7]。
駅構造ホーム
島式ホームの外側に相対式ホームを持つ3面4線の高架駅である[1]。阪神なんば線は、尼崎側に尼崎車庫への分岐点があるため、停留所ではないのに対して、本線は分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札口・コンコースは2階、ホームは3階にある。改札口は1か所のみ。本線ホームはややカーブしている。 番線路線方向行先 大物駅配線略図 ↑ 阪神なんば線:大阪難波方面
のりば
1■本線上り野田・大阪(梅田)方面
2下り尼崎・神戸(三宮)・明石・姫路方面
3■阪神なんば線上り西九条・ドーム前・難波・奈良方面
4下り尼崎・神戸(三宮)・明石・姫路方面
付記事項
1・2番線は本線、3・4番線は阪神なんば線のホームとなっている。2・3番線は島式ホームとなっており、梅田方面からの列車から難波・奈良方面行きへは対面乗り換えが可能。
ホーム有効長は1番線が100メートルで、現状では阪神車両の4両編成が停車する。2 - 4番線は130メートルで、阪神の19 m 級車両および近畿日本鉄道の21 m 級車両のいずれも6両編成が停車可能である。
尼崎駅改良工事に伴う同駅までの西大阪線(現・阪神なんば線)一時単線化により、上り線のみを使用した期間(2003年7月26日 - 2004年3月26日、2008年2月2日 - 同年12月19日)は、西大阪線の上下列車はいずれも3番線に着発していたため、ホームには誤乗防止のためLED式の行先表示器が設置されていた[8][9]。
駅がカーブしていて、線路にカントが付いており、電車とホームの隙間もかなり広い箇所がある。
どの番線からも、日中は毎時6本の電車が発車する。下り方面は2・4番線の双方から発車するが、2番線発の列車は大部分が武庫川方面に直通する一方、4番線発は全て尼崎止まりである。阪神なんば線は普通電車の他に準急・区間準急の設定もあるが、全列車鶴橋以西各駅に停車する。
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本線:梅田方面