大牟田駅
[Wikipedia|▼Menu]

大牟田駅
東口(2016年6月)
おおむた
Ōmuta


所在地福岡県大牟田市
所属事業者九州旅客鉄道(JR九州・駅詳細
日本貨物鉄道(JR貨物)
西日本鉄道(西鉄・駅詳細
テンプレートを表示
西口(2017年7月)

大牟田駅(おおむたえき)は、福岡県大牟田市不知火町一丁目および久保田町二丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)・西日本鉄道(西鉄)のである。
概要

中部有明地域の主要都市である大牟田市の中心駅で、全列車が停車する。JR九州の鹿児島本線と、西鉄の天神大牟田線が乗り入れており、両線がともに乗り入れるのは当駅のみである。

福岡県の最南端に位置する駅である。またJRグループ以外の鉄道会社が自社線内のみで運行する特急列車の停車駅[注釈 1]および特別料金不要の特急列車の停車駅、更には大手私鉄の駅としても、当駅が日本で最南端に位置する[注釈 2]

九州新幹線新大牟田駅)の開業に伴い、JR線の特急列車は段階的に運行本数が削減され、2021年3月のダイヤ見直しによる有明(平日の朝、上り1本のみ)の廃止によりすべて消滅した。

また、2018年3月からは、日中の時間帯においてJR線の当駅から博多駅方面への快速列車が無くなったため[1][2]、当駅から福岡市への日中の直通列車は平日は西鉄急行、土・休日は西鉄特急のみとなっている。
歴史
年表明治・大正期の大牟田駅

1891年明治24年)4月1日九州鉄道(初代)の駅として開業[3]

1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道国有化、国有鉄道(当時は帝国鉄道庁)の駅となる[3]

1911年(明治44年)2月:現在位置に移転。

1939年昭和14年)7月1日:九州鉄道(2代目)大牟田線(後の西鉄天神大牟田線)の大牟田駅が開業。

1942年(昭和17年)9月22日:九州鉄道(2代目)が合同合併し西日本鉄道成立により同社大牟田線となる

1945年(昭和20年)7月26日大牟田大空襲被災により駅本屋を含め大牟田駅構内が焼失。

1955年(昭和30年):西口駅舎改築[4]

1956年(昭和31年)3月:現4代目駅本屋(東口)完成[5]

1986年(昭和61年)11月1日荷物の取扱を廃止[3]

1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄の駅は九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる[3]

1990年平成2年)

10月1日:西口駅舎が10m南に移転改築[4]

10月6日:大牟田駅連絡橋開通[6]


1996年(平成8年)3月16日:専用線発着を除くコンテナ輸送を、貨物列車からトラック輸送に転換[3]久留米駅との間にトラック便運行開始[3]

1999年(平成11年)4月1日:西鉄が自動改札機を導入。JR九州への委託業務を廃止。

2001年(平成13年)1月:三井化学専用鉄道で海上コンテナ輸送開始。

2006年(平成18年)3月18日:トラック便の発着駅を久留米駅から鳥栖貨物ターミナル駅に変更。

2017年(平成29年)2月1日:西鉄駅に駅ナンバリングを導入[7]

2018年(平成30年)

3月30日:大牟田駅旅行センターが営業終了[8]

9月28日:JR駅に駅ナンバリングを導入[9]


2021年令和3年)

3月20日:JR駅の連絡橋口改札が供用を開始。従来の西口改札は前日の営業終了をもって使用停止。

3月31日:大牟田駅連絡橋改修工事完了[10]


駅名の由来

開業当時の地名(三池郡大牟田町)から。

「大牟田」は、近世以来の地名。「大きなムタ(湿地)」の意。
駅構造など

JR九州のりばがある東口駅舎と、西鉄のりばがある西口駅舎がある。また、両駅舎の南側には大牟田駅連絡橋(歩行者専用連絡橋・大牟田市道、東口側・西口側の双方にエレベーター設置)があり、2021年(令和3年)3月にはJRの跨線橋と連絡橋とを直結する改札口(連絡橋口・終日駅員無配置)が新設された。

かつては西鉄が両駅舎での改札業務をJRに委託しており、両駅舎の改札口からJR・西鉄双方ののりばへ入出場することができたが、1999年(平成11年)4月に西鉄がよかネットカードの発行開始に合わせて自動改札機を導入したことに伴い委託業務が廃止され、東口から西鉄のりばへの入出場ができなくなるとともに、西口でもJRと西鉄の改札口が分離され、改札内でのJR・西鉄相互の乗換ができなくなった[注釈 3]。また、前述の連絡橋口新設に伴いJRの西口改札が使用停止となり、西口からJRのりばへの入出場や改札内での東口・西口相互移動もできなくなった。

東口駅舎は一部2階建て構造となっている。当初3階建てで設計されていたが、石炭産業の斜陽化に伴い設計変更されている[11]ファミリーマート(JR大牟田駅店[注釈 4])などが入居している[注釈 5]

西口駅舎は平屋建て構造となっている。ファミリーマート(大牟田駅西口店[注釈 6])がある。
JR九州

JR 大牟田駅
おおむた
Ōmuta

◄JB26
銀水 (3.2 km) (4.1 km) 荒尾 JB28►
所在地福岡県大牟田市不知火町一丁目24.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度1分46.84秒 東経130度26分38.79秒 / 北緯33.0296778度 東経130.4441083度 / 33.0296778; 130.4441083 (JR 大牟田駅)座標: 北緯33度1分46.84秒 東経130度26分38.79秒 / 北緯33.0296778度 東経130.4441083度 / 33.0296778; 130.4441083 (JR 大牟田駅)
駅番号JB  27 
所属事業者九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線JB 鹿児島本線
キロ程147.5 km(門司港起点)
電報略号オム
駅構造地上駅
ホーム2面3線[5]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:65 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef